ジャッカルの日

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【ウルバト】「技」★3怪獣レビュー  『ウルトラ怪獣バトルブリーダーズ』

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 は相手の能力やSPを下げたり、気絶や混乱、火傷に凍結などの状態異常を与えたりといった妨害に比較的長けている。その一方で武闘派の怪獣はとことん自らの強化に特化しており、継承スキルHP 中アップ(技)など相性バフスキルの持ち主も多いため火力・耐久力を補強しやすい。アタッカー・防御型タンク共に充実しており、搦め手だけではなく真正面からの殴り合いにも強い、あなどれない連中だ。キャラクター的には智略・謀略に長けた強豪宇宙人の印象が大きく、『メビウス』の暗黒四天王、『ゼロファイト』のダークネスファイブ、『オーブ』の惑星侵略連合の所属メンバーはすべてである。※2021/3/17更新

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★1・★2怪獣レビューはこちら

・「どんなクエストにも連れていける=汎用性高し」という観点から、SABCDEの6段階で評価をしています。汎用性が低いからといって弱いわけではなく、特定の状況ではすさまじい性能を発揮したりします。「襲撃/防衛適正」は、アリーナの襲撃または防衛に向いているかどうかの評価になります。おれも全怪獣を育て切ったわけではないので、フレの怪獣を使った感触とか、あるいはスペックを見て想像で書いてる部分もあるので参考くらいにしといてください。また、★3怪獣レビューとありますが、一部★6怪獣も含みます。

 

■もくじ

 

 

【昭和作品】

宇宙忍者 バルタン星人【Re】 /近/宇宙人/★★★(探査モード限定)
・移動力:3 ・攻撃/必殺属性:無/氷 ・弱点:光
・アタッカー&タンク(回避) ・汎用性:B ・襲撃/防衛適正:C/B

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 探査モード報酬のリビルド怪獣。パラメータはすべてが水準以上、アタッカー適性を備えつつ回避率も高く、回避型タンクとして活躍できる。必殺技で潜伏状態になれるほか、固有スキルの効果でバトル中1度のみ、被アタック時に必殺技攻撃力が永続的に大アップ&フェイズ終了時まで潜伏できる。固有スキルには相手をすり抜けて移動できる効果もあり、さらに継承スキルで移動力をアップできるので機動力は抜群だ。ちなみに運も全怪獣トップの水準。運が高めの怪獣は攻撃力が抑えられていることが多いが、リビルトバルタンは数少ない例外と言える。クリティカル回数が条件のミッション消化にも役立つだろう。
 回避・移動に長けたスペックを持ち、身を潜めつつ強力な一撃を放つ戦闘スタイルはまさに忍者そのもの。★6完成までには最低でも2か月分探査モードを進める必要があるが、苦労に見合うだけの活躍はしてくれるだろう。移動力アップ(+1)目当てに量産するのも悪くない。

 

磁力怪獣 アントラー(磁力光線) /近/怪獣/★★★(限定マーケット)
・移動力:2 ・攻撃/必殺属性:地/雷 ・弱点:水
・タンク(防御)&デバッファー ・汎用性:D ・襲撃/防衛適正:C/C

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 再販がほぼ無くレアな1体。のアントラーに比べると耐久力はやや下がっているが、固有スキル効果「連携」により、味方のアントラー1匹につき攻撃・必殺・防御・命中・回避が50アップする。味方3匹をアントラーで揃えれば耐久の底上げはもちろん、攻撃1049、命中786とアタッカーとしてもじゅうぶんな数値を得られる。

 ガゾートと同じく1ターン目から放てる必殺技は射程・範囲ともに広く、威力こそ低いものの「相手を4回、1マスずつ自分のほうへ引き寄せる」というユニークな効果を持つ。固有スキルには隣接した相手を究極確率で鈍化&与ダメージ中ダウンを付与する効果もあり、うまく決まれば相手の攻め手を大きく妨害できそうだ。マグマ星人&双子怪獣の鈍化チームにも採用できるかもしれない。スキルは必殺デバフに長けているので、必殺技による長距離からのアタックにもある程度は対応できる。

 これぞ怪獣といったトリッキーな性能で、汎用性という点では疑問が残るものの、いろいろなコンボの可能性を秘めた面白い1匹。バフを継承させたうえで連携を有効活用すればかなりの大物食いが期待できる。

 

にせウルトラマン /遠/宇宙人/★★★(イベント限定)
・移動力:3 ・攻撃/必殺属性:無/闇 ・弱点:火
・アタッカー ・汎用性:C ・襲撃/防衛適正:C/D

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 共闘クエスト、降臨イベントで入手できるキャラクター。正体でもあるザラブ星人とはパラメータ配分も含めて似通っている部分が多いが、基本的には移動力が高く固有スキルが優秀なこちらのほうが扱いやすいだろう。リーダースキル攻撃力 中アップ(技)も強力で、探査1-Gがクリアできない初心者にとっては心強い。

 攻撃を当てた相手を1マス後退させる、ユニークな固有スキルを持つ。味方の必殺技範囲内に敵を押しやることができるほか、障害物を挟んだ状態で発動できれば、攻め手を遅らせることができそう。ちなみに相手の斜めから攻撃すれば相手も斜めにふっとぶため、実質2マス分動かせる。移動力2の近距離型相手なら、延々ノックバックさせてハメることも可能(実際は必殺技で反撃される可能性も高いが)。ノックバックさせた方向によっては、味方の追撃が届かなくなる場合もあるので意識しておきたい。また、固有スキルには相手の回避率を中ダウンする効果もある(こちらは命中しなくても発動する)。必殺技は近距離攻撃と同じ射程で、攻撃力中アップの効果もあるが少々地味。ノックバックさせたくない時に使うくらいか。命中 大アップ以外の継承スキルは攻撃アップ系で埋めて問題ないだろう。

 

二次元怪獣 ガヴァドンA /近/怪獣/★★★(限定マーケット)

・移動力:1 ・攻撃/必殺属性:無/無 ・弱点:なし
・バッファー ・汎用性:E ・襲撃/防衛適正:D/D

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 どう見てもバトルからは程遠い怪獣で、パラメータも攻撃力・必殺技攻撃力は0で攻撃性能は皆無。カスタムマトリクスも攻撃・必殺上昇のエレメントが無い特殊な構成をしている。戦闘力はぶっちぎりでワーストだが、誰もガヴァドンにガチ戦闘は求めていないので問題ないでしょう。弱点を持っていない初の怪獣でもある。

 固有スキルは奇数ターンの次フェイズ開始時にSPが満タンになる効果。また、攻撃・待機時には味方の必殺技攻撃力を小アップする効果もある。偶数ターン時は気絶するが、潜伏状態になるので狙われることもない。必殺技は味方の攻撃力小アップの追加効果があり、1ターン目からいきなり放つことができる。威力はゼロだが射程が8マスと非常に長く、グリーザやベリアル、ファイブキングなどの反射・回避バリアを剥がすのに役立つ。必殺技レベルを上げても威力はゼロのままだが、攻撃アップ効果が高まるのでしっかり強化しておこう。

 継承スキルHP 小アップ(近)、リーダースキル移動力 アップ(+1)(全)はともに初登場で、後者はかなり便利。移動力アップ系スキルの入手難度を考えれば、味方全員の移動力を無条件で上げられることの強力さがわかるはずだ。★5で防御力 大アップを習得できるのも優秀だが、ガヴァドンA自身は防御力が低いので継承用と割り切るべきだろう。タイラントよりははるかにDNAを調達しやすいのは大きな利点。

 バッファーとしては優秀だがガヴァドンA自体はまったく戦力にならないので(攻撃力、必殺技の固有値アップスキルを継承しても焼け石に水)、バフを活用できない場合は戦力ダウンになりかねない。ガヴァドンAが倒されてしまうと固有スキル・必殺技のバフ効果も消えてしまうため、前線に出さないようケアする必要がある(移動力の低さと潜伏効果のおかげで狙われることは少ないが)。固有スキルにはウルトラマン(善悪)のSP獲得率を大ダウンする効果もあり、テレスドンの必殺技封印が効かないような状況では有効な一手となるかもしれない。「日が沈むと姿を消す(潜伏)」、「子供達がウルトラマンを追い返そうとする(ウルトラマンの必殺技妨害)」といった原作再現はなかなか面白い。サバイバビリティの高さを考えると、既定ターン数を生き残る防衛クエストにも向いていそうだ。


四次元怪獣 ブルトン /遠/怪獣/★★★(限定マーケット)/覚醒対応(優先度:C)
・移動力:2 ・攻撃/必殺属性:闇/闇 ・弱点:光
・バッファー&アタッカー ・汎用性:C ・襲撃/防衛適正:C/D

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 さぞかし奇天烈な能力を持っているのだろうと思いきや、火力を備えつつも味方のサポートもこなせるという、わりとまっとうな便利屋怪獣。待機することで、隣接した味方の必殺技攻撃力と命中率をそのフェイズ中のみ中アップできる。1ターン目から複数の味方に発動可能だが、1ターン目でまともな必殺技を撃てるのはイーヴィルティガくらいなので、中盤以降に使用しないと意味が薄い。盤面が荒れていることが多い中盤にわざわざ待機するというのは意外に難しく、効果的に発動させるには骨が折れる。ブルトン自体もそれなりにアタッカー適性はあるため、攻撃に参加させたほうがいい状況もある。オートではまず実力を発揮できないので、しっかり手動で制御してやらないといけない。回避型タンクが跋扈していたかつてのアリーナ襲撃ではなかなかの活躍を見せてくれた。

 覚醒すると固有スキルの効果が周囲2マスに及ぶようになり、バフ効果も大アップへと強化。さらにバトル中1度だけ、ランダムでLv.60のレッドキング、テレスドン、ネロンガのうちどれか1体を召喚する(ちなみにこの3匹は『大怪獣バトル』でブルトン自身が召喚した怪獣でもある)ことができるが、召喚怪獣は自分で操作できず、スキル・必殺技レベルが初期状態なので囮くらいにしかならない。強力な固有スキルを持つテレスドンを呼び出せれば御の字だが、3分の1の確率に期待するくらいなら最初から素直にテレスドンを出撃させたほうがいい。

 

悪質宇宙人 メフィラス星人 /遠/宇宙人/★★★(限定マーケット)/覚醒対応(優先度:D)
・移動力:2 ・攻撃/必殺属性:闇/闇 ・弱点:光
・デバッファー ・汎用性:D ・襲撃/防衛適正:C/C

