ジャッカルの日

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【ウルバト】「力」★3怪獣レビュー  『ウルトラ怪獣バトルブリーダーズ』

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 は、他の相性と比べて近距離型が多め。近距離型は攻撃・命中にアップ補正がかかるので、数値以上にパワフルと言える。アタッカーは当然のように層が厚いが、防御型タンクも充実しており、ダメージカット&強力なデバフを持つキングジョー、身代わり効果を持つタッコングやシェパードンといった強力な固有スキルの持ち主が多い(その反面、回避型タンクは少なめの傾向にある)。継承スキルや固有スキルで反撃が可能になる怪獣も多く、特に固有スキルで距離問わず確定反撃が出せるドラゴリーとマガオロチの存在が光る。ロボット怪獣が多いわりに、宇宙人が非常に少ないのも特徴。※2021/3/16更新

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★1・★2怪獣レビューはこちら

・「どんなクエストにも連れていける=汎用性高し」という観点から、SABCDEの6段階で評価をしています。汎用性が低いからといって弱いわけではなく、特定の状況ではすさまじい性能を発揮したりします。「襲撃/防衛適正」は、アリーナの襲撃または防衛に向いているかどうかの評価になります。おれも全怪獣を育て切ったわけではないので、フレの怪獣を使った感触とか、あるいはスペックを見て想像で書いてる部分もあるので参考くらいにしといてください。また、★3怪獣レビューとありますが、一部★6怪獣も含みます。

 

■もくじ

 

 

【昭和作品】

どくろ怪獣 レッドキング【Re】 /近/怪獣/★★★(探査)
・移動力:2 ・攻撃/必殺属性:無/地 ・弱点:毒
・タンク(防御)orアタッカー ・汎用性:D ・襲撃/防衛適正:D/C

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 遠距離型になったリビルドレッドキング。バトル開始時は防御タンク型だが、HPが65%以下になると攻撃力が大幅アップ(+406)、防御力が大幅ダウン(近・遠ともに-300)し、アタッカーへと変貌する。変貌後の攻撃力1111は全怪獣中ぶっちぎりのトップ。ちなみに近距離パワー型の印象が強いレッドキングだが、『マックス』登場時は遠距離攻撃を使いこなしていたほか、強固な甲殻の持ち主であることがアピールされていた。必殺技は微妙な威力で範囲も1マスのみだが、周囲2マスの相手に固定の中ダメージを与えるというやや変則的なもので、実質的な範囲自体はかなり広い。
 固有スキルには味方のHPが0になるたびに、攻撃力と必殺技攻撃力が永続的に350アップする効果もある。★2レッドキングやゾアムルチなどと同じく、ギエロン星獣やジェロニモンなどの復活怪獣と組み合わせると強烈。この効果はHPが65%以下になる前でも有効なので、状況次第ではタンク型の時でもある程度の火力を発揮できるようになる。リーダースキルは自身のみに効果があるHP・攻撃力 中アップ。継承スキルは耐性 気絶(超)防御力(遠) 超アップと、ユニークなものが揃っているが微妙に活かしにくい。他のリビルド怪獣と比べると探査クエスト攻略にも使いづらく、優先度はそれほど高くない。
 個性的ではあるが、運用の仕方に困る1匹。「HP65%以下」という条件は狙って満たすのが意外に難しい。変貌後はまさに紙耐久で、身代わりタンクなどもすでに倒されている状況がほとんどなので、せっかくの攻撃力を活かせずそのまま倒されてしまう可能性が高い。前述の通り固有スキルで火力を補えるため、復活・召喚持ちの怪獣と組んで被撃破回数を稼ぎつつ、自身は防御をガチガチに固めるという手もある。不意の一撃死を防ぐためにもガードは継承させておきたい。

 

地底怪獣 テレスドン /遠/怪獣/★★★(限定)/覚醒対応(優先度:C)

・移動力:2 ・攻撃/必殺属性:風/火 ・弱点:雷
・デバッファー&タンク(防御) ・汎用性:B ・襲撃/防衛適正:A/B

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 アギラと並んで「斜め前から見ると印象が違う怪獣」ベスト2(個人の感想です)。ナパームをも防ぐ強固な皮膚を持つタンク型。

 固有スキル「5つの脳」は、攻撃時に周囲3マスの相手の必殺技を封印するという強力なもの。どうでもいいけど、こいつに5つの脳があるという設定は特撮ファンでも忘れてると思う。劇中のウルトラマンはいっさい光線技を使わずこいつと戦っていたが、この固有スキルでスペシウム光線を封じられていたのだとすればつじつまが合いますネ(斜め上の原作再現で感心した)。T字型に広がる必殺技は威力こそイマイチだがSP大ダウン効果があり、これも相手の必殺技阻止には有効。ちなみに地底怪獣のくせに通常攻撃は風属性だが、これは『ウルトラマンX』で披露した空中きりもみアタックが元になっている。

 難点はHP 大アップ以外の継承スキルが微妙で育成難度が高めな点。タンクのくせに耐久面を底上げする固有効果を持たないのは物足りないが、覚醒するとバトル中2回のみ、攻撃を受けた時に潜伏&移動力+2&相手すり抜けという地底怪獣らしい能力を発揮できるようになるため、テレスドン自身の生存率はアップする。ガチガチに守りを固める必要が薄れるため、継承スキルを他の能力アップに回しやすくなるのはありがたい。継承スキル最優先候補は使い勝手を大きく向上させる移動力 アップで、移動力 アップ(+1)と併用してもいいくらいだ。それ以外の枠はチームに合せて全体バフ、デバフを詰め込んでおきたい。ちなみに覚醒すると『ウルトラマン』登場の味方のみ暗闇確率を大ダウンできるようになるが、これはオマケ程度。ナイトファング対策には有効だがガタノゾーアの究極確率の暗闇付与に対しては心もとない(ただ石化光線を封印できるため、ガタノゾーア対策としては悪くない)。

 総じて、「相手の必殺技を封じる」という役割にだけ注目すれば圧倒的に強力な1匹と言える。巨大ヤプールやノーバ、アストロモンスといったSPダウンに長けた怪獣たちの出番を完全に奪ってしまったほどの使いやすさを誇る。ただ、各種封印は怪獣1匹につき1種類しか付与できないことを覚えておきたい。考え無しに必殺封印をばら撒いてしまうと、肝心な時にガード反撃・復活等の発動を許してしまう可能性もある。

 

棲星怪獣 ジャミラ /遠/怪獣/★★★/覚醒対応(優先度:C)
・移動力:2 ・攻撃/必殺属性:無/火 ・弱点:水
・デバッファー ・汎用性:D ・襲撃/防衛適正:C/D

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 緑の地球がよほど憎いのか、を弱らせるスキルに長けている。マガパンドンの初期継承スキル必殺技攻撃力 中ダウン(技)も継承させれば、怪獣の防御力(近)以外の全ステータスを下げることが可能。ちなみに継承スキルで攻撃力 中ダウン(技)を持つのはジャミラとラゴラスのみ、リーダースキル防御力(遠) 中ダウン(技)を持つのはジャミラのみとなる。アンチデバッファーは意外と多いが、ここまでデバフに徹している怪獣はなかなかいない。

  固有スキルは攻撃した相手を中確率で火傷にし、2ターンのあいだ必殺攻撃力を中ダウンさせる効果。覚醒すると火傷付与が超確率になるほか、ターン開始時に火傷状態の相手の防御・回避を中ダウンすることができる。このデバフ効果にはターン制限がないのが特徴で、永続的に回避・防御をダウンさせられるのが強みとなる徴。マガパンドン、デマーガ等の火傷ばら撒きに長けた怪獣と組めば強固な防御型タンクも突破し得るだろう。

 難点は基礎パラメータの貧弱さ。火力は並で命中も低めなのでアタッカーとしては期待できない。必殺技は範囲が広く高確率の火傷付与効果もあるので、マガパンドンらが火傷にし損ねた相手を攻撃or必殺で狙っていくのが主な役目になる。継承スキルは前述の通りデバフに徹する手もあるが、火傷チーム用にバフを詰め込めば汎用性はさらに上がるだろう。


古代怪獣 ゴモラ /近/怪獣/★★★(限定)/覚醒対応(優先度:B)
・移動力:3 ・攻撃/必殺属性:無/地 ・弱点:水
・アタッカー ・汎用性:B ・襲撃/防衛適正:C/D

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 攻撃を受けると2ターンのあいだ必殺技攻撃力・運がアップする固有スキルを持つ。効果自体は悪くないが必殺技を受けた時は発動せず、ゴモラ自身の耐久力が低めのため、高難易度クエストやアリーナ防衛では雄叫びも反撃も繰り出せないまま沈みかねない。必殺技は範囲が広く、攻撃力 大アップのオマケもついているのでなかなか優秀。
 人気のわりに『ウルバト』では扱いづらく不遇な立場だったが、そのおかげかめでたく(?)初期怪獣の中では最初に上方修正された。移動力が1、HPが131、攻撃力が28、防御(近)が28アップし、固有スキルの必殺攻撃力・運アップ効果が中アップから大アップに変更。攻撃力はの近距離型の中でも高いほうで、移動力が上がったおかげもあり「シンプルで使いやすいアタッカー」の地位を獲得した。さらに覚醒すると固有スキルで攻撃力 大アップが追加されるほか、相手の通常攻撃によるダメージ量を大ダウンできる。

 タッコングやシェパードンなど、身代わり効果を持つタンクとの相性は抜群。レジェンドを除けばファーストジェネレーション(FG)の中で最も高い攻撃を持つため、グランドキング中心のチームでも活躍できるだろう。

≪育成例≫

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 とにかく攻撃力アップに特化した形。味方にも攻撃力 中アップ(力)を継承させれば4000突破も軽い。命中率にはやや不安があるので、味方に命中 アップ(力)持ちが欲しいところ。ただこれはタッコングのような身代わりタンクがいなかったころの調整なので、今ならHP 大アップも攻撃・命中アップ系に取り換えて運用したい。

 

怪獣酋長 ジェロニモン /遠/怪獣/★★★(イベント)
・移動力:3 ・攻撃/必殺属性:闇/毒 ・弱点:火
・ヒーラー ・汎用性:A ・襲撃/防衛適正:D/B

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 期間限定イベントで入手できる1匹。発動こそランダムだが、死んだ怪獣を復活させるという固有スキルの恩恵は非常に大きく、ある意味で最強のヒーラーと言える。復活した怪獣は復活前のSPゲージを引き継ぐのもうれしいところ。ジェロニモン自身もそこそこ戦闘をこなせるのが強みで、移動力3の遠距離型はでは貴重。射程の広い必殺技も意外と強烈。統一チームやダークロプスゼロ配下の闇統一チームはもちろん、どんな怪獣と組ませても活躍できる汎用性の高さは素晴らしいの一言。スタッフも「強くし過ぎた」と後に語るほどの破格の性能を誇る。アリーナでも第4回の開催以降、長らく使用率トップ3に入っているほど(相性的に不利なはずの相性強化アリーナですら使用率は堂々の1位)だったが、さすがに昨今は以前ほど見かけなくなった。ボガールやスーパーヒッポリト星人といった復活アンチ怪獣が登場したため…というよりは、単にジェロニモンよりやっかいな怪獣が増えたというインフレ的な理由のほうが大きそうだ。とは言え、今現在でも常に番狂わせを起こしかねないイヤな存在であることには変わりがない。
 所持継承スキルはベターだがベストではないものばかりで、最終的には全とっかえになるだろう。普段使いするなら攻撃面を伸ばしてもいいし、アリーナ防衛を任せるならガードやHPアップ系でタフにしてやってもいい。回避 中アップ(遠)のリーダースキルを持つが、半端なジェロニモンの回避率ではアタッカーにはまず太刀打ちできないので、回避に特化する意義は薄い。アリーナで使うなら全体バフ・デバフに徹するか、徹底的に耐久を高めるかのどちらかにしたい。チーム全体でSPが溜まりやすくなるので、必殺技に特化するのも手。

