ジャッカルの日

漫画・ゲーム・映画・怪奇についてバカが感想と考察を書く

【告知】第四回金沢文学フリマに関係ありそうでしてないかもしれない話

 今週末、5月27日(日)開催の金沢文学フリマでは、「えー07」金腐川宴游会で同士が印刷物を出店しております。金沢の文学フリマは良いですよ。明らかに古本市と間違えて訪れているおとっつぁんやら家族連れやらも来ているしアットホーム。会場の「ITビジネスプラザ武蔵」から2分歩けば「近江町市場」に着くんですが、ここはアホほど寿司屋があってうめぇしやべぇので金沢まで遠征してきた皆さまは是非。正直なところ、回転する店でも値段はそれなりのそれなりですがうめぇです。

 


 

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 で、我々は今回、ファミコンネタのサークル誌「二級河川19 ファミコン無頼」を新刊として出しております。文学じゃねぇだろ、というご指摘には「HAHAHA」以外の反応を返せませんが、文フリはわりと懐が広いので許されております。新刊については前にもなんか書いたので下を見てみてください。

 

meattrain.hatenablog.com

 

 この19号では「徳間書店(ファミマガの出版社)が出したゲーム縛りクロスレビュー」とか、「ファミコンのカセット(カートリッジ)の形状の研究」とかを特集しております。念のため言っておくと、誌面で紹介しているゲームはすべて購入してます。当たり前だよね! 中古のファミコンソフトを今さら購入してもメーカー売り上げには貢献できませんが、ネタとして使わせてもらう以上の最低限のアレです(プレイに関しては互換機を使用してます)。

 真面目な話、ファミコンゲームは今だからこそ一次情報――実際に購入して、プレイしてみて初めてわかる情報が貴重なんですよ。前号(二級河川18号)では「『燃えろ!プロ野球』を県内の中古屋から買い占めてみる」という、多大な労力を完全に間違った方向に費やした記事がありますが、今後もこうした“生きたムダ情報”を発信していけたらよいですね。

 

  で、唐突ですが下の画像は、今回の19号でボツにした(間に合わなかった)記事、「味があり過ぎるファミコン説明書10選」で取り上げるつもりだった『鉄腕アトム』のキャラ紹介ページ。

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 アトムとウランが原作そっくり(トレス?)かつ異様にテンション高いのに比べ、その他のキャラの手塚タッチ皆無さも良いですね。手塚治虫原作のゲームで「スパイダー」って名前のキャラを出すのはいろいろ間違ってるだろ。

 

 あと『CITY ADVENTURE タッチ MYSTERY OF TRIANGLE』 の説明書。世紀のクソキャラゲーとして有名な本作ですが、ストーリーも完全に虚無でよかったです。

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 「たっちゃん」「タッちゃん」で表記がぶれてたり、「三人」は漢字なのに「いっぴき」は平仮名だったり、3枚目の写真のキャプに「写真1」と書かれてたりとかはこの際些細な問題です。野球+青春恋愛ドラマの傑作である『タッチ』を、野球ゲームでもテキストアドベンチャーでもない探索型アクションとして出す根性は本当にすごい。

 ゲームの中身に関して解説しているサイトや書籍はいくらでもあるんですが、「説明書」に注視してるとこってあんまり見ないんですよね。純粋に入手の難しさもあるでしょうが。10選と言わず30くらいババっと載せたら面白いかもしんないですね。オチは特にないですが第四回金沢文学フリマ、よろしくお願いします。

c.bunfree.net