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 固有スキルは偶数ターンに命中 中ダウン&防御力(遠) 中ダウンの効果を相手全体に及ぼす。覚醒すると奇数ターンに回避 中ダウン&防御力(近) 中ダウンの効果も発揮できる。デバフスキルとして見れば効果自体は間違いなく強力なのだが、ターンによってまったく効果が違うため、こちらの戦術をメフィラスに合わせてやらねばならない。ブリーダーに従おうとする気が一切見られないこの扱いづらさも含めて「らしい」と言えばらしいのだが。

 命中ダウンの効果は特にあなどれず、回避&防御がともに高いウルトラマンオーブダーク、ペダニウムゼットンとの組み合わせは凶悪。攻撃性能もそれなりに高いが、固有スキルは当然ながらメフィラス自身が生存していないと発動しないので、あまり先陣に突っ込み過ぎず後方から策謀を張り巡らせよう。耐久も伸ばしておきたいところだが、回避特化にするには心もとない数値なのでガード辺りが手軽かつ堅実。

 必殺技で相手の回復を封じることもできるのも個性の1つ。この追加効果を使いたくなるような相手はイベントクエストを含めても少ないが、唯一無二のユニークな効果なので頭の片隅に留めておこう。

 ≪育成例≫

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 所持継承スキルがほぼ完成されているので、あまり出番のない耐性 気絶(強)を別の汎用スキルで上書きすればじゅうぶん。アリーナ防衛で回避チームに組み込むなら回避 大アップまたはガードが無難な感じ。現在は防御力 小ダウン(全)を持つガゾートが登場したので、防御力(遠) 小ダウン(全)はこれで上書きするか、いっそ完全に別のバフ・デバフ系か耐久アップスキルにするのも手。

 

幻覚宇宙人 メトロン星人 /遠/宇宙人/★★★(限定マーケット)/覚醒対応(優先度:C)
・移動力:3 ・攻撃/必殺属性:無/雷 ・弱点:毒
・ヒーラー&バッファー ・汎用性:D ・襲撃/防衛適正:C/E

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 妙に爽やかな笑い声が印象的。固有スキルは、待機すると隣接している味方のHPを中回復&必殺技攻撃力を中アップするというもの。覚醒固有スキルになると発動条件が「行動完了時」に変わり、SP小アップ、防御力 中アップの効果もプラスされる。

 高めの移動力は固有スキル発動条件と噛み合っており、必殺技効果でさらに移動力をアップできる。毎ターン自発的に複数の味方のHPを回復可能なのはヒーラーとして見れば完璧に近い性能。とは言えわざわざ待機するくらいなら攻撃して相手の頭数を減らした方がいい状況も多いため、覚醒はほぼ必須となる。アリーナ防衛を含むオートバトルではほとんど固有スキルを活かせないため、ブリーダー自ら命令して消耗しがちな反撃型アタッカーや防御型タンクを長生きさせてやりたいところ。

  必殺バッファーとしてはブルトン以上の活躍が期待できる。の遠距離宇宙人という基本スペックもいろんなコンセプトのチームに組み込みやすい。自身は戦闘向きとは言い難いパラメータなので(メインクエストでもナヴィに「戦闘は苦手」「弱いクセに♪」とはっきり言われてしまった)、継承スキルは味方バフor相手デバフに全とっかえして構わないだろう。


分身宇宙人 ガッツ星人 /近/宇宙人/★★★(限定マーケット)/覚醒対応(優先度:C)
・移動力:2 ・攻撃/必殺属性:無/闇 ・弱点:毒
・アタッカー ・汎用性:B ・襲撃/防衛適正:B/D

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 知略や策を弄する頭脳派の印象が強いが、『ウルバト』ではすさまじい武闘派宇宙人。ムービーでは拳を振りかぶってパンチする姿を見せてくれる(最近はかなりマッシヴに描かれているガッツ星人だが、実際に格闘戦を披露するのは珍しい)。劇中のイメージとは少々異なるものの、無敵を名乗るにふさわしい強豪であることは確か。
 固有スキルは遠距離型の相手を攻撃する時に攻撃力・命中率が大アップするというもので、アリーナで猛威を振るったマガバッサーなどの回避型対策としては抜群の性能を誇る(ちなみにアタック前の命中予測・ダメージ予測には固有スキルでのアップ分が含まれていないため、確実に倒せるかどうか少々判断しにくい)。素の攻撃力もトップクラスで、近距離型相手にも互角に戦える。

 覚醒すると攻撃・命中が超アップになり、遠距離相手なら最大級火力になる(覚醒しないとUキラーザウルスに上回られることが多いので、持ち味を生かすなら覚醒は必須級)。さらに遠距離攻撃か必殺技を受ける時に回避が679アップし、回避成功した時に相手のSPが大ダウンする。回避実数値859というのは「低くはないが安心も出来ない」程度の数値で、ガッツ星人自身の回避伸びしろがが低い点、タンクとの相性が悪い点が懸念点(身代わりしてもらった時は回避が発動しない)。タンクが倒された後の保険程度に考えておこう。
 SPアップ系のスキルも充実しており、複数を巻き込み超確率で暗闇を付与する強力な必殺技もガンガン使っていける。相手の命中・回避率を下げる暗闇状態は覚醒スキルともシナジーがあり便利だが、必殺技発動時に固有スキルは発動しないので、相手によっては普通に攻撃するほうがいい場合もある。回避キラーに特化するならSP獲得率 大アップを攻撃力・命中アップ系スキルに替えることも視野に入れておこう。

 

ロボット超人 ニセ・ウルトラセブン /遠/ロボット/★★★(限定マーケット)/覚醒対応(優先度:C)
・移動力:2 ・攻撃/必殺属性:雷/雷 ・弱点:雷
・タンク(防御) ・汎用性:C ・襲撃/防衛適正:C/B

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 必殺技の追加効果で強力な状態異常である混乱を相手に付与できる。混乱するとスキルと必殺技が発動不可になり、相手・味方問わず攻撃するようになってしまう。攻撃力の高いアタッカーで同士討ちさせられれば理想的だが、普通にこちらを攻撃してくる可能性もあるのでユニットの位置をしっかり把握して使う必要がありそうだ。幸い、必殺技の射程範囲はそれなりに長いので狙い撃ちしやすい。タンク型にしてはそこそこ命中率も高いのも優秀(必殺技の追加効果は命中しないと発動しない)。
 固有スキル「MGSH3GWFB1」は名称から推察できる通り必殺技(エメリウム光線)の発動をサポートするもので、攻撃時に防御力とSP獲得率を中アップ可能。前者は2ターン、後者は3ターン継続するため重複させやすいのも特徴。必殺技は継承スキルの効果もあり、それなりに高い回転率で放つことができるだろう。覚醒すると攻撃時の防御・SP獲得率アップが大に上昇、待機時も防御力が大アップする。さらに、必殺技での攻撃時は対象の隣接2マスにいる相手も中確率で混乱させられる。さらにさらに、ウルトラマン(善悪)からアタックされる際はダメージ量を大ダウン可能。強みである耐久力と混乱ばら撒き性能により磨きがかかった。とは言え、味方を守るタンクとしての性能ではスキューラ、サンダーキラーといった怪獣にはかなわないため、相手をまとめて混乱させられる点で差別化を図りたいところ。一部イベントの強敵には通用しないことも多いが、ハマる時はとことん強力。
 継承スキルは悩みどころだが、どうせ攻撃集中・身代わり効果は持っていないため、耐久力振りはそこそこにしてSP関連を充実させておくのも手。少なくとも自前で持っているSP 大アップSP獲得率 大アップは両方とも貴重なので残しておいても損はない。

 ちなみに『ウルトラセブン』登場の個体は「にせウルトラセブン」、『ウルトラマンゼロ外伝 ダークロプスゼロ』の個体は「ニセウルトラセブン」表記だったので、「ニセ・ウルトラセブン」という名称は本作オリジナルのものと思われる。


地底怪獣 グドン /遠/怪獣/★★★/覚醒対応(優先度:E)
・移動力:2 ・攻撃/必殺属性:無/地 ・弱点:水
・タンク(防御) ・汎用性:C ・襲撃/防衛適正:D/B

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 マーケットのチュートリアルで入手できる3体のうちの1体。固有スキルは、ガードが発動すると攻撃集中効果が発動+HPが回復するというもの。リアルラック頼りにはなるが(ガードの発生率は最大35%)、アリーナ防衛でもかなりの時間稼ぎを期待できる。ちなみに覚醒すると、相手味方問わずツインテールが倒れた時に攻撃と命中率が大アップ&HPが大回復するようになる。バフを積んだツインテール3匹+グドン1匹のチームでグドン無双ができるかもしれない(アリーナ防衛だと普通にグドンを最初に狙われるだろうが)。まあネタ重視のお遊び覚醒だろう…と思っていたら「異常発生!ツインテール!」という覚醒グドンのエサ場でしかないイベントが登場。数十匹単位でツインテールが登場するこのバトルでは軽く戦闘力10000を突破する。
 継承スキルは当然ガード必須、かつ防御力 大アップもほぼ確定。残りはチームや流行に併せてHP 大アップHP 中アップ(技)や必殺デバフなどが鉄板か。固有スキルのHP回復を最大限生かすなら、継承スキルはすべて防御アップに振るのも1つの手(固有スキルでのHP回復量は基本の最大HPの2割なので、継承スキルでHPを伸ばすと結果的に回復量が減る)。

 

宇宙大怪獣 ベムスター /近/怪獣/★★★(限定マーケット)/覚醒対応(優先度:A)
・移動力:2 ・攻撃/必殺属性:無/風 ・弱点:地
・タンク(防御) ・汎用性:C ・襲撃/防衛適正:B/D

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 光属性のアタックを受けると攻撃集中効果を発動、かつ光属性のダメージを大幅カット…という、露骨なまでの「対ウルトラマン(善悪)」な固有スキルを持つ。ウルトラマンの多くは通常攻撃・必殺技が光属性なので、ベムスターを囮にしつつ他の怪獣で総攻撃という戦法が使える(ちなみにベムスターとその系列は、対ウルトラヒーローとの勝率はゼットン以上に高かったりする。漫画などの派生作品も含めればおそらく5割を越えている)。
 ウルトラマンを除けば、光属性の攻撃・必殺技を使うのはシェパードンやマガゼットン、ピッコロなどだいぶ数が絞られる。通常のクエストやアリーナ防衛では、他のタンク役のほうが使いやすいだろう。覚醒すると闇、火属性のアタックに対しても固有スキルが発動するようになる(ついでに攻撃力 大アップ効果も付く)。で固まりがちな闇統一チームに対抗しやすくなるほか、火属性のアタック手段を持つ怪獣はかなり多いので、以前に比べれば出番は大きく増えたと言える。