 どんなチームにも有用に見える復活能力だが、実は混成チームとはやや相性が悪い。攻撃力 中アップ(混成:力技速)などの混成バフは、常時効果を発揮する攻撃力 中アップ(力)などと異なり「バトル開始時」に発動するため、バトルの途中で復活した怪獣はその恩恵を受けられない状態で戦うことになる。これは自前で復活能力を持つギエロン星獣やガゾート(覚醒)なども同様で、彼らは相性統一チームで運用したほうが安定する。

 余談だが、最近のシリーズではツノが生えているんだそうです(『ウルトラマン』登場時には生えていなかった)。

≪育成例≫

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 のバフに特化した形。リーダースキルと継承スキルで回避 中アップ×2、さらに味方のミクラスの回避 小アップ(全)効果も加わっているが、それでもなお回避率は微妙な数字だった。回避 中アップは防御力 中アップ(力)HP 大アップ辺りで上書きしたほうがいいだろう。


宇宙怪獣 エレキング /遠/怪獣/★★★(限定)/覚醒対応(優先度:B)
・移動力:2 ・攻撃/必殺属性:無/雷 ・弱点:火
・デバッファー ・汎用性:B ・襲撃/防衛適正:C/D

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 説明の必要がないほどの人気怪獣だが、『ウルバト』では初期実装怪獣ゆえの平均的なパラメータ配分のせいか地味な立場が続いていた。2020年1月15日に上方修正が行われ、HPが+233、防御力(近・遠)が各+37、命中が+141、必殺技攻撃力が+13にアップし、総戦闘力は5013に。さらに必殺技必要SPも-10されている。かなり打たれ強くなったほか、不安だった命中が大幅強化されたので固有スキル・必殺技を活かしやすくなっている。 

 固有スキルはエレキングが相手を倒すと、フェイズ終了まで相手全員の防御力・回避率を中ダウンするという強力なデバフ効果。しかも覚醒するとエレキングがアタックするだけで発動するという、ヤケクソにも近い大幅強化を得ている。発動条件はかなり緩く、毎ターンのように相性問わず味方の火力の底上げできるのは間違いなく強力。余裕があれば移動力アップ系を継承させたいところ。移動力 アップ(+1)を付けるだけでもずいぶん使い勝手が上がる。

 必殺技で相手を気絶させられるのも強みで、気絶した相手はガード反撃を発動できなくなるため安全に仕留められる。エレキングの必殺技はバキシムやEXゴモラと比べると気絶付与確率がやや低めな一方、必要SPが少なく早めに放てるという特徴を持つ。覚醒すると必殺技も強化され、対象の隣接2マス内の相手にも中ダメージ&高確率で気絶を与えることが可能。覚醒で化けた万能デバッファーと言える。


宇宙ロボット キングジョー /近/ロボット/★★★(限定)/覚醒対応(優先度:A)
・移動力:2 ・攻撃/必殺属性:無/雷 ・弱点:雷
・タンク(防御)&デバッファー ・汎用性:C ・襲撃/防衛適正:C/B

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 セブンの攻撃をことごとく跳ね返した頑強さは『ウルバト』でも健在。相手の防御力(と運)を中ダウンさせる強力な固有スキルもウリの1つ。相手と隣接していないと発動しないが、このタフさなら敵陣に突っ込ませても安心だ。同じくのタンク型ロボット・エースロボットと比べるとパラメータが一回り高く、必殺技でさらに防御を上げられるのが頼もしい。ペダンの技術はヤプールをも上回る。覚醒後は攻撃力・必殺技攻撃力も中ダウン可能になり、から受けるダメージが大ダウンする。タンクとしてもデバッファーとしても一回り強化され、使い勝手がかなり向上した。

 所持継承スキルに防御力(近) 大アップ防御力(遠) 大アップを両方持つ貴重な怪獣でもある。ただ防御力 大アップHP・防御力 中アップと比べると効果は低く、スキルエッグデバイスで防御力 アップ(+固定値)が簡単に手に入る昨今ではあまり優先度は高くない。ガッチリ守りを固めたい場合、継承スキルは総とっかえになるので実戦投入にはやや手間がかかる。

 

双頭怪獣 改造パンドン /遠/怪獣/★★★(限定)
・移動力:2 ・攻撃/必殺属性:火/光 ・弱点:水
・アタッカー ・汎用性:C ・襲撃/防衛適正:C/D

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 公式ツイッターの無駄に凝った予告画像のおかげか、参戦発表時はトレンド入りするほどの話題性。パンドンと比べると首のあたりがふっくらしているのが特徴(『ウルトラセブン』放映時のスチル写真などを見る限り、パンドンの時点でちょっと首がたわんでいるようにも思えるがよくわからない。単に着ぐるみが撮影→改造の経過で劣化したのかもしれない)。改造前からHPは大幅にアップしているものの、攻撃・命中・運といったアタッカーに必要なパラメータは微増といったところ。回避に至っては半減しているが、元々あって無かったようなものだし間に合わせの改造だから仕方ないかもしれない。

 味方に自分以外の改造パンドンがいないとき、バトル開始時に『ウルトラセブン』ユニットの攻撃力を大アップすることができる。また、攻撃すると相手の攻撃力を2ターンのあいだ中ダウンでき、さらに攻撃がダウンしている相手にアタックする時にダメージが大アップする能力を持つ。「攻撃がダウンしている」というのは基礎能力値よりさらにダウンしている状態を指すため、攻撃バフが当たり前のアタッカーに対しては発動しにくい。とは言え、並のアタッカー相手ならそもそもダメージアップが発動しなくてもじゅうぶん対処できる。攻撃面を強化していることが少ない防御型タンクに発動できれば効果的、といったところだろう。必殺技はアイスラッガー投げ返しで、8マスという圧倒的に広い範囲がウリ。威力もそれなりでHPが100%未満の相手にはダメージ中アップの効果がある。ウルトラセブンに放つと回避されるうえ自分が倒れるという忠実すぎる性能だが、一部のイベントや探査以外では気にすることはない(ニセ・ウルトラセブンにはもちろん普通に効く。セブンに化けたババルウ星人については未検証)。必殺技はトータルで見ればかなり優秀なので必殺特化にするのも悪くなさそう。セブンの放つ本家アイスラッガーよりはるかに強力なのは、まあ改造パンドンの手柄ということにしておこう。

 『セブン』怪獣はわりと充実しているので、混成チームでも統一チームでもそれなりにバラエティに富んだチームを組めるが、微妙に物足りない感はある。カプセル怪獣チームなら混成:力技速を無理なく達成でき、かつ遠距離で統一できるが構成難易度は高く、趣味寄りになってしまうのは否めない。単体でも優秀なガッツ星人、ギエロン星獣あたりと組ませるのが無難だろうか。屈指の汎用性を誇るギエロン星獣だが、復活後は改造パンドンの固有スキルや攻撃力 中アップ(混成:力技速)の恩恵を受けられないことを覚えておきたい(どちらもバトル開始時に効果を発揮するため)。『セブン』怪獣には身代わりor攻撃集中タンクがいないので、シリーズ外から1体は入れておくと安心。

 

オイル怪獣 タッコング /近/怪獣/★★★(限定)/覚醒対応(優先度:A)
・移動力:2 ・攻撃/必殺属性:無/火 ・弱点:雷
・タンク(防御) ・汎用性:A ・襲撃/防衛適正:A/B

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 ありそうで無かった、範囲内の味方へのアタックに対して身代わりとなる効果+身代わり時防御力超アップの固有スキルを持つタンク中のタンク。明らかに『タイガ』出演回での活躍を再現した内容となっている。ゴモラなどが持つ「攻撃を受けた時」が条件になっているスキルは、身代わりが発生したときにも発動するのがポイント。同じく反撃が可能なドラゴリー、ファイブキングとの相性は抜群。パラメータ配分も悪くなく、HPは防御型タンクの中でも高いほうで、命中も並のアタッカー程度はあるため最低 限の戦闘はこなせる。

 HP 中アップ(力)のリーダースキル・継承スキルを持つので統一チームの耐久力を底上げできる。必殺技で火傷付与+固有スキルで火傷耐性小ダウン(オイルを吹き出す攻撃の再現か)が可能なため、火傷チームの補完枠としても使えなくはない。移動力 アップがあれば対応力が増すが、アリーナ防衛などAIに任せる場合は守りたい味方と足並を揃える方がいいだろう。こちらが襲撃側の場合は身代わりを無効化するガピヤ星人アベルやウルトラマントレギア、身代わりした相手を石化する覚醒デアボリック等で対抗するか、ケムール人の誘拐、にせウルトラマンやグリムドのノックバックなどを駆使してタッコングを他の怪獣から引き離してやる手もある。

 覚醒すると身代わり範囲が隣接3マスと広くなり、身代わり時の火傷耐性ダウンが超ダウンに強化。さらに行動完了時に味方と隣接しているとき、次フェイズ終了まで防御力がウルトラアップする。ただでさえ高い防御を超アップ+ウルトラアップできるのは非常に頼もしく、使い方自体は大きく変わらないがまっとうなパワーアップと言えよう。

≪育成例≫

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 統一チームで使うことを前提とした型。移動力 アップは非常に便利だが耐久がやや落ちてしまう。この性能ならグリムドからHP・防御力 大アップを継承させても後悔はしなさそうだ(たぶん)。さらに耐久を上げるならリアルマネーの許す限りHP 中アップ(力)を量産したいところ。


一角超獣 バキシム /近/怪獣/★★★(限定)/対応(優先度:A)
・移動力:2 ・攻撃/必殺属性:無/火 ・弱点:氷
・アタッカー ・汎用性:C ・襲撃/防衛適正:C/C

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 『エース』『メビウス』で見せた、空をパリーンと割ってのインパクト溢れる出現を固有スキルで再現。味方が倒されると必殺技威力が大アップ、倒した相手の周囲に瞬時にワープするというものだが、これがかなりの曲者。ワープ直後に自分のフェイズに移ればそのまま強襲できるが、相手フェイズの最初に発動してしまった場合、敵地に放り込まれてそのままボコボコにされかねない。バキシム自体は打たれ強くないので、かなりリスキーな能力と言える。覚醒すると固有スキル発動時に潜伏効果も追加されるため、この問題はほぼ解消される。ついでに攻撃力・命中率も大アップするので、より使い勝手が増している。身代わり効果を持つシェパードン、スキューラと組ませるのも面白そうだ(自身が最初に倒される可能性が減る)。ちなみに味方のスキル効果で味方が倒れた場合(ボガールの捕食等)も相手の周辺にワープできる。
 少々クセのある固有スキルに比べ、必殺技・赤色レーザー(バキシクラッシャーというカッコいい名称があったはずだが…)は超確率で相手を気絶させるという強力なもの。気絶した相手は2ターンの間いっさい行動できず、反撃もできないので安全に仕留められる。並の怪獣なら必殺技が命中した時点で倒せるので、単体の強敵が出現するイベントクエスト向きの性能と言える。同じ気絶必殺技持ちのエレキングと比べると、バキシムのほうが射程が長く最大2体を巻き込めるうえ、気絶付与確率も高い。継承スキルはSPアップ系を優先させてやろう。


蛾超獣 ドラゴリー /近/怪獣/★★★(限定)/覚醒対応(優先度:S)
・移動力:2 ・攻撃/必殺属性:無/火 ・弱点:氷
・アタッカー ・汎用性:A ・襲撃/防衛適正:A/C

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 ムルチ(二代目)を素手で三枚おろしにした狂暴性を『ウルバト』でも遺憾なく発揮。余談だが『ウルバト』用に新規3Dモデルが作られた初のキャラクターでもある。固有スキルをレベル10まで上げると、100%の確率で反撃が可能になるという近距離型キラー。遠距離型で攻撃する、の近距離型アタッカーで一撃で倒すなど攻略法はいくらでもある…というのは以前までの話で、覚醒後はなんと遠距離にも確定反撃が可能になるほか、HPが超アップ&自身の通常攻撃で追加ダメージを与えられるようになり(相手に回避されてもダメージを与えられる)、攻守に隙のない性能となった。覚醒スキルの中でもメチャクチャに強力な効果で、覚醒後と覚醒前では性能に雲泥の差がある。タンクは回避型・防御型問わずドラゴリーの前では狩られるだけのカモと化すので、アリーナ襲撃には大活躍してくれる。アリーナ防衛役としても悪くなく、身代わりタンクと共に出撃させれば身代わり役の石化を狙ってくるデアボリックを反撃で返り討ちにできたりもする。
 継承スキルはとことん攻撃力特化、移動力 アップも優先させたい。前述の通り身代わり効果を持つタッコング、スキューラ等との組み合わせは強力で、ドラゴリー自身の耐久を伸ばす代わりに攻撃を伸ばせるので鉄板の組み合わせと言える。

≪育成例≫

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 統一チームで使うことを前提にした型なので、アタッカーなら普通は必須となる攻撃力 アップ(大)も外している。味方に防御力 中アップ(力)×2防御力 小アップ(全)を積めばこれくらいの防御力になり、攻撃力1800の近距離型(not)からの攻撃を2発受けても耐えられる計算になる(はず)。ただ、これはタッコングやスキューラなどの身代わり持ち怪獣が居なかったころの調整。身代わり持ちがいるなら防御関連は外して攻撃マシマシにしたほうが狙われやすくなり、反撃の機会も与ダメージも増える。


異次元超人 エースキラー /近/怪獣/★★★(限定)/覚醒対応(優先度:C)
・移動力:2 ・攻撃/必殺属性:無/闇 ・弱点:光
・アタッカー&デバッファー ・汎用性:D ・襲撃/防衛適正:C/D

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 相手の弱化にも長けたアタッカー。固有スキルは攻撃を当てた相手の移動力を次フェイズ終了まで2ダウン&必殺技攻撃力を中ダウンするというもの。鈍化を与えるわけではないので耐性に影響されず、攻撃するだけで100%発動するのが強み。攻撃集中効果を発動しているタンクがいる場合は有効に使えるかもしれない。また、相手AIは「移動できる分だけ移動する」という性質を持っているため、近距離型の相手を移動力1にできれば、次フェイズにエースキラー自身は攻撃されない(必殺技はくらう可能性があるが)。

 のヤプール配下の超獣たちは、複数の怪獣が出てくる通常クエストよりも、単体の強敵ボスが登場するイベント向きの性能をしている。エースキラーもその例に漏れず、豊富な防御デバフが持ち味。防御力 中ダウン(技)はスキューラ、ゴーデス、サンダーキラーといったアリーナの難敵に刺さる有用スキルで、なんとリーダースキルを含めてもエースキラーしか所持していないレアスキルでもある。ウルトラマンが相手にいれば、覚醒固有スキルで攻撃・必殺攻撃力を大アップできる「キラー」っぷりも頼もしい。ちなみに覚醒すると必殺技攻撃力ダウン効果が中から大にアップするほか、必殺技で相手を倒せなかったときにSPを吸収できるようになる。ちなみに必殺技には相手の防御を次フェイズまで超ダウンできる効果もあるので、味方の追撃、次フェイズの反撃で仕留めやすくなる。

 対ウルトラマンの秘密兵器としては悪くないが、テンペラー星人と比べると汎用性・爆発力が一歩劣る印象は拭い切れない。移動力ダウン効果はユニークなのだが、使い方には工夫がいりそうだ。なかなかテクニカルな1匹と言える。ちなみに文献によってロボット超人ともサイボーグ超人とも呼ばれているが、『ウルバト』での分類はロボットではなく怪獣。エースロボットと比べるとずいぶん動きが滑らかなので、やはり何らかの生命体を元にしたサイボーグなのだろう。


暴君怪獣 タイラント /近/怪獣/★★★(ミッション)
・移動力:2 ・攻撃/必殺属性:無/闇 ・弱点:風
・アタッカー ・汎用性:C ・襲撃/防衛適正:C/D

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 キャラクター(怪獣・ウルトラ必殺技込み)を50種類・100種類・150種類獲得するミッションの報酬で入手できる。オークションやショップで入手できない貴重な1体だが、その能力は折り紙付き。こいつの強さの源は所持継承スキルの豪華さにあり、特に移動力 アップ防御力 大アップは垂涎モノ。攻撃・防御・弱化・回復とマルチな能力を持っている辺りは合体怪獣らしい。リーダースキル攻撃力 中アップ(全)も多くのリーダースキルの上位互換となる破格の性能。アリーナでもそれなりの人気で、怪獣の中ではジェロニモンに次ぐ使用率をキープしている。

 ただ、移動力 アップ以外の継承スキルはあまりタイラント自身のスペックと噛み合っていない。耐久はそれなりにあるものの、防御 大アップ反撃を残すほどかと言われると大変微妙な数値。攻撃をしてきた相手を弱体化させる固有スキルは確かに耐久力前提ではあるものの、身代わり持ちのタンクと組ませればタイラント自身の耐久を上げる必要性は低い。高威力かつ回復効果のある必殺技は強力だが、これを活かすなら秘めたる力より素直に必殺技攻撃力アップ系のスキルを付けておいたほうがよさそうだ。あとは攻撃力・命中率を強化しておきたいところ。
 スキルの継承役として何体か量産しておきたいところだが、オークションやショップでの購入は不可能。相性(力)DNAや万能DNAで★5まで進化させ、DNA抽出→生成すれば4体まで増やすことができる。

≪育成例≫

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 基礎スペックの高さを最大限に活かした型で、味方の防御力 中アップ(力)防御力 小アップ(全)で耐久力も補完。これだけあれば固有スキルを活かせる場面も増えるだろう。


うす怪獣 モチロン /近/怪獣/★★★
・移動力:2 ・攻撃/必殺属性:無/地 ・弱点:火
・タンク(防御) ・汎用性:D ・襲撃/防衛適正:D/C

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 いろんな意味で『タロウ』を象徴する怪獣。攻撃を受けると攻撃集中効果が発揮され、相手の攻撃を引き付けられる固有スキルを持っている。味方を守る囮になれるため、CPU相手のクエスト攻略にはかなり有用。ただ最近は敵CPUがやや賢くなり、いちばん近くにいる怪獣ではなく、いちばん効果的にダメージを与えられる怪獣を優先して狙うようになってきているので(具体的には「一撃で倒せる怪獣」から優先して狙われるため、防御の高いタンクは狙われにくい。一撃で倒せる怪獣が複数いる時はHPが高い怪獣が優先される)、相手の射程範囲を意識しつつモチロンを先行させる必要が出てきた。敵味方が入り乱れる乱戦状態では元来タフなモチロンは狙われにくく、攻撃集中効果を発揮しにくくなることは意識しておきたい。

 同じ条件で攻撃集中効果を発揮するのタンクにはガンQがいる。モチロンの強みはパラメータが一回り高い点と、固有スキル発動で防御力も中アップする点。波状攻撃にも耐えやすくなるのでタフさ自体はなかなかのもの。
 多くの怪獣にとって有用なHP 大アップの継承スキルを最初から所持しているのも特徴。限定怪獣ではないので手に入れやすいのもうれしいところ。お餅おいしい。

 

双子怪獣 レッドギラス /近/怪獣/★★★(限定)
・移動力:2 ・攻撃/必殺属性:無/雷(風) ・弱点:光
・アタッカー&デバッファー ・汎用性:C  ・襲撃/防衛適正:C/D

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 ブラックギラスの弟が『ウルバト』に同時参戦。単なる色違いのコンパチではなく、背中のコブの付き方などを見ると細かな違いがあることがわかる。レッドギラスにはゴジラのような背ビレがあるのも特徴の1つ。

 移動力1以下の相手に攻撃する時はダメージが超アップ、移動力0の相手ならさらにダメージが中アップする。基本、どんなに移動力を下げられようが鈍化状態になろうが、ユニットの移動力は1までしか下がらないことは覚えておきたい。移動力0はブラックギラスの固有スキルか、自身の必殺技に頼らないと条件達成できない(一応、スキルボタン発動前のゴメスも移動力0だが、こいつに攻撃されるまでスキルを発動しない状況はありえない)が、移動力1の相手に攻撃するだけでもじゅうぶん強烈。さらに攻撃時、隣接状態の相手に究極確率で鈍化を付与することも可能。わざわざ耐性 鈍化を残している怪獣はまずいないため、アリーナであればほぼ確実に鈍化できる。個で完結している分、兄に比べれば汎用性はやや高いと言える。

 文字通りの大技(必要SP150)である必殺技の追加効果は、鈍化状態の相手を2ターンのあいだ移動力0にするというもの。ブラックギラスが仲間にいるフェイズであればギラススピンへと変化し、攻撃力2003の風属性、射程3の範囲9マスとなり、1度アタックを受けるまでダメージ超ダウン、隣接2マスの相手に300ダメージを与える最強クラスの必殺技となる。サデス&デアボリックとの違いは、相棒のブラックギラスも同性能のギラススピンを放てるという点。デスフェイサー並の高威力、かつ広範囲で固定ダメージ追加の必殺技を2連発もすれば敵陣は壊滅、東京沈没セブン沈黙は必至。ただ、使える機会の少ない必殺技のために継承スキル枠を割くのは少々ためらわれる。継承スキルは攻撃アップ・移動力アップ優先でよさそうだ。

 攻撃と運はなかなか高く、のマグマ星人、のブラックギラスとの混成チームでは高火力を叩き出すメインアタッカーとなれる。3体揃っていないとうまくシナジーが働かず、3体とも耐久は並なのでタンク役を1匹入れて運用したいところ。候補はSPアップに貢献できるエレキング(放電光線)だろうか(鈍化をうまく使えるのなら、身代わりタンクより攻撃集中タンクのほうが輝くかもしれない)。初期継承スキル攻撃力 中アップ(混成:力技速)はめちゃくちゃ便利なので、キリエロイドⅡをキープし忘れているのなら迷わずゲットして問題ない。

 

円盤生物 シルバーブルーメ /遠/怪獣/★★★(限定)
・移動力:3 ・攻撃/必殺属性:無/毒 ・弱点:火
・デバッファー ・汎用性:E ・襲撃/防衛適正:C/D