 

暗殺宇宙人 ナックル星人 /遠/宇宙人/★★★(限定マーケット)/覚醒対応(優先度:B)

・移動力:3 ・攻撃/必殺属性:無/風 ・弱点:光
・バッファー ・汎用性:B ・襲撃/防衛適正:C/D

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 の味方をパワーアップするスキルが豊富。最初から所持している攻撃力 中アップ(技)は特に強力。HP 中アップ(技)統一チームで使うなら耐久アップに大きく貢献する優良スキル。

 固有スキルは味方と隣接した時に発動するタイプで、狙わないと発動しにくい。攻撃力&防御力を中アップできるが、効果は自フェイズ中に切れるため、防御力アップは相手の反撃ダメージを抑えるくらいにしか役立たない。覚醒すると防御力アップが大に強化、さらに次フェイズまで効果が伸びるので使い勝手が大幅に増す。防御力大アップ効果を活かせば反撃を持たせたUキラーザウルス、被弾前提の固有スキルを持つギャラクトロン、囮役のサンダーキラー(覚醒)やガピヤ星人サデスなどを安心して先行させることができる。加えて必殺技威力も大アップし、さらにリーダースキルに攻撃力 中アップ(技)と同様の効果が追加されたためのリーダーとしてもかなり汎用性が高い。ちなみにもともとのリーダースキルは命中 中アップ(技)だが、これをリーダースキルで発動できるのはナックル星人のみ。

 こいつの強さは継承スキルによるところも大きく、他の怪獣の踏み台(エサ役)になることも多そうだが、アタッカーを強力にサポートできると同時に(もちろんブラックキングとも好相性)ナックル星人自身もそれなりに戦力になる。その絶妙な立ち位置も含めて劇中再現度は高い。実際は全宇宙人の中でも屈指のリーダー適正の持ち主なのだが。

≪育成例≫

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 リーダー運用前提の、近距離怪獣のバフに特化した形。本人はここまでバフを重ねても平凡な能力値だが、Uキラーザウルスやギャラクトロン、サンダーキラー、ガピヤ星人サデスなど、攻撃だけでなく防御アップの恩恵も大きく得られるユニットとの相性が非常にいい。


ミサイル超獣 ベロクロン /遠/怪獣/★★★(限定マーケット)/覚醒対応(優先度:D)

・移動力:2 ・攻撃/必殺属性:無/火 ・弱点:水
・アタッカー ・汎用性:C ・襲撃/防衛適正:D/D

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 癖のないの遠距離アタッカー。最初のターンは待機すると発動する固有スキルで自分を強化し、継承スキルSP 大アップを生かしていち早く必殺技を発動。最後は必殺技追加効果で+2された射程を活用して残った相手を殲滅と、すべての要素が噛み合っている。いかにも生物兵器らしい無駄のなさ。余談だが、『エース』第1話に出てくるベロクロンなら本当は鼻先のツノが黒いはずである(金色なのは二世や『メビウス』以降に出てくる個体)。
 パラメータ配分は平均的で、一般的なアタッカーと比べると攻撃性能はやや控えめ。覚醒すると行動完了時にSPが大アップし(2回まで)、最初の必殺攻撃の後に必殺技射程・範囲が強化されるようになる。元々の必殺技射程は周囲2マス、範囲は×字の5マスとそこそこ広く、覚醒後の2発目以降は射程が3マス、範囲は×字の上下左右に1マスずつプラスされた合計9マスとなり、全怪獣の中でもトップクラスの広範囲アタックとなる。また、覚醒すると待機時の命中率アップが中から大に強化される。

  どんなクエストでもそれなりに活躍でき、決して器用貧乏ではない器用な超獣ではあるが、「こいつにしかできない仕事」が現状特に見当たらないのも事実。必殺技範囲の圧倒的な広さは個性と言えるが、これが強みになる場面は意外と少ない。味方のバフも利用してひたすら必殺技攻撃力を高め、パラメータの平凡さを補ってやりたいところ。


地獄星人 ヒッポリト星人 /近/宇宙人/★★★(限定マーケット)/覚醒対応(優先度:B)
・移動力:3 ・攻撃/必殺属性:無/闇 ・弱点:光
・デバッファー ・汎用性:B ・襲撃/防衛適正:C/C

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 隣接するだけで相手を気絶(&命中率中ダウン)させてしまうという、前代未聞の能力を持つ。低確率ではあるが、移動力3の近接型なので発動のチャンスはそれなりに多い。1バトル中に1回でも発動すれば御の字だし、それだけでもじゅうぶん劣勢からの逆転を狙える。複数の相手に発動することも可能なので、体感的にはけっこうな確率で気絶させられる。アリーナではあまり見かけないものの、大番狂わせを起こす可能性もあるのでいやらしい存在。
 相手からの攻撃を受けやすいため、HP強化系の継承スキルは理にかなっている。耐久をさらに高めて固有スキルの発動機会を増やしたいところ。必殺技は相手のSPを大ダウンさせる効果で、フェイズの最後に使えば、相手の必殺技発動をほぼ阻止することができる。

 2020年11月に覚醒&上方修正され、HPが+110、防御力が遠近ともに+48された。覚醒すると相手隣接時の気絶確率が中に上昇、命中率と回避率を大ダウンできるようになった。加えて自フェイズ開始時に相手が味方より多い時、いちばん運の低い相手を究極確率で石化することが可能(運がクリティカル率以外で参照される珍しい例)。身代わりタンクと併用すれば条件を満たしやすくなる。気絶・石化中の相手に攻撃する時に攻撃力が超アップする能力も手に入れ、攻撃面も補強されている。継承スキルは総とっかえになるが攻撃力、できれば移動力も上げてアタッカー的運用を目指したいところ。

 

宇宙大怪獣 ムルロア /近/怪獣/★★★(限定マーケット)
・移動力:2 ・攻撃/必殺属性:毒/闇 ・弱点:光
・バッファー ・汎用性:C ・襲撃/防衛適正:C/C

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 劇中の強豪描写と実際の知名度との落差をイジられ続けてきたムルロアが、令和の世に堂々『ウルバト』参戦。仮面舞踏会の変態老人みたいな何とも形容しがたいご尊顔を3Dモデルで拝めるとは…。ちなみにゲーム作品への参戦はスペースモスの方が早かったりする(『怪獣バスターズ』)。

 暗闇状態になることがメリットになるという変わり種。固有スキルで1ターン目に自らを暗闇化し、暗闇状態で行動完了するとSPが2回超アップ(実質ゲージ50%分アップ)、自フェイズ終了まで受けるダメージが2回超ダウン(実質80%カット)する。必殺技は自らと隣接4マス内の相手をほぼ確実に暗闇化するほか、必殺属性・闇の味方の防御、命中、必殺技攻撃力が大アップする。SPは200と多めだが、SP超アップ×2効果のおかげでかなり早い段階で放つことができる。自らの暗闇状態が切れたターンで必殺技を放てれば理想的。

 固有スキルには光属性のアタックを受けると自らの暗闇状態が解除され、SPも0に戻ってしまうというデメリットもある。必殺技で再び暗闇になれるものの、SP超アップ×2効果も発揮できなくなるので立て直しは困難。通常・必殺ともに光属性が多いウルトラマンの前ではほぼ無力化されてしまうと言っていい。ただ光属性のアタック手段はウルトラ必殺技を除けば少なめで、アリーナであれば通常攻撃が光属性なのはサイバーゴモラとシェパードンしかおらず、シェパードンは移動力1なので警戒する必要は薄い(逆に言うと、ウルトラマン降臨系のイベントや探査ではあまり活躍できない)。アリーナの襲撃先にムルロアがいた場合はテレスドンで封じてしまったほうが早いだろう。ギャラクトロン、ピッコロ、改造パンドン、ブリッツブロッツ辺りの必殺技が放てるタイミングならそちらを使うのもいい。

 闇必殺技アタッカーの支援役としての運用がメインになるだろう。闇必殺技持ちは非常に多く、ガタノゾーア、デストルドス、ウルトラマンオーブダークなど必殺&防御アップが有用に働く怪獣も少なくない。 短所は継承スキルの噛み合わなさと、単騎で見れば微妙なパラメータ配分。リーダースキル命中 中ダウン(遠)、初登場の継承スキル命中 中ダウン(速)は味方の回避タンクのサポートとしては悪くないが、自らは暗闇状態前提なので回避には期待できない。HPは低いものの、高めの防御とダメージ超ダウン×2効果を活かせばそうそうやられることはないので、回避関連よりもHP、防御をテコ入れすべきだろう。HP アップ(+固定値)はぜひとも継承させたい。移動力が低く必殺技も射程が短いので移動力 アップも欲しいところ。

 

双子怪獣 ブラックギラス /近/怪獣/★★★(限定マーケット)
・移動力:2 ・攻撃/必殺属性:無/雷(風) ・弱点:光
・デバッファー&アタッカー ・汎用性:D ・襲撃/防衛適正:C/D

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 レッドギラスの兄が『ウルバト』に同時参戦。セブンの脚をへし折った非道行為の再現か、相手の鈍化に長けたデバッファー。攻撃すると2ターンのあいだ相手の移動力を1ダウン、鈍化状態の相手だった場合は移動力0にできる。必殺技は移動力1以下の相手にダメージ超アップの効果。味方にレッドギラスがいるあいだはギラススピンとなり、威力は2003の風属性、射程3・範囲9マスの広範囲、追加効果は1度アタックされるまでダメージ超ダウン、隣接2マスに300ダメージという攻防兼ね備えた超性能となる。

 のマグマ星人、のレッドギラスと組んだ混成チームでは鈍化&移動力低下のばら撒き役を担う。火力ではレッドギラスに一歩劣るものの、アタッカーを任せられるくらいの攻撃&命中は持っている。鈍化チームは一見ゴリ押しのように見えてかなりテクニカルな一面も秘めているため、策略ぶりの見せどころと言える。優秀なタンク役も雇い入れ、自身は弟ともども移動力 アップや混成:力技速or近距離バフで牙を研ぎ澄ましておこう。

 

暗黒星人 ババルウ星人 /近/宇宙人/★★★(限定マーケット)/覚醒対応(優先度:C)
・移動力:3 ・攻撃/必殺属性:風/風 ・弱点:雷
・デバッファー&タンク(回避) ・汎用性:A ・襲撃/防衛適正:B/C