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 あまりパワフルな印象はないが、劇中で見せた悪辣暴虐な振る舞いはある意味でと言えるかもしれない。障害物を破壊すると周囲隣接2マスの障害物も併せて破壊(1500ダメージ)、かつ破壊した障害物の個数ぶんSP小アップ、次フェイズ終了まで敵全体の攻撃力ウルトラダウンの効果を重ねがけする。要所を破壊し相手の士気と戦力を奪う、生体兵器ならではのイヤらしさが存分に発揮されている。さらに自らを攻撃してきた相手を究極確率(ほぼ100%)で毒状態にすることが可能。必殺技は威力こそ低めだが必要SPも70と軽く、毒状態の相手をアタック中のみ復活封印&被ダメージウルトラアップの追加効果を持つ。

 円盤生物らしく搦め手に長けたコンボ前提の性能だが、お世辞にも汎用性が高いとは言い難い。どんなステージでもある程度の仕事ができるゴルザ【Re】と異なり、障害物がないとデバッファーとしての強みをほとんど発揮できない点が痛い。自分以外に毒をばら撒ける味方&SP回転率を上げられる味方がいないと必殺技も安定運用できない。高いHPと並の防御力、優れた命中と防御タンク並の低攻撃力というステータスもテコ入れが難しい。継承スキルHP・必殺 中アップを持つ初の怪獣だが(いちおう防御力(遠) 小ダウン(遠)も初登場)、素の必殺技威力が低めなので必殺技攻撃力 アップ(+400)以上は調達したいところ。 どうにも指令泣かせの曲者だが、相手全体の攻撃力をウルトラダウンというデバフ能力自体はインチキじみた強力さ。よほど攻撃バフを重ねている相手でもない限り、2つか3つ障害物を壊せばほぼ完全に無力化できる。バトル序盤で有利な盤面を整え、一気に制圧する奇襲向けの性能と言えるだろう。

 チーム編成の難易度も高め。【連携:円盤生物】を持つものの、シナジーの高いのノーバ(レッドクレイジーガス)は近距離型。全体バフをかけるなら混成:力技速に頼るしかない。のノーバは現状では力不足感が否めないため、こだわりが無いのならば汎用性の高い怪獣と組ませてやったほうがいいだろう。毒チームを組むならノーバRCGのほかセグメゲルも候補に入るが、回避に長けたこの2匹は身代わりタンクとの相性があまり良くない。一方、シルバーブルーメ自身は身代わりタンクと組ませたい性能なのでどうにもちぐはぐになってしまう。全怪獣の中でもトップクラスで玄人向けの性能と言え、初心者にはオススメしにくいが、唯一無二の能力を持つ1匹であることは間違いない。

 

【平成・令和作品(~『サーガ』)】

超古代怪獣 ゴルザ【Re】 /遠/怪獣/★★★(探査)
・移動力:2 ・攻撃/必殺属性:無/火 ・弱点:水
・アタッカー ・汎用性:C ・襲撃/防衛適正:C/C

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 探査クエストで入手できるリビルド怪獣第2弾。パラメータは★1のゴルザから爆増、平均以上のHP・攻撃・防御・命中を誇りアタッカー適性を得た。必殺技は2ターンの間防御大アップ+射程問わず反撃可能になるという強烈な効果を持ち、威力も合格点なので非常に優秀。第4継承スキル攻撃・防御 中アップもなかなか魅力的で、継承用に育成するのもアリ。

 注目すべきは固有スキルで、ステージに障害物がある場合は移動力+2、障害物に攻撃すると隣接2マスの障害物にも連鎖して1000ダメージ、さらに次フェイズまで防御がウルトラアップする。加えて4ターンの間、破壊した障害物の数のぶんだけ攻撃力が中アップする。つまり障害物を壊せば壊すほど攻守がパワーアップするわけで、ここまでステージの状況に左右される怪獣はゴルザ【Re】かシルバーブルーメくらいだろう。固有スキルの汎用性自体はお世辞にも高いとは言えないが爆発力は高く、前述の通りパラメータと必殺技は優秀なので、障害物の少ないステージでも最低限の仕事はできるだろう。メルバ【Re】との相性もそれなりに良く、タッグを組ませて活躍させるのも実用的なレベル。


電脳魔神 デスフェイサー /遠/ロボット/★★★(限定)/覚醒対応(優先度:A)
移動力:1 ・攻撃/必殺属性:火/火 ・弱点:雷
・アタッカー ・汎用性:C ・襲撃/防衛適正:C/D

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 地球の科学力とモネラ星人の悪意が生み出した最凶兵器。移動力は最低の1で、火属性こそ付いているが攻撃力自体は並。その一方で全怪獣中ぶっちぎりトップの必殺技攻撃力と命中率を誇る、原作通りの必殺技砲台(ネオマキシマ砲は島1つ吹き飛ばす超威力を持つものの、チャージ中は動けないという欠点を抱えていた)。パラメータ配分から固有スキルまで含め、劇中の再現度はカンペキに近い。良い。

 必殺技は他の怪獣と比べると必要なSPが多めになっており、待機するとSPが中アップ(&次フェイズまでSP獲得率小アップ)する固有スキルを活用しても、発動までは少々時間がかかる。とはいえ威力は前述の通りトップクラスで、射程も前方6マスをぶち抜く豪快&爽快なモノ。相手の移動力を破滅的にダウンさせる効果があり、遠くにいる相手なら例え耐えられても時間稼ぎができる。高い命中率のおかげで回避型タンクにも撃ちやすい。継承スキルはSPアップ系は確定、必殺技 大アップも必須級。マキシマ砲発動はたいてい5ターン目以降になるため、秘めたる力も候補に入る。固有スキルには攻撃するとSP小アップ&相手のSP中ダウンの効果もあるので、移動力 アップで前線に出るのも回転率を高める手段としては有効だ。

 覚醒すると攻撃時のSPアップが中アップに上昇するほか、攻撃するたびに10ターンのあいだ必殺技攻撃力が550アップの効果が発動する。さらに移動せずに待機した場合、1度アタックするまで必殺技の射程が変化(7マス先まで届くようになるほか、斜め前方にもアタック可能)。攻撃するだけでも範囲変化効果は切れてしまうので、待機すべきかどうかは周囲の状況をよく見て考えたい。普通に移動、または攻撃したほうがいい場合も多いだろう。覚醒しても使いやすさはたいして上がっておらず、必殺技はかなりのオーバーキルダメージになりそうだが、わざわざデスフェイサーを使うのは規格外の高火力が必要な場面なのだから覚醒させなければもったいない。

 高難易度クエスト、ダメージランキングイベントでは文字通りの切り札となってくれるだろう。アリーナでは、こいつの必殺技を撃ちたいような防御型タンクは高確率でガードを所持しているのが難点。ガード封印持ちと組み合わせるか、ガードされても問題ないまでに威力を極めるかは味方次第。

≪育成例≫

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 移動力アップSP 大アップを継承し、とにかく必殺技に特化した形。必殺技威力はもっと高めることも可能だが、現状でも並の相手は一撃で吹っ飛ぶのでじゅうぶん過ぎると言える。圧倒的命中率と移動力3を活かして柔軟に立ち回れる。


奇獣 ガンQ(コードNo.01) /遠/怪獣/★★★(限定)/覚醒対応(優先度:B)
・移動力:2 ・攻撃/必殺属性:無/闇 ・弱点:光
・タンク(防御) ・汎用性:B ・襲撃/防衛適正:B/C

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 外見と名前のインパクトで『ガイア』怪獣の中では一際知名度が高い。攻撃を受けると攻撃集中効果を発揮し、囮役になる固有スキルを持つ。の攻撃集中タンクとしては、同様の固有スキルを持つ怪獣にモチロンがいる。ガンQは攻撃集中効果が2ターンの間続くのが特徴かつ最大の長所で(モチロンは1ターン)、相手の動きを制限しやすいのが利点。必殺技効果も、モチロンが運 アップというタンクとしては微妙過ぎるものなのに対し、ガンQは広範囲に回避率 大ダウンをばらまくことが可能。

 攻撃集中役では防御だけでなく回避にも優れたペダニウムゼットン、の防御タンクでは扱いやすい身代わり能力を持つタッコングにお株を奪われる期間が長く続いていたが、彼らに先んじて覚醒対応した。覚醒すると必殺を受けた時も攻撃集中効果が発動し、かつ遠距離型の攻撃を受けた時にHPが中回復する。また、攻撃した相手に0~4回ランダムで攻撃中ダウンの効果を発揮することもできる。汎用性・確実性にはやや欠けるものの、実質的な耐久力アップにつながる覚醒と言える。
 所持継承スキルはガード以外は少々物足りないので、HP・防御アップ系を継承させたい。回避率 中ダウン(速)は効果こそ強力だが、の防御型タンクに持たせたいようなスキルではない。

≪育成例≫

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 特にひねりの無い、防御タンク鉄板のスキル構成。高難度クエストからアリーナの攻防まで幅広く使える型。

 

ニセ・ウルトラマンガイア /遠/怪獣/★★★(限定)
・移動力:2 ・攻撃/必殺属性:無/地 ・弱点:火
・バッファー&デバッファー ・汎用性:D ・襲撃/防衛適正:C/D

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 金属生命体ミーモスの変身であり「闇と模倣の巨人」の1体。攻撃時にティガ・ダイナ・ガイア勢(以下TDG)の味方の必殺と命中を、必殺技攻撃時に攻撃を、それぞれフェイズ終了まで大アップできる。1ターン開始時にSPが満タンになるほか、HPが100%未満になったときに正体を現し、1度だけ待機時に隣接マスの相手に4回小ダメージ&次フェイズ終了まで攻撃封印を与えることが可能(金属片ブーメランでガイアを磔にした能力の再現か)。この“正体半分見えてるシーン”をCG化するとはちょっと思っていなかった。すごい。
 TDG勢の火力アップに長けた性能だが、キングオブモンス軸の赤い球混成チームとの相性は「悪くはないがベストでもない」程度。というか、赤い球チームの現状の完成度が高すぎる(空き枠に誰を入れても強い)。本人の必殺技の威力が低いため、ニセメビウス軸の闇と模倣の巨人チームでも出番があるかどうか微妙なところ。
 注目すべきはやはり変身後の攻撃封印能力。位置取りさえ気を付ければ複数の相手に発動できるのは大きく、わずかながらダメージも与えられるのも悪くない。AI任せでは発動できる機会がほぼ無いのが惜しまれる。研究次第&TDG勢の今後の充実で評価が変わってきそうな1体。

 


最強合体獣 キングオブモンス /近/怪獣/★★★(限定)/覚醒対応(優先度:A)
・移動力:2 ・攻撃/必殺属性:無/火 ・弱点:光
・アタッカー 汎用性:C ・襲撃/防衛適正:S/D

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 ひたすら攻撃力に特化した性能で、固有スキルが発動するたびに攻撃力&命中率が中アップ、おまけに必殺技でも攻撃力が超アップ。その攻撃力は容易に2000を超え、スキル・必殺技の発動状況によっては5000超えも可能。伸び代の高さは最強の名に恥じない。ただそれはあくまで理論上の話で、最大のネックは「攻撃を受けた時」という固有スキルの発動条件。アタッカーにしては比較的マシな耐久だが、1回発動できれば御の字と言える。

 怪獣の火力がインフレ気味になってからはすっかり一線を引いていたが、スキューラの登場に併せてバジリスと共に覚醒対応。パラメータもHPが+125、攻撃力が+29され戦闘力は4998にアップした。覚醒すると攻撃・必殺・反撃を受けた時に攻撃力と命中率が超アップ、さらに1回攻撃・必殺を受けるまでは受けるダメージが大ダウンするようになった。反撃持ちにも積極的にアタックしていけるのが強みの1つ。さらにリーダーでバトル開始時、の怪獣が揃っていると自らの攻撃が超アップ、さらにの味方の攻撃が中アップする。

 覚醒後はツルギデマーガと同じく、相性混成チームで本領を発揮する怪獣と言える。むろんのバジリス、のスキューラとのシナジーは高い。ダメージダウン効果が1回だけというのはゴモラやギャラクトロンと比べると少々物足りないが、これも身代わり能力を持つスキューラと組ませることである程度解決できる。総合的に見ると、覚醒後もキングオブモンス単体での使いやすさは正直あまり上がっていないのだが、特定のチームでとんでもない火力を発揮できるようになった。「連携」とはまた違う形で怪獣たちのチームワークを再現した、尖った個性の持ち主と言える。継承スキルはひたすら攻撃アップでOK。移動力 アップもあればアリーナで2ターン目にほぼ確実にガタノゾーアを処理でき、非常に頼もしい。

 ≪育成例≫

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 バトル開始直後の段階で攻撃力4000突破、ここから固有スキルや必殺技を発動させれば5000突破も軽い。サポート怪獣を使えないアリーナでは1回り下のパラメータになるが、それでも並のレジェンドならワンパン圏内で持って行くことが可能。ゼッパンドンもこいつ1匹で処理できる。


無双鉄神 インペライザー /近/ロボット/★★★
・移動力:3 ・攻撃/必殺属性:無/火 ・弱点:雷
・アタッカー 汎用性:D ・襲撃/防衛適正:D/D

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 自らを回復・強化しながら戦える、変わり種のアタッカー。固有スキルは味方と隣接していると、行動終了時にHP中回復に加え、攻撃力が2ターンの間中アップする効果。移動力3を生かし、先陣切って敵陣に突っ込ませていける。劇中で見せたテレポート能力の再現なのか、リーダースキル・継承スキル・必殺技効果で回避率をアップできるのが特徴。ただ残念なことにインペライザー自体の回避率は並レベルなので、高難度クエストやアリーナでは回避に期待はできない。リーダースキルの回避 中アップ(力)も、には実用に足る回避型タンクがグエバッサーくらいしかおらず、出番は少なめ。

 ロボット怪獣らしくカスタマイズしがいがあり、高めのHP、そこそこの攻撃力・命中率、並の回避率、どれを強化するかで使い勝手(と育成の手間)が変わりそうだ。継承スキルで補完するなら固有スキルで伸ばせる攻撃力、少々不安のある命中率がオススメ。回避チームに入れる場合でも、インペライザー自身はHPや防御を伸ばしたほうが活躍できるだろう。

 

ニセウルトラマンメビウス /遠/宇宙人/★★★(限定)
・移動力:2 ・攻撃/必殺属性:火/闇 ・弱点:光
・バッファー&アタッカー ・汎用性:C ・襲撃/防衛適正:B/B

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 ご存知、ザラブ星人の変身体の1つで、にせウルトラマンに変身した個体と比べると戦闘力は二回り高め(変身元のザラブも初代と比べてだいぶマッシブだったし)。では初の宇宙人ユニットでもある。パラメータ的には必殺寄りのアタッカーで、継承スキル・リーダースキルも必殺技を強化するものが揃っている。固有スキルは味方・相手のHPが0になった時、味方の「闇と模倣の巨人」の必殺技攻撃力が4ターンのあいだ中アップする。「闇と模倣の巨人」は分類とはまた異なるカテゴライズなので注意。イーヴィルティガのような「闇の巨人」のほか、宇宙人が化けたニセモノや本物そっくりに造られたロボットなどが該当する。闇堕ちしたとは言え、光の国出身であるベリアルやトレギアなどの分類「ウルトラマン(善悪)」のユニットは含まれないようだ。

 必殺バフは発動条件が緩く継続時間も長いので蓄積させやすく、かなりの威力アップが期待できる。ニセメビウス自身がで、混成:力技速スキルを持っていることを考えると、チームメイトとしては必殺技が強力なイーヴィルティガやウルトラマンオーブダーク、必殺技回転率の高いニセ・ウルトラセブン、扱いやすいニセウルトラマンダイナ辺りが有力候補となるだろうか。ニセメビウス艦隊でバフを重ねるのも悪くない選択肢。

 固有スキルには、2ターン目開始時に相手のいちばん攻撃力が高いユニットをウルトラ確率で混乱させる効果もある。2ターン目であれば相手もまだ密集している可能性が高いので、同士討ちが期待できる(この混乱効果は2ターン目中しか継続しない)。アリーナの防衛役としてはなかなか厭らしい性能で、ガタノゾーアを速攻で倒されることも減るだろう。ウルトラ確率なので半端な耐性スキルでは混乱を防げず、1ターン目のあいだにニセメビウスを倒すor固有スキルを封じるのも不可能に近い。相手にニセメビウスがいた場合、こちらの攻撃力がいちばん高いユニットの移動範囲に他の味方が入らないようにするか、ガタノゾーア、バルタン星人(パワード)、ゼッパンドンのようなダメージ軽減能力を持つ怪獣を置いておくことである程度被害を防げるだろう。
 混成、かつ偽トラマンチームで輝く性能であり、必殺技追加効果もウルトラマン(善悪)に放つときに命中&ダメージ量中アップというやや限定的なもの。汎用性はお世辞にも高いとは言えないが、バトル終盤にもなればメンバーの必殺技威力は軽く倍増する。ニセメビウスが複数体いればバフ効果はさらに増大、無数の相手が登場するイベントクエストなら必殺技威力10000超えも珍しくない。ダメージランキングイベントで高ダメージを叩き出したい時や、闇の巨人の一大軍団を従えたいブリーダーなら必携レベルだろう。

 

【平成・令和作品(ニュージェネ)】

地底聖獣 シェパードン /遠/怪獣/★★★(限定)/覚醒対応(優先度:S)
・移動力:1 ・攻撃/必殺属性:光/光 ・弱点:火
・ヒーラー&バッファー ・汎用性:C ・襲撃/防衛適正:B/A

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 ウルトラマンビクトリーの相棒で、その献身的な戦いぶりは『ウルバト』でも健在。自ら盾となって相手の必殺技によるダメージを味方の代わりに受け、さらシェパードンが倒されると味方のHPが中回復という泣かせる固有スキルを持つ。ちなみにホーやファイヤーウインダムなど、必殺技を受けることが条件になっている固有スキルは、シェパードンが代わりにダメージを受けた時も発動する。最初にシェパードンが倒されてしまうとあまり意味がない固有スキルだが、前線に出るまで時間がかかるので自身は狙われにくい(移動力の低さがメリットになる珍しい例)。攻撃集中効果とはまた別の形で相手の行動を制限する、面白い1匹。

 覚醒することで大幅にパワーアップするのが特徴。常時HPが大アップするほか、必殺技以外に通常攻撃も身代わり可能となるのが大きい。さらに倒された時の効果も味方全員のHPが中回復ではなく中アップになるため、HP満タンの味方にも有用。さらにランダムで味方1体の攻撃力を874アップすることもできる(874は何かの語呂合わせかと思ったが、★6時の最大HPの数値らしい)。その献身ぶりに磨きがかかり、身代わり役としてはタッコングやスキューラと双璧を成す性能。ただパラメータ的には「ちょっと頑丈」程度なので攻撃を受けられるのは1、2回が限度。味方を強化できる点に注目すべきだろう。

 ≪育成例≫

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 遠距離型強化アリーナでの使用を前提とした形。なんとなくHP 大アップは残してあるが、それ以外はひたすら味方のバフスキルを搭載。HP  小アップ(全)HP 中アップ(力)に変えるか、いっそ防御力 小ダウン(全)にして火力支援に特化してもよさそう。

 

超合体怪獣 ファイブキング /遠/怪獣/★★★(限定)
・移動力:1 ・攻撃/必殺属性:火/闇 ・弱点:光
・アタッカー ・汎用性:A ・襲撃/防衛適正:A/B

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 ファイヤーゴルザ、メルバ、レイキュバス、ガンQ、超コッヴを同時にモンスライブして生まれた合体怪獣。『ウルバト』では特にこれら5匹の能力を受け継いでいたりはしないが、水準以上の火力と命中率は頼もしい限り。アタッカーとしての性能だけを見れば、登場から時間の経った現在でもなお最強クラスと言って差し支えないだろう。
 固有スキルがレベル10になると相手の遠距離通常攻撃に対して100%反撃が可能なうえ、HPと防御力も高めで攻守に隙が無い。固有スキルはかなりの盛りだくさんぶりで、1度だけ必殺技のダメージを大幅にカットできるほか、必殺を放ってきた相手に大ダメージを与えることが可能。さらに1度必殺技を受けるまでは防御力(遠)が大アップ、SP獲得率が超アップする。テレスドンを始めとする、必殺技封じやSPダウンが得意な怪獣と組ませればバフが長持ちするだろう。
 固有スキルと比べるとリーダースキル・継承スキルは平凡なものの、これだけ基本スペックが高ければ許容範囲だろう。ただ移動力1はいかんともしがたい。アリーナ防衛「だけ」に専念するなら前線に出ないことが利点にもなるが、普段使いするなら移動力 アップは必須級。うまく時間を稼いでSPを溜め、広い射程と高威力、複数の状態異常付与を兼ね備えた強力無比な必殺技で相手全体を返り討ちにできれば理想的。どちらかと言えばアリーナ防衛よりも襲撃向きの性能で、回避型タンクで揃えた防衛チームにトドメを刺した1匹とも言える。総合的に見れば、弱点はあるが得意な相手にはとことん強い、理不尽過ぎない強豪といったところ。

 ≪育成例≫

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 基本スペックが優秀なので、ひたすら自己バフに特化するだけで手の付けられない強さになる。バトル開始直後の状態で戦闘力10000超えは驚異の一言。

 

宇宙怪獣 エレキング(放電光線) /近/怪獣/★★★(限定)
・移動力:3 ・攻撃/必殺属性:雷/雷 ・弱点:火
・タンク(防御&回避) ・汎用性:B ・襲撃/防衛適正:B/C

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 『ウルトラギャラクシー 大怪獣バトル』でレイの手持ちチームだったエレキング。リトラ(S)、ゴモラ(超振動波)とは【連携:レイのチーム】を発動できる。

 防御に加えて回避もそこそこ高めな万能タンクで、では初の自発的に攻撃集中効果を発揮できる怪獣でもある。固有スキルは攻撃時に次フェイズまで攻撃集中効果を発動するほか、自分がアタックされたときに味方全員のSPを10アップ(SP 小アップ相当)、加えて味方リーダーのSPをさらに10アップする。ちなみに必殺技は味方全体の必殺技攻撃力をフェイズ終了まで中アップできるほか、攻撃または必殺が水属性の相手にダメージが超アップする。水中戦が得意という特徴を再現しているが、対象となる水属性持ちは現状かなり少ない。アリーナで遭遇するのはスキューラくらいで、そのスキューラもエレキングが必殺技を撃てる段階ではだいたい沈んでいる。ただ対策として強力なのは間違いなく、有利相性・弱点・水特攻でかなりのダメージを与えられるため、ガチガチなスキューラを突破する鍵になるかもしれない。