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 相手リーダーの相性にあわせてマン、セブン、ジャック、ゾフィーの姿に変身する固有スキルを持っている(ニセ・アストラは別ユニットとして登場)。行動完了時、隣接3マス以内にいるリーダーと同相性の相手の攻撃・命中を超ダウンさせるほか、リーダーと同相性の相手に攻撃するとき攻撃力が大アップする。変身はHPが20%以下になると解除されるほか、変身中は必殺技が使えないというデメリットもあるが、通常攻撃がメインになるのでそこまで問題にはならないだろう。封印状態は1種類までしか付与されないため、他の封印状態にならないという利点もある。また、復活したときはババルウ星人の姿に戻る。ちなみに必殺技は相手全体の命中率超ダウンという強力な追加効果を持つが、放てる機会はかなり少ない。
 簡単に言えば相手リーダー自身と、リーダーと同じ相性の相手に対し大きく有利になる能力。相性統一チームへのメタであり、アリーナ襲撃チームの尖兵としてはもちろん、一部の探査クエストでも活躍が期待できる。どの相性にも有利なように見えるが、変身しても相性はのままなので統一チームには少々分が悪い。

 覚醒するとスキルボタンで任意の変身が可能になり、有利な相手に攻撃する際の攻撃バフが超アップに強化。加えて変身が解けた際に回避率ウルトラアップ、移動力+2アップの効果が発揮されるようになり、追い込まれてもしぶとく戦い続けることができる。さらにウルトラマンエースへの変身を新たに獲得、ニセエースは「行動完了時に隣接2マス内のの相手のSPを小ダウン」、「攻撃時、相手のSP獲得率をフェイズ終了時まで大ダウン」という能力を持つ。ニセエースの能力自体は微妙に物足りない気もするが、任意の変身ができるようになったことで汎用性が増し、混成チームにも対応できるようになったのが大きい。

 総戦闘力は高めだが尖った部分が無く、継承スキルは悩みどころ。特定の相性のバフ・デバフよりは全体に効果が及ぶもののほうが出番は増えるだろう。もちろん統一チームに組み入れても良く、チーム全体の対応力を底上げしてくれる。

 

■ニセ・アストラ /近/宇宙人/★★★(限定マーケット)
・移動力:3 ・攻撃/必殺属性:無/光 ・弱点:雷
・アタッカー ・汎用性:D ・襲撃/防衛適正:C/D

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 レオにすら見分けがつかないという精度の高い変身が制作陣にも優しい。闇と模倣の巨人は必殺技が強力なユニットが多いが、このニセ・アストラも同様で、ウルトラキーの力を借りた必殺技は前代未聞の破壊力を誇る(ナヴィによれば、これでもオリジナルよりは威力を抑えているとの事)。初期継承スキル命中・必殺技 中アップもなかなか魅力的。

 必殺技は必要SP200、威力1943の範囲5マスというデスフェイサーにも匹敵する大技だが、味方のHPが0になった回数によってさらに強化されるという性質を持つ。被撃破回数が3回だと威力2055の範囲9マス、6回だと威力2350の範囲21マス、10回以上だと威力3003の範囲61マスというわけのわからない域に到達する。次フェイズまで相手全体の命中率を超ダウンさせる追加効果もあるが、この強烈な効果もその威力と範囲の前ではささやかなものにすら思えてしまう。固有スキルには前述の必殺技強化に加え、相手全体の被ダメージを小アップ、かつ移動せず待機した時にSPが超アップ(+25)する効果がある。

 ユニット召喚が可能な怪獣、倒されても確定で復活できる怪獣でチームを統一すれば、アリーナでも被撃破回数6回までは確実に達成できる。前者にはガルベロス、エタルガー、ボガール(覚醒)が、後者にはギエロン星獣、ガゾート(覚醒)などが挙げられる。確実性は落ちるがジェロニモン、ブルトン(覚醒)、ガピヤ星人サデス、グローザム、バルタン星人(覚醒)等の投入も考えられる。

 被撃破数10回は現状では確実に達成できる手段がなく、ロマンの領域。被撃破6回でも十分強力だが、これもチーム構成が限られる。戦力としても十分なギエロン星獣と組むのが鉄板だろうか。被撃破3回は比較的達成しやすく実用的な範囲。ニセウルトラマンメビウス、のアタッカーと混成チームを組み、アタッカーを先行させて被撃破数を稼ぎつつニセメビウスのスキル効果で必殺技攻撃力をアップさせる手が使える。

 

 

【平成・令和作品(~『サーガ』)】

邪悪生命体 ゴーデス(第2形態) /遠/宇宙人/★★★(限定マーケット)
・移動力:2 ・攻撃/必殺属性:火/闇 ・弱点:氷
・タンク(防御)&アタッカー ・汎用性:A ・襲撃/防衛適正:A/A

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 高難度のイベントクエストでもアリーナでも活躍できる、凄まじいスペックを秘めたオススメ怪獣の1匹。ゴーデスは神だ。耐久力はグリムドやガタノゾーアに比べればわずかに劣る程度で、レジェンド以外の怪獣ではトップクラス。固有スキルは攻撃・必殺・反撃を受けた時に相手のHPを大吸収(400前後とかなりの数値)、かつ必殺技攻撃力が永続的に中アップする。必殺技は威力こそ低めだが必要SPは60と少なく(毎ターン撃つことも可能なレベル)、相手を超確率で混乱させると同時に、自らのHPをこれまた永続的に中アップすることが可能。固有スキルには行動完了時に混乱状態の相手からSPを小吸収(10)する効果もある。
 高めの耐久力&HP吸収能力でしぶとく生き残り、相手の攻撃をあえて受けつつ自らを強化し必殺技で攻めていくという、非常に攻撃的なタンクに仕上がっている。防御型・回避型問わず、相手のタンクに対しても有利に立ち回れるのが強み。命中は並以上にあり、運も高めなのでクリティカルにも期待できる。攻撃は低いが、前述の通り必殺技を毎ターンのように撃てるのであまり問題にならないだろう。第4継承スキル防御力 中アップ(技)も優秀。必殺技攻撃力は固有スキルで補えるので、継承スキルで防御力をひたすら高めてやりたいところ。ガードも必須級か。
 固有スキルは相手に攻撃されないと発動しない点がネックだが、全メンバーをゴーデスで揃えた艦隊チームならその欠点はおのずと解消できる。君もスタンレーと一緒に同化しよう! …と言いたいところだが、ガード無視の超火力を叩き込んでくるキングオブモンス、必殺封じに長けたテレスドンなど天敵もいるため艦隊にアリーナ防衛を任せるのは不安がある。グリムド等の先に倒したくない怪獣と組ませたり、虚弱陣形を継承させたり、徹底的にバフを重ねたりして「攻撃したくないが、攻撃せざるを得ない」という状況を作り出せれば理想的。こちらが攻めで使う場合、ゴーデス+ボガールのコンビは最適解のひとつで、吸収だけでは倒しきれない相手を捕食してくれる。の遠距離宇宙人という共通の特徴を活かした強化も容易。

 

宇宙忍者 バルタン星人(パワード) /近/宇宙人/★★★(限定マーケット)
・移動力:3 ・攻撃/必殺属性:毒/風 ・弱点:火
・アタッカー ・汎用性:C ・襲撃/防衛適正:B/C

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 バルタン星人にしては回避が低いが、強烈な必殺技を持つ武闘派。劇中でパワードを吹っ飛ばした「反重力波」は高い威力に加えて相手をノックバックし、次フェイズまで移動力100ダウン、つまり実質1に下げる効果を持つ(ちなみに『パワード』初期の数話はパワードも怪獣も相手を押したり突き飛ばしたりするシーンがやたら目立つ。規制の関係でキックやパンチが使えなかったという説がある)。倒し切れなかった場合でも、次フェイズではほぼ確実に足止めできるだろう。リーダースキルは初登場の耐性(技)混乱・気絶。状態異常の中でもやっかいな2種を対策できるが、使いどころは現状それほど多くないかもしれない。

 固有スキルは1度だけ相手から攻撃・必殺を受けるまでにダメージをほぼ無効化、さらに2ターンの間移動力が4アップするという、脱皮能力を再現した内容。「相手から1度攻撃・必殺を受けるまで」というのがミソで、身代わりしてもらった時は効果が持続するほか、相手からの反撃ダメージも抑えられるのは大きな利点。ただ、バトルの中盤以降はほぼ発揮する機会がないとも言える。SP獲得率アップ系も継承させ、できるだけ必殺技を撃つ機会を増やしたいところ。

 

超古代竜 メルバ【Re】 /近/怪獣/★★★(探査)
・移動力:3 ・攻撃/必殺属性:無/風 ・弱点:地
・タンク(回避) ・汎用性:B ・襲撃/防衛適正:B/B

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 わりかし残念性能だった★2メルバと比べると、圧倒的に使いやすくなった探査クエスト報酬のリビルド怪獣。回避アップに長けた能力は★2メルバと同じだが、こちらは素の回避が高めなので恩恵が大きい。攻撃・命中・必殺・運もアタッカーの水準~やや上程度はある。

 固有スキルはステージに障害物がある場合に移動力+1、自分含む味方が障害物を壊した時に回避が2ターンのあいだ大アップする効果。アタックされた時に2ターンのあいだ攻撃集中+回避中アップというペダニウムゼットンのような効果もある。必殺技(2ターン回避大アップ+SP獲得率中アップ)、リーダースキル、継承スキルも回避アップに特化しているという回避の鬼。ゴルザ【Re】との相性も悪くなく、障害物破壊はゴルザに任せつつ自らは前線で囮役を務めるのがベスト。回避しまくってSPを溜め、強烈な必殺技でカウンターを決めてやりたいところ。

 初期継承スキル反撃軽減反撃対抗の下位互換だが、この2つを同時継承すれば反撃ダメージを10%まで軽減できる。継承枠2つを消費するのは少々厳しいが、アリーナ防衛を回避タンクに任せる場合は悪くない選択肢。グリーザ(第二形態)軸の回避チームなどでは有用かもしれない。メルバ【Re】自身もの「分類:怪獣」ユニットの中では最も回避タンク向きの能力で、グリーザとの相性は良好。

 

炎魔戦士 キリエロイドⅡ /近/宇宙人/★★★(限定マーケット)
・移動力:3 ・攻撃/必殺属性:無/闇 ・弱点:光
・アタッカー ・汎用性:S ・襲撃/防衛適正:B/D

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 スキルボタンにより任意に固有スキルを発動できる初の怪獣。1ターンに1回、1バトル中に合計6回、自らの相性と固有スキル効果・必殺技追加効果をチェンジすることが可能。のときは攻撃時に命中大アップ&相手に固定ダメージ小、必殺技で2ターンの間相手の攻撃力を大ダウン。のときは攻撃時に攻撃力中アップ&アタックされるときに防御大アップ、必殺技発動時に超確率で固定ダメージ中を2回与える。のときは2ターンの間移動力が1アップ、攻撃時に超確率で鈍化、必殺技は超確率で気絶を与えることができる。相手がどの相性だろうと、アタッカーだろうと回避型だろうと防御型だろうと対応できるのが最大の特徴。ガタノゾーアに毎ターン有効打を叩き込むことも可能だ。オートバトルではランダムにチェンジしてしまうため、アリーナ防衛ではあまり強みを活かせないだろう…と思っていたが、実際に対峙してみると有利な相性で迎え撃つことが困難なため意外とやっかいだった。

 劇中のタイプチェンジを見事に再現した贅沢な1匹。リーダースキル・初期継承スキルに待望の攻撃力 中アップ(混成:力技速)を持ち、混成チームにとってはまさに天からの使い、救世主と言える。もちろんツルギデマーガやキングオブモンス(覚醒)など混成チーム前提の怪獣とも相性がいいが、リーダーの座はキングオブモンスに渡したほうがいいだろう。基本スペックも高水準で、汎用性という視点だけで見れば間違いなく最高峰と言える。欠点はタイプチェンジの演出が長く、オート時やDNAクエストが少々ダルいことくらい。

 

スーパー必殺怪獣 デマゴーグ /近/怪獣/★★★(限定)
・移動力:2 ・攻撃/必殺属性:無/風 ・弱点:闇
・タンク(防御)&アタッカー ・汎用性:C ・襲撃/防衛適正:C/C

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 再登場の機会がほぼ無かったこともあり、ひょっとしたらピッコロ以上にマイナーかもしれない1匹。考えてみれば怪獣を育てて戦わせる『ウルバト』にこれほどピッタリな存在もなかなかいない。ティラノザウルスを武装させたわかりやすいカッコよさで、『ダイナ』放映当時に販売されていたソフビもかなり出来がよかった(色は全然違ったけど)。
 タンクばりの耐久力を誇り、攻撃・必殺も及第点。固有スキルは2回アタックされるまでガードを発動、ガードするとSPウルトラアップ&2ターンのあいだ防御ウルトラアップの効果を発揮するというもの。さらに相手のHPを0にすると、自分のHPが全回復する(倒した相手を吸収する能力の再現か)。必殺技はアタック中のみガード封印+回避率大ダウンの効果があり、とどめを刺すのにはじゅうぶんな性能。

 ガードは被ダメージを半減できるので、しっかり耐久を伸ばしていれば一撃で倒されることはまず無い。序盤は高耐久力で相手の攻撃を耐え、必殺技で相手を倒して被ダメージを回復、という理想的な勝ちパターンにもっていくのは容易だろう。タイマン性能は相当なものだが、『ウルバト』は「怪獣コロシアム」と異なりチーム戦なので、先攻して攻撃を浴びるためには移動力 アップが必須。命中も微妙に物足りないので強化しておきたいところだが、攻撃、必殺、耐久、命中のどれを伸ばすべきかはかなり悩ましい。平凡な値の攻撃と命中は味方のバフで強化し、自らは必殺と耐久を高めるのがベストだろうか。貴重だがHP・防御力 大アップ防御・必殺技 大アップといった複数の能力を上げるスキルも活用したい。

 総合すると、高いポテンシャルは秘めているものの強さを引き出すにはそれなりのブリーダー資産が必要になるため、ベテラン向けの1匹と言える。攻撃力 中ダウン(力)を初期から持っている唯一の怪獣でもあるが、これは他の怪獣への継承用と割りきったほうがよさそうだ。の防御タンクにアリーナ防衛を任せている人にはありがたいスキルだろう。

 

超合成獣 ネオガイガレード /近/怪獣/★★★(限定マーケット)
・移動力:2 ・攻撃/必殺属性:無/雷 ・弱点:火
・アタッカー ・汎用性:D ・襲撃/防衛適正:C/D

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 いちおう『ダイナ』で最後に登場した怪獣だが、グランスフィアの前座感が強く融合前のガイガレードもまあまあ地味だったので印象が薄い(超個人的感想。ちなみにガイガレード自身もスフィア合成獣との説がある)。とはいえツノはブーメラン、腕はカマ、シルエットはトライデントという全身兵器っぷりは普通に格好よい。デマゴーグと同じくゲームでの3Dモデル化は『ウルバト』が初である。
 やや高めのHPと攻撃を持つアタッカーで、待機時は次フェイズ終了時まで被ダメージ超ダウンできる。必殺技は射程2で単体範囲、威力も並だが相手をウルトラ確率で気絶させることが可能で、味方リーダーが攻撃を受ける時は1回のみ気絶状態の相手を身代わりにできる。2ターン目以降、スキルボタンでもっとも攻撃力の低い相手を引き寄せる能力も持っている。自フェイズ終了時、隣接する相手のSPを小吸収する能力もあり、必殺技を阻止すると同時に自らのSPを溜めやすいのが特徴。
 固有スキルは多彩な効果を持っており、怪獣ながら人質を取るほどの高知能&卑怯ぶりをよく再現しているが、うまく活用するにはチーム構成の時点からそれなりの戦略が求められ、見た目に反してかなりトリッキーな策士と言える。引き寄せ効果は1マス分のみだが、2ターン目以降なら毎ターン使用できるのが特徴。メガトン怪獣の特性を継承した相手タンクを前線におびき出す等の使い方ができる。気絶した敵を身代わりにできるのは便利そうだが必殺技には対応していないので、バトル序盤で相手を気絶させられるヒッポリト星人等と組ませると腐りにくいだろう。
 継承スキルはHPバフ系が充実しているが、こいつの性能でHPを高める利点はそれほどないと思われる。SPアップ、SP上昇率アップ系で必殺技の回転率を高めたいところ。HP・命中 中アップを継承スキルに持つ初の怪獣だが、量産の手間の割には少々魅力が薄いスキルでもある。

 

巨大顎海獣 スキューラ /近/怪獣/★★★(限定マーケット)
・移動力:2 ・攻撃/必殺属性:水/水 ・弱点:雷
・タンク(防御) ・汎用性:A ・襲撃/防衛適正:A/A

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 万人にオススメできる優等生の1匹。ゲーム作品ではハブられがちだったスキューラだが、『ウルバト』では相方の2匹と抜群のチームワークを見せてくれる。固有スキルは味方がアタックされるときに身代わりとなる能力で、の味方を守るときは防御力が大アップする。さらに自分が攻撃した時、次のフェイズまで相手の攻撃力を中ダウンすることが可能。必殺技はタンクにしては威力があり、相手の移動力を実質的に1まで下げる効果がある。

 技にとっては待望の身代わり持ちタンクであり、シェパードンと比べると純粋な耐久力で勝る。タッコングには防御力アップの発動条件の狭さと上昇率で負けるが、距離を問わず身代わりできる点で優れている。ちなみに複数を巻き込む必殺技の場合、身代わりできるのは直接の対象になった1体だけなので、守りをスキューラに頼っているチームは相手の必殺技範囲に注意しておきたい。必殺技を封印できるテレスドン、SPダウンが得意なブリッツブロッツ等と組ませると盤石の守りになる。

 キングオブモンスの「攻撃・必殺を受けた時」が条件となる固有スキルは身代わりしてもらった時にも発動するため、相性は良い。能力上、どの味方よりも最初にやられてしまうことになるが、これもバジリスの「味方のHPが0になった時」に発動する固有スキルと好相性。同様の発動条件を持つ怪獣は他にもたくさんいるし、打たれ弱い味方全般を守れるという時点でタンクとしては圧倒的な使いやすさを誇る。継承スキルも耐性 鈍化(強)以外はタンク向きのものばかりなので育成しやすいが、ガチガチに守りを固めようと思ったら総とっかえになるかもしれない。特にHP 中アップ(技)は普通のタンクなら鉄板スキルだが、混成チームで使うことが前提ならば上書きも検討しておきたい。

≪育成例≫

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 継承6枠目はHP・防御 大アップ、カスタムマトリクスのフリー枠はすべて防御振り。1ターン目でここまで防御を伸ばせればだいたいの攻撃には耐えられるだろう。購入直後は「いくら強くてもKOMの前座だしな~」とか思っていたのだが、幾度となくクエスト・アリーナで助けられたため、すっかり愛着が湧いてしまった。あとは防御大+石化耐性が付くスキルが来てくれれば完璧なのだが。

 

進化怪獣 ラゴラスエヴォ /遠/怪獣/★★★(限定マーケット)
・移動力:2 ・攻撃/必殺属性:火/無 ・弱点:雷
・アタッカー&デバッファー ・汎用性:C ・襲撃/防衛適正:B/D

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 大方の予想通り、火傷と凍結の状態異常に長けた性能となった。高めのHPと命中を誇るほかは凡庸なステータスだが、無属性の必殺技・超温差光線はSP80と軽めで、範囲も5マスと広く非常に優秀。威力はそこそこだが凍結状態の相手を対象とする時は相手の回避超ダウン、火傷状態の相手を対象とする時は自らの必殺攻撃力が超アップする。また、必殺技を放ったあとは相手全体を超確率で火傷または凍結にすることが可能。固有スキルも攻撃した時、隣接2マスの相手を凍結または火傷にする効果。さらに行動完了後、凍結・火傷状態の相手からSPを小吸収できる。

 問題は火傷と凍結は重複しないため、ラゴラスエヴォ単体では相手にどちらを与えられるか不確定な点。火傷チーム、凍結チームのどちらに入れるかコンセプトを決めておき、状態異常付与は他のメンバーに任せたほうがいいだろう。火傷チームなら高火力、凍結チームなら高命中を活かすことが可能。どちらのチームでもSP吸収能力が相手の必殺技阻止役として輝くため、できるだけ行動順は最後にしておきたい。

 必殺技はかなり回転率が高いため、ラゴラスエヴォ自身も必殺特化にしたいところ。個人的には超火力の混成火傷チームか、タンク対策の凍結チームに投入するのがベストに思える。前者はデマーガ・マガパンドン・キリエロイド・バードン、後者はラゴラス・ガンダー・バルタン星人ベーシカルバーション辺りと組みたいところ。何気に命中 中アップ(技)を継承スキルに持つ初の怪獣だが、火傷チームで使うなら優先度は低いかもしれない。