 「回避・防御兼ね備えた囮役」としてはペダニウムゼットンが、「自発的に攻撃集中を発揮できる囮役」としてならサンダーキラー、ピッコロがライバルになるだろうか。彼らとは移動力3である点、相性である点、味方のSP・必殺技バフが可能な点、【連携】で底上げができる点で差別化可能。SP加速能力はかなり大きく、必殺技がカギになるクエストでは優先的に採用を検討できる。

 防御、回避は微妙に物足りないので可能であれば【連携】を発動させたいところ。レイのチームを組むなら、エレキングはHP・防御・回避を、ゴモラ(超振動波)は攻撃・回避・必殺技を、リトラ(S)は回避・必殺技を重視して伸ばしたい。相手の攻撃を回避しつつ、必殺技の連発で大逆転…というのが理想的な流れだが、攻撃力はやや控えめになりがちで少々テクニカルなチームと言える。残りのチームメンバーは悩みどころだが、【連携】強化のためにもう1匹のゴモラ(超振動波)を採用するのが無難か。『大怪獣バトルNEO』でレイが使用していたミクラスは、リトラ(S)やエレキング(放電光線)の移動力を上げ、囮として先行させられるので何気に悪くない選択肢。チームのコンセプト上、テレスドン(必殺技封じ)やファイブキング(必殺技反射・遠距離確定反撃)、ドラゴリー(確定反撃の回避型殺し)など怪獣が天敵になりがちなので、のアタッカーも候補に入る。

 

宇宙ロボット キングジョーブラック /遠/ロボット/★★★(限定)
・移動力:3 ・攻撃/必殺属性:火/火 ・弱点:雷
・アタッカー ・汎用性:B ・襲撃/防衛適正:C/D

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 の移動力3の遠距離型では最も攻撃力・命中が高くアタッカー適性はじゅうぶん。HP・防御力も水準以上。必殺技は威力こそ並だが防御力 大ダウン効果を持つ。堅くて速くて強いという、シンプルながら使いやすい名機。原作ではステルス機能を持っていたが、さすがにこの能力で回避まで高かったら強すぎるせいかそちらは特に再現されていない。
 固有スキルはへアタックするときにダメージ大アップ、アタックされるときはダメージ大ダウンという効果で、実質的にのみならずにも有利と言える。さらに攻撃したとき、中確率で相手に鈍化を与えるオマケ付き。
 リーダースキル、継承スキルも使いやすく、ケチの付けようがない。凍結は使い手が少ないので耐性 凍結(強)は上書きして構わないだろう。5枠目と併せて命中率 大アップ攻撃力 中アップ(力)を継承すれば完璧。

 

EXレッドキング /近/怪獣/★★★(限定)/覚醒対応(優先度:B)
・移動力:2 ・攻撃/必殺属性:無/火 ・弱点:水
・アタッカー ・汎用性:B ・襲撃/防衛適正:B/D

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 角度のせいか妙につぶらに見える瞳、実写版準拠の焦げたトウモロコシみたいな体色など、個人的なEXレッドキングのイメージとは少々かけ離れているのだがそれは置いとくとして、これぞレッドキングといった見事な脳筋アタッカーに仕上がっている。固有スキルが強烈で、攻撃時に隣接している相手全員に200前後のダメージ(わずかなブレあり。相手の最大HP等には関係なさそう)を与えることができるほか、ガードされた時には攻撃を、回避されたときは命中を2ターンの間アップできる。力の近距離アタッカーはいくらでもいるが、実質的な火力だけで言えばトップクラスと言っていいだろう。覚醒すると固有スキルでの追加ダメージが300にアップ、範囲も隣接2マスに拡大。攻撃と命中アップ効果もウルトラアップに強化された。ちなみに覚醒対応した2020年4月29日よりHPが上方修正、+132され903となかなかタフになっている。攻撃・命中バフは狙って発動しにくく保険程度の効果だが、固定ダメージ300というのはかなり破格で、EXレッドキング4体で艦隊を組めばほぼ倒せない相手はいないと言っていい。実際は相手ターンの攻撃を耐えるためのタンク役もいないと厳しそうだが…。

 防御力 小アップ(力)は自分以外の防御力を上げられるなにげに貴重な継承スキルだが、純アタッカーであるEXレッドキング向きかと言われると微妙なところ。攻撃力・命中アップ系をガン積みしたほうが持ち味を活かせるだろう。

 

宇宙ロボット キングジョースカーレット /近/ロボット/★★★(限定)
・移動力:3 ・攻撃/必殺属性:風/雷 ・弱点:雷
・バッファー&アタッカー ・汎用性:C ・襲撃/防衛適正:B/C

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  赤いカスタム機のお約束として、通常の3倍とまではいかないがそれなりに高い機動力、配下を統べる指揮能力を兼ね備えたキングジョー。スキルボタンで怪獣を強化でき、ターン中攻撃力大アップor防御力大アップor移動力+1の効果を発揮できる(1バトル中に2回のみ使用可能)。機動力重視の弊害か装甲は犠牲になっているものの、リーダースキル攻撃・防御 中アップ(キングジョー)と継承スキル防御力 中アップ(力)のおかげである程度カバー可能。さらに固有スキルの効果で味方のキングジョー、キングジョーブラック1体につき自身の必殺技攻撃力とHPが中アップする。
 統一、それもキングジョー艦隊で真価を発揮する怪獣なので汎用性という観点からはやや評価が辛くなるが、爆発力はかなりのもの。低防御力とそこそこ高いHPのせいで狙われやすく、回避率も信用できる数値ではないため慎重な運用が求められる。キングジョーブラックたちに先陣を切らせ、スカーレット自身はスキルボタンで援護しつつ機を見て強力な必殺技でトドメを刺す役割に徹したいところ。必殺技威力自体は相当なもので、近距離ユニットの中ではニセアストラ、ギャラクトロンに次ぐ数値。必殺技攻撃力 中アップ(近)を活用した必殺チームでも採用できる。

 

帝国機兵 レギオノイド(β) /遠/ロボット/★★★
・移動力:2 ・攻撃/必殺属性:火/火 ・弱点:雷
・バッファー ・汎用性:D ・襲撃/防衛適正:D/D

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 宇宙戦仕様のレギオノイド。正直な話、箸にも棒にもかからなかった性能のαと比べるとだいぶ実用的になっており、攻撃・必殺以外のパラメータは一回りアップしている。とは言え量産機の悲しさ、命中以外のパラメータは並かそれ以下といったところ。レギオノイド系統はどれもパラメータが物足りないので【連携】を実装してもよさそうなものなのだが…。

 βならではの個性は、味方の遠距離型を強化する術に長けている点。固有スキルは敵を倒したときに遠距離型の味方の必殺技攻撃力が中アップ&運が超アップするというもので、さらに新登場の継承スキル防御力(遠) 小アップ(全)命中 中アップ(遠)を所持している。必殺技は範囲3マスで威力は並、追加効果は味方のSP小アップというもの。

 幅広くさまざまな形で味方を支援できるが、イマイチ積極的に使うほどの魅力が見つからないという、なんとも地味な立場にある。味方の運を超アップできるのはこいつくらいだが、そこまで運が重要視される場面は現状特にない。『ウルバト』での総合的な地味さはファイアーゴルザ並かもしれない。

 

熔鉄怪獣 デマーガ /遠/怪獣/★★★(限定)/覚醒対応(優先度:B)
・移動力:2 ・攻撃/必殺属性:火/火 ・弱点:水
・アタッカー&デバッファー ・汎用性:B ・襲撃/防衛適正:B/D

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 アタッカーとしてはじゅうぶんなパラメータを持ちつつ、火傷をトリガーにした能力が個性的な『ウルトラマンX』1話怪獣。体内を巡る1500度の高熱(ソドムの半分だな)で、攻撃時に周囲2マスにいる相手を超確率で火傷状態にすることが可能。さらに火傷の相手を攻撃するときに攻撃大アップ・命中中アップの効果を発揮する。必殺技でも超確率で火傷付与、さらに火傷状態の相手全員の防御を2ターンのあいだ大ダウンできる。同じく火傷付与が得意なマガパンドンとは非常に相性がいい。

 覚醒すると通常攻撃による火傷付与がウルトラ確率に、火傷相手への命中バフが大アップにと強化される。さらに火傷状態の相手に攻撃が命中した時、フェイズ終了まで火属性通常攻撃の味方の攻撃力が、火属性必殺技の味方の必殺技攻撃力がそれぞれ中アップする。火属性のアタック手段を持っている怪獣はかなり多く、火傷付与ができる怪獣ならレイキュバス以外ほぼ火属性持ちなので腐ることは少ないだろう。使い方が激変するわけではないが、火傷チームのサポーターとして順当なパワーアップを遂げたと言える。
 待望の攻撃力 中アップ(力)を初期継承スキルに持つ怪獣でもある。エースアタッカーとしても、チーム全体の火力を底上げする継承役としても活躍してくれるチームの救世主。通常アタック・必殺技演出もなかなかカッコよい。

 

石化魔獣 ガーゴルゴン /遠/怪獣/★★★(限定)/覚醒対応(優先度:B)
・移動力:2 ・攻撃/必殺属性:雷/火 ・弱点:地
・アタッカー&デバッファー ・汎用性:A ・襲撃/防衛適正:A/C

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 必殺技威力を抑えた代わりに耐久面が強化されたアタッカーで、パラメータ配分はデアボリックと似たタイプ。アタックするだけで相手を中確率で石化、かつ攻撃対象に隣接する相手も低確率で石化させてしまう固有スキルを持つ。加えて自フェイズ開始時に石化している相手のSP小吸収、石化中の相手に攻撃するとき攻撃力大アップのオマケ付き。石化は気絶と同じく行動不能になる強力な状態異常であり、耐性を持つ怪獣も少ないため刺さりやすい(ガーゴルゴン自身が石化耐性を持っていないのは劇中の描写通りだったりする)。ちなみに必殺技でも究極確率、つまりほぼ確実に相手を石化させることができる。射程・範囲は前方2マスと短めだが、うまく相手2体を石化できれば勝利は決まったようなもの。

 覚醒化すると攻撃対象は高確率、隣接マスの相手は中確率で石化できるようになり、石化相手への攻撃バフも超アップに強化。さらにバトル中1度だけ、アタックされた時にフェイズ終了まで潜伏することが可能。相手を石化できる確率がアップするだけでも有用な覚醒だが、相手を分断しやすくなる潜伏も悪くない効果。順当なパワーアップを遂げたと言える。
 石化を抜きにしてもアタッカーとしてはじゅうぶんな性能を持っており、間違いなく強豪に数えられる1体。継承スキルはどれも耐久またはデバフ系のものばかりだが、通常攻撃がメインになることを考えると攻撃力・命中アップ系で上書きしてしまいたいところ。

 

■EXゴモラ(DTE) /近/怪獣/★★★(アリーナ)