 

宇宙忍者 バルタン星人ベーシカルバージョン /遠/宇宙人/★★★(限定マーケット)
・移動力:2 ・攻撃/必殺属性:氷/氷 ・弱点:火
・アタッカー&デバッファー ・汎用性:B ・襲撃/防衛適正:C/D

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 初期継承スキルは4つ中3つがデバフで、特にリーダースキルを含めても唯一の所持者である防御力 中ダウン(速)は強力。ここまで特化しているなら、ファイヤーウインダム辺りから攻撃力 中ダウン(速)を継承させてもよさそう。固有スキルには待機時に移動力+2に加え、アタック時に相手の回避率大ダウンを発動する効果もあるので(フェイズ終了時まで効果継続)、ペダニウムゼットンなど面倒な回避型タンクに対処しやすくなるだろう。また、攻撃時に相手のSPを小ダウンする効果もあり、フェイズの最後に攻撃すればSP満タンの相手の必殺技を阻止できる。

 リーダースキルに攻撃力 中アップ(技)を持つ初の限定マーケット★3怪獣でもある(覚醒したナックル星人除く)。同リーダースキルを持つにせウルトラマン、ブラックキングと比べると相手を石化&凍結状態にする強烈な追加効果を持つ必殺技が強みとなる。統一チームのリーダーとしてはじゅうぶんな素質。

 固有スキル、必殺技はすべての効果が有用、パラメータも優秀でシンプルに使いやすい1匹と言える。デバッファーとして継承スキルをアンチ特化にするか、汎用性の高いアタッカーとして攻撃アップ系スキルを積むかは運用目的次第だろう。

 

高次元捕食体 ボガール /遠/宇宙人/★★★(限定マーケット)/覚醒対応(優先度:A)
・移動力:3 ・攻撃/必殺属性:無/地 ・弱点:雷
・アタッカー ・汎用性:B ・襲撃/防衛適正:B/C

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 『メビウス』1クール目でたびたび登場、高い知能と戦闘能力、飽くなき飢え、人間への変身能力を持つ強敵。非常にバランスの取れたパラメータを持ち、命中がやや物足りないこと以外は申し分ない性能。なにげに初登場のリーダースキルHP 小ダウン(全)はどんな相手でも腐らないが、相性バフ・デバフと比べるとちょっと物足りないか。回避は低くはないが高くもないので、回避特化チームで使う以外なら命中や攻撃を上げたほうがいいだろう。
 通常攻撃・必殺技でアタックするだけで、フェイズ終了時まで相手の復活を阻止することが可能。同じく復活アンチであるガゾートやスーパーヒッポリト星人と比べ高い火力を兼ね備えているのが特徴で、移動力3の遠距離型なため攻撃対象を選ぶのにも困らないだろう。固有スキルにはHPが一定数値以下(200前後)になった怪獣を相手・味方問わず即座に捕食、復活させずに倒してしまう効果もある。強力ではあるが自分の勝ち筋を潰してしまう可能性もあり、なんとも評価しづらい。『ウルバト』では毒や火傷などの継続ダメージではユニットを倒せないので、状態異常で弱った相手にとどめを刺す役割としては便利。また、こちらの効果は発動タイミングが「ボガールの行動完了後」なのがミソであり、ボガールを最後に行動させればまとめて効率よく相手を捕食できる。味方が巻き込まれそうなときは、メトロン星人などで回復させて捕食を免れるという手が無くもない。

 覚醒後は復活封印が2ターンになるほか、自分以外の味方・相手のHPが0になった時に3ターン攻撃 中アップ&移動力が+1される効果が付く。復活後の怪獣を即捕食できればかなりのパワーアップが見込めるうえ、相手が大量に出現するイベントクエストでも頼りになる。また、3ターンの自フェイズ開始時にツインテールを召喚できるというオマケ的な能力も獲得した。レベル1なのでボガールが行動終了した瞬間に捕食されてしまうため、「味方が倒れた時」に発動する能力、具体的にはボガール以外にもゾアムルチ、レッドキング【Re】、バジリス(覚醒)などの固有スキルのエサ役になるほか、味方のSPも溜められる。覚醒させずともあえてレベルの低い(=最大HPが低い)味方と共に出撃させて捕食し、1ターン目から一気にSPを溜める戦法は一部のイベントや探査でも有効。

 高いスペックと使いやすい復活封印能力を持つ間違いのない強豪だが、ブリーダーにも牙を剥く可能性は常に残されている。少なくとも、最大HPの低い怪獣しか持っていない初心者にはまったく勧められない。狡猾なる暴食の化身、あなたには使いこなせるだろうか。

 

宇宙剣豪 ザムシャー /近/宇宙人/★★★/覚醒対応(優先度:B)
・移動力:2 ・攻撃/必殺属性:無/風 ・弱点:地
・アタッカー ・汎用性:C ・襲撃/防衛適正:C/D

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 固有スキルは待機すると2ターンの間、必殺技攻撃力と命中率が中アップするというもの。2つとも素の能力が高いので恩恵は大きく、1ターン目から安定して発動させられるのも便利。必殺技は射程こそ短いが、その威力は「必殺」にふさわしい強烈さ。リーダースキル・固有スキル・継承スキルでさらに強化できるのも評価点。相手の回避率を大ダウンする追加効果もあるため、打ち損じてしまった場合でも味方に後を託せる。

 2020年10月21日に覚醒スキルが上方修正、なにげにモーションも改修された。覚醒するとバフ効果が10ターン続くようになり(ほぼ永続アップに近い)、必殺攻撃力は大アップに強化、さらに4ターン移動力アップ(+1)の効果も付き、弱点だった足の遅さをカバーできる。ちなみに覚醒スキルには「味方が自分だけになった時、1度だけ必殺技攻撃力が超アップ&SP満タン」という実にザムシャーらしい効果もあるが、意識して発動させるにはリスキー過ぎるか。序盤は待機しつつ機をうかがい、やっかいな相手が登場したら一撃必殺の刃をお見舞い…という渋い役どころ。の高命中・高必殺の近距離アタッカーは強豪だらけなので埋もれがちだが、それなりの汎用性と一撃のロマンを両立させた人気キャラクターらしい立ち位置と言える。継承スキルは必殺技特化でもいいが、素の攻撃力もそこそこあるのでチームにあわせて攻撃力 中アップ(技)攻撃力 中アップ(混成:力技速)辺りも付けておこう。


策謀宇宙人 デスレム /遠/宇宙人/★★★/覚醒対応(優先度:C)
・移動力:2 ・攻撃/必殺属性:無/火 ・弱点:光
・タンク(回避) ・汎用性: C ・襲撃/防衛適正:C/B

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 回避特化のパラメータをはじめ、能力的にはいろいろと巨大ヤプールと被っている感がある。固有スキルは自分以外の味方が攻撃を受けるたびにフェイズ終了まで回避率が中アップ&SPが小アップするというもので、発動が容易なわりに有用な効果。リーダースキル回避 中アップ(遠)も悪くない性能で、暗黒四天王チームを組むならメフィラス星人以上のリーダー適性と言える。必殺技は威力こそ並だが攻撃範囲が広めで、相手のガード発動を封印する効果もある。覚醒後は自分が攻撃対象のときも回避&SPアップ効果が発揮されるほか、相手に攻撃する時、1度だけ相手の反撃を2ターンのあいだ封印することができる。また、味方にグローザムがいる時は自フェイズ開始時に自らのSPが大アップ&グローザムのSPが大ダウンする。

 覚醒後の反撃封印はアリーナ防衛向きの能力で、天敵であるドラゴリーやマガオロチ相手に2ターンも時間稼ぎできるのはかなり大きい(アークベリアル等のの反撃持ちが穴になるが…)。グローザムからSPを吸収する効果も、使いやすい必殺技を持つデスレムにとってはなかなか有用。グローザムはSPが溜まりにくくなるが、もともとグローザムの必殺技は射程・範囲が短く追加効果も微妙で、通常攻撃のほうが有効な場合も多いためあまり問題にはならないだろう。グローザム(覚醒)とはメリット・デメリットを押し付け合う仲だが、この関係性は『大怪獣バトル』のタッグ必殺技「双天煉獄氷斬」でお互いを出し抜こうとする迷シーンの再現と思われる。完全に余談だが、デスレムの通常攻撃はどう見ても火炎で攻撃していにも関わらず火属性ではなく無属性である。

 継承スキルは回避 大アップは確定レベルだが、残りはなかなか悩ましい。バフのほかは必殺技 大アップでSPの溜まりやすさと必殺技の範囲の広さを活かしたい。

 

極悪宇宙人 テンペラー星人(宇宙人連合) /遠/宇宙人/★★★(限定マーケット)
・移動力:2 ・攻撃/必殺属性:雷/雷 ・弱点:火
・バッファー&アタッカー ・汎用性:C ・襲撃/防衛適正:C/D

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 飛行能力を得た代わりに『タロウ』時代のような狡賢さは鳴りを潜めた感がある、平成デザインの極悪宇宙人。『ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟』では見事な噛ませ犬っぷりを披露してくれたが、固有スキルも「自らがリーダーでないとき、敵味方で1度アタックが行われるまで移動力+2」、「自分のHPが0になったとき、味方の分類『宇宙人』の攻撃力350アップ&自分を倒した相手の防御力350ダウン」という捨石になること前提のような能力。パラメータはアタッカー的配分だが、回避がやや高めなので敵陣に突っ込んでいってもそれなりに相手を翻弄できそう。固有スキルには相手リーダーに攻撃する時のみ、攻撃力が350アップする効果もある。1ターン目は相手からアタックされないよううまく位置取りし、2ターン目でリーダーにカチコミをかけられれば理想的。

 必殺技は雷弱点・またはウルトラマン(善悪)の気絶耐性を中ダウンしたうえで、高確率で気絶付与の一撃を放つというもの。同族である極悪のヴィラニアスがジャンボットとジャンナイン(ロボットなので雷弱点である可能性が高い)を圧倒したのが効果の由来だろうか。Y字型に広がる範囲の広さが特徴で、複数体まとめて気絶を狙えるのは大きな魅力と言える。
 分類「宇宙人」には怪獣、ロボットを除く人型のユニットが所属している(ゴーデス、ボガールなども含まれる)。自らが倒された時の攻撃アップ&防御ダウンは永続効果なのでなかなか強力。この効果を活かすためにも宇宙人統一チームを組むべきだろう。ちなみに宇宙人連合の同胞であるザラブ星人・ガッツ星人・ナックル星人、ダークネスファイブであるアーマードメフィラス(魔導のスライ)・スーパーヒッポリト星人(地獄のジャタール)・グローザム(氷結のグロッケン)・デスレム(炎上のデスローグ)はすべて「相性の宇宙人」であることが共通しているのでバフを積みやすい。ちなみに継承スキル攻撃力 小アップ(宇宙人:力技速)は混成:力技速とは違い、各相性がそれぞれ揃っている必要はない。