・移動力:3 ・攻撃/必殺属性:闇/闇 ・弱点:光
・アタッカー ・汎用性:C ・襲撃/防衛適正:B/D

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 ダークサンダーエナジーによってゴモラが変異した姿。説得など通じそうにない脳筋アタッカーで、攻撃的な性能ながらデメリットも目立つというバーサーカーぶりが再現されている。アリーナコイン限定報酬で、1シーズンにつき1500DNAまで交換できる。リビルド怪獣と異なり、進化に相性・万能DNAが使えるので1シーズンで★6にできるが、分解は不可能なので量産はできない。

 固有スキルはの味方がバトル開始時に揃っていると、自身が倒れるまでの味方の攻撃力が大アップ&命中率が大ダウンするというもの。攻撃する時、3ターンのあいだ攻撃力が中アップする効果もある。命中大ダウンのデメリットは意外に馬鹿にできないため、回避タンク対策のチームメイト(確定反撃持ちのドラゴリーやマガオロチ、命中アップが可能なダークロプス等)とも組めるようにしておきたい。パラメータはアタッカーとして見れば文句のない配分で、相手を超確率で気絶させる必殺技も優秀。

 最大のウリは継承スキルにあり、攻撃力 超アップ(アリーナ)はアリーナでしか効果を発揮しないとはいえすさまじいパワーアップが可能になる。耐性スキルとして見れば悪くない性能の耐性 気絶・石化(超)もこのスキルの前では霞んでしまうほど。アリーナでやっかいな防御型タンクやガタノゾーアに有利を取れるため、アリーナ報酬としてはピッタリの性能と言える。混成チーム、統一チーム、闇チームでの火力役になれるだろう。

 

土ノ魔王獣 マガグランドキング /近/怪獣/★★★(限定)/覚醒対応(優先度:C)
・移動力:2 ・攻撃/必殺属性:無/地 ・弱点:風
・タンク(防御)&デバッファー ・汎用性:D ・襲撃/防衛適正:D/B

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 本作配信直後からメインクエストで戦うことができたが、限定マーケットに登場したのは半年以上も経ってから。メインクエストのマガグランドキングはで、固有スキルからパラメータ配分まで完全な別物になっている。『オーブ』で披露した頑強さを考えればこちらのタンク型配分のほうがしっくりくるか。ちなみにのほうはマガグランドキング(マガ一閃)としてイベントクエストで入手可能。
 広範囲に攻撃力&防御力 小ダウンをばらまく固有スキルは地味ながらも発動させやすい。効果は2ターンの間続くので、マガグランドキングを自フェイズの最初に行動させれば、続く味方が防御力 小ダウン×2状態の相手を攻撃できる。防御型タンクにしては必殺技攻撃力が高めなのも特徴で、射程も前方3マス分とそこそこ広いが、追加効果が相手のSP中ダウンのみなのは少々物足りない。

 覚醒するとデバフ範囲が隣接2マスから3マスにアップ、さらに回避率も小ダウンし鈍化も付与できるようになる。加えて攻撃時に次フェイズ終了まで防御力 中アップ、さらにSPも中アップする。使い勝手が大幅に変わるわけではないが、ウリである耐久力と必殺技、広範囲デバフ能力のすべてが強化されており、順当なパワーアップを果たしたと言える。ただ広範囲に微弱なデバフを撒くだけではあまり戦況に影響を及ぼさないので、攻撃・防御デバフに特化したチームで運用したいところ。

 

火ノ魔王獣 マガパンドン /遠/怪獣/★★★(限定)/覚醒対応(優先度:A)
・移動力:2 ・攻撃/必殺属性:無/火 ・弱点:氷
・デバッファー ・汎用性:B ・襲撃/防衛適正:B/D

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 固有スキルは奇数ターンに火傷+防御力(遠)小ダウンを相手全体に及ぼす。相手への影響は軽微だが発動は容易で、覚醒することで真価を発揮する(後述)。相手全体の攻撃力を中ダウンする必殺技は悪くない性能。リーダースキルSP獲得率 小ダウン(全)、初期継承スキル必殺技威力 中ダウン(技)は汎用性こそ高くないがレアな逸品。

 覚醒後は防御(遠)ダウン効果が中ダウンに強化、さらにマガパンドンが火傷状態の相手からアタックされた時はダメージが中ダウン、味方全員が火傷状態の相手に攻撃するときはダメージが中アップする。自身の耐久は並なのでダメージ軽減能力はオマケ程度だが、味方全体の火力を底上げできるのはかなり大きく、火傷チームにとっては必須級の性能と言える。

 パラメータ配分はどれも平均値、または平均より少し上くらいの水準。一方、スキルは強力ながらも汎用性がやや低めで、覚醒して初めて個で完結するようになる。「状況は選ぶがハマればすさまじく強い」タイプの怪獣だが、昨今は相手の高い防御力に悩まされることが多いため、デバッファーとしての価値は急上昇している。強固な外殻をも蕩けさせる灼熱の恐怖、使えばその強さがわかるはずだ。何気にの遠距離怪獣ではいちばん回避が高く、グリーザ混成チームでも採用を検討できる。

 ≪育成例≫

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 汎用性を持たせつつもの遠距離チームでの運用を重視した型。探査では1-A、1-D、1-E、2-B、2-D、3-Bといったレイヤーにおいてミッション攻略のカギとなってくれた。

 

大魔王獣 マガオロチ /近/怪獣/★★★(限定)
・移動力:2 ・攻撃/必殺属性:闇/雷 ・弱点:光
・アタッカー ・汎用性:B ・襲撃/防衛適正:B/B

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 アタッカーとして卒のないパラメータ配分、威力そこそこで範囲5マスのガード封印付き必殺技は無難に優秀。固有スキルはかなりクセがあり、1度マガオロチ自身が攻撃を受けるまで確定反撃ができるほか、4ターンのあいだ攻撃・防御が大アップ、さらに4ターン目は気絶して行動不能になるが5ターン目を迎えると攻撃と防御が超アップ、HPも超回復するというもの。休息期間ののちにさらなる凶暴性を発揮するのは原作通りの生態で、自前で攻守を大幅にアップできるのはなかなか強力。
 この固有スキルのヤバさは「1度攻撃を受けるまで(=実際に自分がダメージを受けるまで)、距離を問わず確定反撃」の部分にある。タッコングやシェパードンで身代わりしてやれば、マガオロチ自身が攻撃を受けない限り何度でも反撃できるため、基本スペックの高さを活かせばドラゴリー以上の大暴れを期待できる。ただ、イベントでもアリーナでも探査でも重要な局面であることが多い4ターン目に動けないというのはけっこう痛い(気絶中は反撃もできない)。

 育成難度は高く、前述の通り反撃能力を活かすには身代わり役が必要となる。また、きょうび移動力2の近距離型で移動力アップ効果も持っていないのは少々辛い。能力的にもできるだけ早く前線に出てもらいたいので移動力 アップ系の継承スキルは必須級と言える。扱いにくさはあるが総合火力は全怪獣中でもトップクラスなので、お膳立てさえ整えば魔王中随一の凶悪さを発揮してくれるだろう。

 

合体魔王獣 ゼッパンドン /遠/怪獣/★★★(限定)
・移動力:2 ・攻撃/必殺属性:火/闇 ・弱点:地
・アタッカー ・汎用性:A ・襲撃/防衛適正:B/C

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 魔王獣の中でもイレギュラーな存在の強豪が堂々参戦。最近増えてきた耐久力と攻撃性能を兼ね備えた万能アタッカーで、攻撃・命中は申し分なく、HP・防御も平均以上の水準。
 固有スキルは2ターンごとに攻撃大アップ&アタック時に相手の反撃を封印と、パンドンとゼットンの能力をいいとこ取りで受け継いでおり使いやすさは申し分ない。さらにフェイズ中の最初に受けるアタックはダメージウルトラダウン、2回目はダメージ大ダウンすることができ、かなりのしぶとさを発揮できる(この驚異的な防御性能はマガオロチ由来のものか、あるいはゼッパンドンシールドの再現だろう)。強敵が単体で出てくる高難度クエストでは鉄砲玉として、アリーナ防衛では相手の行動を縛るサポーター役としても活躍が期待される。必殺技はやや変則的な範囲だが最大3体を巻き込むことができ、攻撃力超ダウンの効果がある。
 リーダースキル必殺技攻撃力 中ダウン(全)はかなり破格で、攻撃偏重から必殺技の復権が少しずつ進んでいる(ような気がする)昨今では悪くない性能。一方で所持継承スキルはかなり攻撃重視のラインナップとなっており、攻撃力 小アップ(力)があるのは何気にうれしいところ。耐久力は固有スキルで賄えるので、攻撃力 小アップ(全)攻撃力 中アップ(力)も継承させて脳筋アタッカーにするのも悪くない。ただゼッパンドン自体はエースアタッカーとして運用するのにじゅうぶんな性能なため、小アップのバフスキルの代わりに命中 大アップ防御 大アップ等でひたすら強化してやってもよさそうだ。

 

ベリアル融合獣 スカルゴモラ /近/怪獣/★★★(限定)/覚醒対応(優先度:B)
・移動力:2 ・攻撃/必殺属性:無/火 ・弱点:水
・タンク(防御)&アタッカー ・汎用性:C ・襲撃/防衛適正:D/C

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 従来の防御型タンクをより極端にしたようなパラメータ配分で、全怪獣中ぶっちぎりのHPを誇る。融合元のゴモラとレッドキングからはタンクらしからぬ高い攻撃力と必殺技攻撃力を受け継いでおり、アタッカーとしてもそこそこの性能。自身のHPを回復できる必殺技、相手と隣接するだけで攻撃力・防御力をアップできる固有スキルも手堅く使いやすい。
 タフさだけなら間違いなくトップクラスなのだが、には優秀な防御型タンクがすでに何匹もいる点、防御力自体は他のタンクと比べるとやや低めな点、攻撃集中効果を持っていない点が気になるところ。通常のクエストで使うなら、攻撃面を強化してタフさを活かしたアタッカーとして活躍させるのも手。アリーナ防衛を任せるならガードは必須級。徹底的に耐久面を高め、必殺技での回復を狙っていきたい。

 覚醒後は攻撃面のパワーアップが目立つ。隣接時のバフが防御力 中アップ、攻撃力&必殺技攻撃力 大アップに増強。相手から攻撃を受ける時にフェイズ終了時まで防御力 小アップ、SP小アップする効果も付き、相手の波状攻撃を耐えて次のターンに必殺技で回復という理想の流れに持っていきやすくなる。さらに攻撃したとき、相手に固定ダメージ200を与える効果も追加。アタッカーとして見れば数値的にやや中途半端という欠点を見事に克服しており、回避型タンク・防御型タンクにも対抗しやすくなる。耐久・攻撃面はかなり補完できるようになったので、相手に隣接するという発動条件を満たすための移動力 アップ継承も考慮すべきか。

 

猛禽怪獣 グエバッサー /近/怪獣/★★★(限定)/覚醒対応(優先度:C)
・移動力:3 ・通常/必殺属性:無/風 ・弱点:水
・タンク(回避)&アタッカー ・汎用性:B ・襲撃/防衛適正:C/B

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 にとっては待望の回避型タンク。回避率と運はマガバッサーより少しだけ低いものの、リーダースキル・固有スキル(攻撃時に発動)・継承スキル・必殺技効果は攻撃力と回避率のアップに特化しており、非常に無駄が無い。の近距離型なので、回避型キラーのガッツ星人でも対処が難しくなるだろう。移動力3の回避型は貴重で、アタッカーとしてもじゅうぶんな性能。必殺技は範囲がかなり変則的だが威力・追加効果はなかなか強烈。ついでに言えばムービーもカッコよい。攻撃・必殺を同時に上げる初期継承スキルも多くの継承スキルの上位互換となる性能で、継承役としてキープしておくのもアリ。