 

究極超獣 Uキラーザウルス /近/怪獣/★★★(限定マーケット)/覚醒対応(優先度:A)
・移動力:2 ・攻撃/必殺属性:闇/火 ・弱点:光
・アタッカー ・汎用性:S ・襲撃/防衛適正:A/C

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 共闘イベント「決戦! Uキラーザウルス」でお目見えし、莫大なHPとわりかしお得な報酬でブリーダーたちに強い印象を残してから3か月後、満を持して限定マーケットに登場。以来その強さから安定した人気を誇っており、アリーナでの使用率も高い。第4回大会以降は常にトップ10圏内の強豪。
 ウルトラヒーロー相手の戦闘なら攻撃力中アップ、防御力中アップ、必殺技でアタック時に防御力超ダウンが可能(当然だがにせウルトラマン、イーヴィルティガ相手には発動しない)。圧倒的な総合戦闘力を持つため、ウルトラヒーロー以外が登場するクエストでも頼りになる。攻撃力、命中率、必殺技攻撃力はどれも水準以上、HPと防御力も高め。さらに固有スキルの効果で相手が4体以上なら攻撃力 大アップ&防御力 小アップ、3体以上なら命中率 中アップを発動でき、高めのパラメータをさらに底上げできる。
 加えて、分類的には近距離型だが、固有スキルの効果で実際の射程は1~2となる。近距離型特有の攻撃・命中補正を受けられるほか、反撃の際は近・遠距離の両方に対応することが可能。いろいろとてんこ盛り過ぎてわけがわからない。よくこんなバケモノを制御できたもんである。火力だけなら他の多くのアタッカーの上位互換と言える。

 覚醒するとウルトラマン特攻が攻撃大アップに、相手4体以上の時のバフが攻撃超アップ&火傷・暗闇・従属になる確率破滅的ダウン(ほぼゼロと考えていい)、相手3体以上の時のバフが命中大アップ&防御ウルトラアップに強化される。覚醒前とほぼ同じ感覚で手軽な強化を得ることができるほか、やっかいな状態異常をピンポイントで対策できるので汎用性がさらに増した。

 たいそうな名前の専用継承スキル異次元からの叫びは、要は防御力 中アップの下位互換。耐久を上げたいなら防御力 大アップHP・防御力 中アップで上書きしてかまわない。元来がタフなのでこれら耐久アップ系のスキルも効果的。反撃(強)移動力 アップといった貴重なスキルを付けるだけの価値もじゅうぶんある。

≪育成例≫

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 基本スペックの高さを活かした型。は優秀なバッファーであるナックル星人のおかげで能力を盛りやすいのも利点。 必殺技攻撃力 大アップを諦めて反撃(強)を入れるなら、身代わり持ちタンクと組ませてやりたいところ。

 

地獄星人 スーパーヒッポリト星人 /遠/宇宙人/★★★(限定マーケット)/覚醒対応(優先度:A)
・移動力:2 ・攻撃/必殺属性:火/闇 ・弱点:光
・デバッファー ・汎用性:B ・襲撃/防衛適正:B/B

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 火力としてはあまり期待できないが、耐久力は並以上で回避率もそこそこ高く、しぶとさはかなりのもの。固有スキルは攻撃時に隣接2マスに復活封印、命中 中ダウン効果を次フェイズ終了まで与えるというもの。復活封印はガゾート以上に使いやすく、タッコング等の身代わりでガッチリ守られた相手も封印できるのがミソ。アリーナ襲撃でもアリーナ防衛でも優秀なサポート役になれるだろう。通常攻撃はヒッポリト・ファイヤーボムなので火属性になっている。

 覚醒により大幅なパワーアップを果たせるのが特徴。固有スキル発動範囲が隣接4マスと大幅に広くなり、命中率ダウン効果も大に上昇。さらに味方が攻撃する時、1度だけ身代わり効果を封印できるほか、自分以外の味方が相手によって倒された時にもっとも運の低い相手を高確率で石化する。昨今のアリーナはスキューラやシェパードンが溢れているため、身代わり封印効果はなかなか便利そうだ(2体以上身代わり持ちがいると対応しきれないが)。自分も身代わり怪獣と組めば、石化効果も発揮しやすくなる。攻撃するだけで相手複数の命中率大ダウンというのもかなり破格。

 必殺技は相手をほぼ確実に気絶させる強烈なものだが 必要SPは通常の1.5倍、威力自体は低めでの相手には気絶効果無しと少々デメリットが目立つ。それでいて範囲は前方2マスとバキシムと変わりない程度。単体の大ボスには有効そうだが、それ以外のクエストやアリーナで気絶を狙うなら普通のヒッポリト星人のほうがまだマシかもしれない。こいつの真髄は気絶付与より固有スキルにある。

 

古代怪獣 ゴモラ(超振動波) /遠/怪獣/★★★/覚醒対応(優先度:A)
・移動力:3 ・攻撃/必殺属性:無/地 ・弱点:水
・アタッカー ・汎用性:B ・襲撃/防衛適正:B/C

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 こちらは『ウルトラギャラクシー』で主人公が使役したゴモラ。のゴモラとは見た目こそ同じだがモーションが違うので要注目(こういうこだわりは嬉しい)。のリトラ(S)、のエレキング(放電光線)とは【連携】を発動でき、各スキルのシナジーも良好。回避寄りの混成チームを組んでやりたいところ。
 一般的なアタッカーと比べると、回避率の高さが光る。数値自体は回避型タンクとして運用できるほどの安定感はないものの、攻撃時に固有スキルで回避率を中アップ(&必殺技攻撃力を小アップ)できるのでそこそこの数値にはなり、高い移動力を活かして敵陣に切り込んでいける。必殺技は単体の相手しか狙えないが、追加効果でもともと高めの攻撃力・命中率を中アップさせることが可能。

 覚醒すると固有スキルが「行動完了時に2ターンのあいだ回避率・必殺技攻撃力大アップ」に強化。つまり、2ターン目の敵フェイズ以降は常に回避率・必殺攻撃力が大アップ×2(1.6倍、ウルトラアップ相当)の状態で戦うことができる。さらに自分がリーダーの時、味方が必殺技を使うと自分の必殺技攻撃力がフェイズ終了時まで大アップ&味方のリトラ(S)が倒れた時にウルトラアップする効果も追加。リトラ(S)も必殺技強化に優れたバッファーなので、超強化された必殺技での大逆転を狙えるようになる。
 各種スキルとパラメータ配分のすべてに無駄がなく、総じて、汎用性の高い頼れる相棒と言える。登場直後はその強さと人気から一般マーケット怪獣にも関わらずかなりの相場で取引されていたが、さすがに最近は落ち着いてきており、底値近くでも購入できる。入手しやすくて強くて使いどころが多い、初心者にオススメの1匹。

 

アーマードメフィラス /近/宇宙人/★★★(限定マーケット)
・移動力:3 ・攻撃/必殺属性:風/火 ・弱点:光
・アタッカー&タンク(防御) ・汎用性:B ・襲撃/防衛適正:C/C

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 元は知将・メフィラス星人の所有物だった暗黒の鎧が、いちメフィラス星人のレイオニクスと合体した姿。攻撃面はアタッカーの水準程度だが、固有スキルでガード(発動率35%)が可能なほか、ガード発動時に次フェイズまで攻撃力が中アップする。HP・防御力もそこそこ高く、リーダースキル・継承スキル・必殺技効果(2ターンのあいだ防御大アップ)でさらに耐久を補えるのが長所。攻防ともにスキの無い性能と言える。ただ、継承スキルで伸ばすなら防御より攻撃面だろう。後述の連続行動を活かすための移動力 アップも候補の1つ。
 最大の特徴は、相手を倒すと行動回数が1回増えるという固有スキル効果(バトル中1回のみ発動)。1ターン中に2回行動できるのは説明するまでもなく強力で、移動力もそれなりなので他の相手へ追撃できる機会も多いだろう。この能力が輝くのは、ターン数制限が厳しい探査クエスト。風属性必須の2-Hのほか3-Cなどでも活躍できる。

 

【平成・令和作品(ニュージェネ)】

熔鉄怪獣 ツルギデマーガ /遠/怪獣/★★★(限定マーケット)
・移動力:2 ・攻撃/必殺属性:火/闇 ・弱点:光
・アタッカー ・汎用性:D ・襲撃/防衛適性:C/D

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 攻撃力アップに特化したアタッカー。初期継承スキルの攻撃・命中 中アップは継承用としてはかなり優秀。また、「混成:力技速」の継承スキルにも要注目。キリエロイドⅡから攻撃力 中アップ(混成:力技速)も継承すれば、混成チームの火力不足を補うことができる。
 固有スキルも、バトル開始時にが揃っている場合に攻撃力が超アップするという効果。本編では特に他の怪獣と協力する姿は見られなかったのでなぜこんな能力が付けられたのか謎だが、今後カミソリデマーガがで登場したりするのだろうか。固有スキルには攻撃時に相手の全パラメータを小ダウンさせる効果もあり、このデバフ効果はツルギデマーガのHPが0になるまで蓄積する。ツルギデマーガ自身はHPこそ高めだが打たれ強いとは言えないため、身代わりを持つのシェパードンやタッコング、攻撃集中を持つのペダニウムゼットン等が相方候補となる。まあこいつらは誰と組ませても強いのだが、無理なくHP 中アップ(混成:力技速)の条件を満たせるのは悪くなく、恩恵も大きい。
 ただ、現状の主要混成チーム(キングオブモンス軸、ニセメビウス軸、ギラス兄弟軸など)のいずれともコンセプトがずれているため、微妙に影が薄い。将来性は感じられ、継承スキルも軒並み優秀なので確保しておいて損は無いだろう。

 

宇宙化猫 ム― /近/怪獣/★★★(限定マーケット)
・移動力:3 ・攻撃/必殺属性:無/毒 ・弱点:水
・バッファー&デバッファー ・汎用性:D ・襲撃/防衛適性:E/B