  覚醒すると固有スキルによる攻撃時の回避アップが大から超に、攻撃アップが小から大に強化され、さらにターン中1回のみ、アタックを受けたときに次フェイズまで移動力+2&与ダメージ中アップ(20%増)の効果が付く。使い勝手が大きく変わるわけではないが順当な強化と言え、アタッカーとしてもより使いやすくなった。攻撃時のバフが大きいので(特に覚醒後)、アリーナ防衛に置く場合は虫歯怪獣の痛みを継承させるのもいい。

 総じて、ケチのつけようのない優秀な1匹と言える。回避タンク自体の需要が少なめなアリーナではあまり見かけないが、高難度クエストでも通用する回避力は頼もしい限り。『ウルバト』でこいつの強さに惚れ込んだ人は、『ルーブ』登場回にして物語も特撮もすばらしい傑作エピソード「さよならイカロス」もぜひ見てほしい。

≪育成例≫

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 攻撃力・防御力に関しては味方のバフスキルで補完し、自らは回避に特化した形。1回でも固有スキルを発動できれば回避は1000を突破する。 アリーナ防衛に置くなら攻撃・必殺技 中アップも外して虫歯怪獣の痛み反撃対抗にしてもよさそう。

 

超弩級怪獣 グランドキングメガロス /遠/怪獣/★★★(限定)
・移動力:2 ・通常/必殺属性:雷/雷 ・弱点:水
・タンク(防御)&アタッカー ・汎用性:B ・襲撃/防衛適正:C/A

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 グランドキングらしい強固な防御性能に超威力の必殺技をプラスした強豪。リーダースキル・継承スキルともに必殺技と防御のバフに特化しているのが特徴だ。

 必殺技を1度放つまでは超確率(65%)でガードできるほか、受けるダメージも超ダウンする。さらにガードが発動した時は3ターンのあいだ必殺攻撃力を超アップできる。通常攻撃は大した威力ではないが、対象の隣接マスに小ダメージを与えることが可能。肝心の必殺技は必要SPが150と多めだが、最初の1回のみアタック中に必殺攻撃力がウルトラアップするというまさに必殺の性能。射程・範囲も前方3マスぶち抜きと悪くない。

 マジヤバな威力の必殺技を放てるのは実質最初の1回のみだが、命中さえすれば防御型タンクですら撃ち抜くほどのダメージが期待できる。SP 大アップなどを付けるよりは、移動力 アップで前線に出てあえて被弾しつつSPを溜めるほうが必殺技威力も上げられるため効率的かもしれない。虫歯怪獣の痛みを継承させればオートでも常時超確率ガード&ダメージ超ダウン効果を発揮できるが、火力としてはまったく期待できなくなる。防御に特化したアリーナ防衛チームを組みたい場合はともかく、普段使いするなら素直に必殺技を活かしたほうがいいだろう。

 

■ニセウルトラマンベリアル /近/宇宙人/★★★(限定)
・移動力:2 ・攻撃/必殺属性:無/闇 ・弱点:光
・アタッカー ・汎用性:C ・襲撃/防衛適正:C/D

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 ベリアル因子から生み出されたクローン的存在。知性も理性も失われており、『ウルバト』でも搦め手にも長けたオリジナルと比べると単騎での性能は劣るが、HP・攻撃・必殺技はなかなかの数値。戦闘能力自体は侮れない。

 味方の宇宙人1体ごとに攻撃と命中が中アップ、宇宙人1体ごとに必殺技攻撃力が中アップ&SPが小アップする固有スキルを持つ。また、自身を含む分類:宇宙人が味方に4体以上いる間は、射程と移動力が1アップする(コイツ自身も分類:宇宙人なのは微妙に納得いかないが…)。射程1~2の移動力3というスペックはベリアルと同等。かつ相性ではないのでベリアルよりもバフを重ねやすい点が強みとなる。ちなみに固有スキルの発動はバトル開始時なので、バトル中に味方が倒されてもバフ効果が消えたりはしない。

 味方の宇宙人がいないと「ちょっとタフなアタッカー」止まりなので、チーム編成の自由度は低め。そもそも『ウルバト』の宇宙人はどいつもこいつも自ら前線で暴れる武人気質の連中が多く、ニセベリアルの強さを100%引き出してくれるようなユニットは現状特に思いつかない(チブル星人、ゴドラ星人、スラン星人の実装が待たれる)。必殺技は攻撃大ダウン&移動力2ダウンの効果もありなかなか強力なので、ニセウルトラマンメビウスを含めた闇と模倣の巨人チームでは活躍できそうだが、の宇宙人(ニセメビウス)はニセベリアルの固有スキル対象でないのが惜しいところ。継承スキル防御・必殺技 中アップに魅力を感じるならキープしておいてもよいかも。

 

対怪獣ロボット 特空機1号 セブンガー /近/ロボット/★★★(限定)/覚醒対応(優先度:C)
・移動力:2 ・攻撃/必殺属性:無/火 ・弱点:雷
・タンク(防御)&デバッファー&バッファー ・汎用性:B ・襲撃/防衛適正:C/C

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 怪獣ボールではなく、『ウルトラマンZ』に登場したストレイジ製地球産ロボットのセブンガー。並の怪獣を凌ぐ戦闘力は頼もしい限り。の特空機キングジョーストレイジカスタム、の特空機ウインダムとは【連携:特空機】を発動できるほかお互いの固有スキルにシナジーがあり、必殺技重視の混成チームを組むことができる。
 固有スキルで1ターン目のみ移動力が+3されるほか、攻撃すると相手の防御力を大ダウン(相手が1度アタックされると効果は消える)する効果が5ターン目開始まで発動する。また、HPが0になった時に1度だけ、最も必殺攻撃力の高い味方の必殺技攻撃力とSPを大アップさせることができる。バトル序盤に突っ込んでいって相手を弱らせ、自身が倒れた後も強力な味方に後を託せるというサポート型のタンクと言える。相手を超確率で気絶させる必殺技も便利。

 覚醒すると5ターン目以降もスキルが発動するようになるほか、防御ダウン効果が必殺技でも発揮、アタック時に味方リーダーのSPが20アップ、自身が倒れた時の必殺&SPバフが超アップに強化される。さらに、バトル中1回のみ味方の特空機ウインダムが倒れた時にHP中回復状態で復活させることができる。特空機チームをはじめとした必殺特化チームでも有用な効果だが、それ以外のチームで運用する場合は覚醒のコストに見合うかどうかは少々地味な感じがなくもない。誰と組ませるかあらかじめ考えておきたい。

 リーダースキル取得経験値量 中アップは新米ブリーダーにはありがたい効果。初期継承スキルHP・防御力 中アップも優秀で、防御力 大アップ以上の耐久力増強が見込めるため防御型タンクには必須級とも言える。グリムドのHP・防御力 大アップと比べると効果は落ちるが、レジェンドである向こうと異なり量産しやすいのが最大の利点。特空機の中では汎用性が高く、初心者からベテランまで幅広く活躍させられる名サポートと言えるだろう。

 

強化地底怪獣 エリマキテレスドン /遠/怪獣/★★★(限定)
・移動力:3 ・攻撃/必殺属性:火/火 ・弱点:雷
・アタッカー ・汎用性:B ・襲撃/防衛適正:B/C

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 テレスドンとは異なり、圧倒な攻撃性能がウリのアタッカー。移動3の遠距離型で使いやすく、継承スキルにも無駄が無いため、初心者ブリーダーにも扱いやすい。必殺技は範囲5マスのT字型と優秀、使用時のみ運がウルトラアップ&命中が超アップする効果があり、元々の必殺技攻撃力と運が高めなので強烈なクリティカルが期待できる。
 固有スキルは遠距離タイプの通常攻撃を3回までダメージ0に抑え、かつ攻撃してきた相手と隣接2マスの相手に200ダメージを与えられる。また、必殺技を直接受けたとき1度だけダメージを0に抑え、相手と隣接2マスに300ダメージを与えることも可能。必殺技を受けたあとは性能が変化し、必殺技がテレスドンと同じ溶岩熱線になる(必殺攻撃力1107、SP大ダウン効果)。さらに固有スキルは次フェイズ終了時まで攻撃集中を発揮するものに変化する。これらの性能はエリマキで相手の攻撃を跳ね返すデプス反射砲の再現と思われる(エリマキは別にゼスティウム光線で剥がされたわけではないのだが)。開幕でイーヴィルティガやガゾート、アントラー(磁力光線)の必殺技を喰らってしまうと本領を発揮できないのでいちおう意識しておきたい。
 アタッカーでありながら遠距離型の相手を強烈に縛ることができ、アリーナ襲撃や探査クエストでも相手次第で大活躍できそうだ(近距離型で簡単に対処されてしまうため、アリーナ防衛には向かないだろう)。所持継承スキルは攻撃アップに特化しているが、前述の通り必殺技が優秀なのでこちらも強化しておきたい。

【レジェンド(★6)】

古代怪獣 ゴメス /近/怪獣/★★★★★★(レジェンド)
・移動力:2 ・攻撃/必殺属性:地/地 ・弱点:氷
・バッファー ・汎用性:C ・襲撃/防衛適正:C/D

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 ウルトラシリーズの記念すべき第1号怪獣が堂々のレジェンド参戦。身長10メートルと小柄なためかパラメータはかなり控えめだが、性能は非常にユニーク。ちなみにゲーム上でもかなり小柄に描写されている(カネゴンは普通の大きさなのに…)。

 リーダースキル、継承スキル、必殺技で「分類:怪獣」のユニットを強化&弱化することが可能。怪獣としてカウントされるのは宇宙人・ロボット・悪トラマン系を除いたユニットで、超獣・円盤生物もカテゴライズされる。「半分ロボット」「ていうか設定上は全部ロボット」「元人間」なども怪獣扱いされてたりするがそれはともかく、固有スキルはスキルボタンで発動すると相手の分類:怪獣に300ダメージを与えつつ自身の移動力をアップ、味方の分類:怪獣の攻撃力をフェイズ終了まで1~2ターン目は中アップ、3~4ターン目は超アップ、5ターン目以降はウルトラアップできる。ちなみにスキルボタン発動までは移動力が0となり、まったく行動できない。必殺技はフェイズ中、相手の分類:怪獣が受けるダメージを中アップさせる効果。範囲と威力は貧弱だが間接的にチーム全体を火力アップできる。

 お世辞にも汎用性が高いとは言えないが「距離問わず固定300ダメージ」という効果自体は強烈で、同じく固定ダメージを与えられるデストルドスやフレンド怪獣のゴメス、さらにボガールも組み合わせればバトル開始直後に相手を全滅できる場面も少なくない。典型的な‟ハマれば強い”タイプと言える。

 注目点は強力な継承スキル。HP・攻撃力 中アップは便利に見えて意外に出番が無さそうだが、防御力 大アップ・耐性 気絶(超)は囮役の防御型タンク、特に攻撃集中持ちのサンダーキラーやエレキング(放電光線)辺りにはぜひ欲しい逸品。カネゴン(エイプリルフール)と同じく他のレジェンドより安めの3500石で即決できるので、継承用に確保しておくのも悪くないだろう。

 

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