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 コイツが参戦するのすごいな。ウルトラ怪獣の中ではイフと並んで画数が少ない1匹。戦闘力はガヴァドンAに次いでワースト2位で、攻撃・命中は壊滅的。必殺技も威力ゼロで火力にはならないが、強烈な固有スキルと必殺技効果で味方をサポートできる。

 固有スキルは攻撃時に隣接2マスの相手のSP・攻撃・防御をそれぞれ中確率で中ダウンする(2ターン)。中確率、中ダウンというのはまあまあ微妙なので過信はできないが、発動は容易。また、自フェイズ開始時にもっとも防御の合計が高い味方の周囲にワープし、その味方の攻撃・防御・命中をそれぞれ超確率で280アップできる。280という数値は戦況を一変させるほどではないが、これも発動の容易さを考えれば妥当なところか。気まぐれっぷりと自由奔放さがよく表れた能力で、バフもデバフも確実性に欠けるものの2ターンのあいだ継続するのは優秀。中ダウンも2回ぶん蓄積すれば超ダウン相当になるし、攻撃や命中が560アップとなると無視できない数値となる。できるだけ自フェイズの最初に行動させてバフ・デバフが蓄積した状態で味方に回したいところ。

 注目すべきは必殺技。必要SPは200と多く、前述の通り威力はゼロだが、次フェイズ終了まで相手の攻撃・必殺技を封印するという強烈な効果を持つ。記憶消去能力の再現なためか、分類:ロボットには効果がないので意識しておきたい。この強烈な遅延能力と、高めの回避のおかげでアリーナ防衛や探査クエストに向く1匹と言える。怪獣なのでグリーザ(第二形態)軸チームの枠としても採用できるだろう。SP200は少々キツいので、SP 大アップくらいは継承しておきたい。 また低防御・高HPゆえ狙われやすいが、自らの回避・相手の命中を増減する能力は持っていない。HPを増強しても焼け石に水なので、生存率を上げたいなら素直に回避 大アップ命中 小ダウン(全)辺りも継承させておこう。


シビルジャッジメンター ギャラクトロン /近/ロボット/★★★(限定マーケット)/覚醒対応(優先度:B)
・移動力:2 ・攻撃/必殺属性:無/光 ・弱点:闇
・アタッカー&デバッファー ・汎用性:B ・襲撃/防衛適正:B/C

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 実装当時は圧倒的な戦闘力の高さでブリーダーたちを驚かせた1匹。今現在でも命中・必殺はかなりの水準で、近距離アタッカーとしてはケチのつけようのないパラメータ配分。
 固有スキルは、攻撃してきた相手の回避率を中ダウン&SPを小ダウンするというもの。アタッカーにしてはそこそこの耐久とは言え、実装当時はともかく火力がインフレ気味の昨今では発動機会が少なく微妙な性能。……だったのだが、覚醒によって待機すると次のフェイズ終了時まで被ダメージをウルトラダウン、かつ相手の回避・SPに加え防御を大ダウンできるようになった。耐久力がそれなりにあるため、防御型タンクの攻撃程度なら軽く耐えられるのがミソ。「低攻撃力だが必殺技は強力」なタイプのタンクにぶつけてやればSP大ダウンで相手の攻め手を遅らせることができ、その間に他の危険な相手を処理することができる。さらに必殺技の射程も大幅に伸び、使い勝手はかなり向上したと言える。ダメージダウン効果のおかげで、身代わり怪獣やレギオノイド ダダ・カスタマイズなどを入れずとも運用できるのが頼もしい(もちろん、ダメージ身代わり&軽減可能な怪獣との相性は良い)。 

 必殺技はX字に9マスの広範囲を攻撃するもので、「相手のスキル発動を封じる」というユニークかつ強烈な追加効果を持つ。ちなみにガード反撃に加えてすでに発動済みのスキル、グローザムのように自らが撃破された後に効果を発揮するものは封印できないが、やっかいな固有スキルを無効化できるのは心強い。覚醒後は射程が3マスに伸び、かなり使い勝手が増す。
 基礎スペックが非常に高く、回避・運以外はどれも伸ばしがいがあるので継承スキルは悩みどころ。移動力 アップで唯一の欠点である機動力を補ったり、強力無比な必殺技をさらに強化したり、防御を高めて単騎運用したりと、様々なカスタマイズが考えられる。襲撃向きの性能を買われたのか、覚醒前の時点でもアリーナ人気は高く、Uキラーザウルスと並んで技怪獣の中では常に使用率トップ10圏内に入っている。

≪育成例≫

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 普段使いを考えて移動力 アップを継承した型。 デバフ効果もあるため見た目以上の火力&耐久力を誇る。待機するタイミングに気を配りさえすれば、場面を問わず活躍してくれる。

 

土ノ魔王獣 マガグランドキング(マガ一閃) /近/怪獣/★★★(イベント)
・移動力:2 ・攻撃/必殺属性:地/地 弱点:火
・アタッカー ・汎用性:D ・襲撃/防衛適正:C/D

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 期間限定の降臨クエストでDNAを入手可能。もともとはメインクエストで戦うことができた怪獣(『ウルバト』への登場はのマガグランドキングより早かったりする)。
 命中・必殺が高めの必殺技アタッカーで、固有スキルはHPが回復するたびに必殺&命中が2ターンのあいだ大アップするというもの。こいつ自身はHPを回復する能力を持っていないため、HP 小回復を継承させるか、他のヒーラー怪獣とのコンボが前提となる。いちばんの相棒は1ターンで複数回のHP回復が期待でき、相性バフを共有できるレギオノイド ダダ・カスタマイズだろうか。能動的にHPを回復&必殺技攻撃力アップも可能なメトロン星人も悪くない。問題は、HPを回復するためにはある程度ダメージを受けておく必要がある点。前線に出て相手の攻撃を受けに行きたいところだが、耐久力は並程度なので一撃で倒される可能性もある。攻撃面だけでなく、ある程度は継承スキルで耐久面も底上げしておきたい。安全に固有スキルを発動させたいのなら、味方にもダメージを与えるガゾート(覚醒前)とのコンボが考えられる。
 イベント産の怪獣にしては珍しく、継承スキルはどれもそれなりに有用。ガードは比較的汎用性が高いため、継承用にキープしておいてもいいだろう。前述の通り、耐久もある程度必要になるこいつにとってもガードは悪くない選択肢。

 

奇機械宇宙人 ガピヤ星人サデス /近/宇宙人/★★★(限定マーケット)/覚醒対応(優先度:A)

・移動力:3 ・攻撃/必殺属性:無/風 ・弱点:地
・タンク(防御) ・汎用性:B ・襲撃/防衛適正:B/B

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 移動力3の防御型タンク。攻撃時に高確率で攻撃集中効果を発動できるほか、1~3ターン目開始時にHPが中アップ、さらに低確率で復活も可能。継承スキルもHPアップに特化しており、総合的なタフさは相当なもの。必殺技はクセが強く、必要SPが多めだが威力も高め、追加効果は自分も相手もテンション上昇しお互いの攻撃力が大アップするというもの。劇中のしぶとさと気まぐれっぷり、暑苦しさを再現した面白い1体だが、固有スキルは確率が絡んでくるものが多いのが難点。攻撃集中効果は肝心なときに発動しないこともままあるため安定はしないが、ハマれば相当に強いのは間違いない。

 覚醒すると攻撃集中効果が必ず発動するようになり、使い勝手が増す。他にもターン開始時のHP中アップが5ターンまで蓄積する、復活時に必殺攻撃力が2ターン中アップ、相手が復活すると攻撃力が2回ウルトラアップ(120%増相当)、防御とSPが大アップするという大幅な強化を得た。の攻撃集中タンクとしてはサンダーキラーがライバルになるか。向こうは攻撃集中が2ターン続き、必殺技に強いという堅実さを備えているのに対し、サデスはやや相手次第・運次第なところはあるが大幅な火力アップが見込める。どちらも長所があるので相手次第で使い分けたいところ。デアボリックと併用するならもちろんサデスに軍配が上がるだろう。

 継承スキルは耐久だけでなく、命中・必殺攻撃力を高めてギャラクティカ・サデスファクションでのカウンターを狙うのもよさそうだ。ちなみに必殺技はデアボリックがチーム内にいると性能が変化、最大威力2307で長射程と広範囲、かつガードスキル封印とノックバック効果のある強烈技デアボリックキャノンを放つことができる。

 

奇機械怪獣 デアボリック /遠/怪獣/★★★(限定マーケット)/覚醒対応(優先度:A)
・移動力:1 ・攻撃/必殺属性:火/地 ・弱点:水
・アタッカー ・汎用性:B ・襲撃/防衛適正:S/C

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 パラメータ的には非常に優秀。必殺技威力を削ったぶんを耐久に回したタンク並に堅いアタッカーで、回避と必殺技以外はすべて高水準。必殺技で初登場となる状態異常・石化を与えることが可能。気絶と同じく行動不能になるが防御力が超ダウン&攻撃を受けると解除されるという特徴を持つ。また必殺技の威力自体は低めだが範囲が非常に広く(9マス)、複数の相手を巻き込むのは難しくない。
 固有スキルの効果で射程が2~3となる初の怪獣でもある。射程3から攻撃すれば反撃持ちも怖くない(ドラゴリー・マガオロチ除く)。固有スキルにはガピヤ星人サデスがいると防御力が中アップする効果、攻撃するだけで相手に2回ランダムで小ダメージ(100前後)を与える効果もある。基本スペックは高いため、サデスとの連携がなくともじゅうぶん活躍してくれるだろう。ただ、普段使いするなら移動力 アップはほぼ必須となる。

 覚醒すると、こちらのアタックに対して身代わりした相手を究極確率で石化させるという超絶能力を得る。耐性を持たない限りほぼ確実に石化できるので、アリーナ襲撃でスキューラやシェパードンに悩まされることが大幅に減るだろう(相手の反撃で倒されると石化能力が発動しないため、防衛に置くなら反撃対抗を継承させておくと安心)。攻撃時のランダムダメージが150に上昇、サデスがいる際の防御アップが超アップに上昇しているのも派手さは無いが堅実な強化。アリーナで上位を狙いたいブリーダーなら最優先で覚醒すべき1匹と言っていいだろう。こいつの覚醒でアリーナ襲撃・防衛問わず、チーム・スキル構成の大幅な見直しが必要となりそうだ。

 

ベリアル融合獣 サンダーキラー /近距離/怪獣/★★★(限定マーケット)/覚醒対応(優先度:A)
・移動力:2 ・攻撃/必殺属性:雷/雷 ・弱点:水
・タンク(防御) ・汎用性:A ・襲撃/防衛適正:A/C

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 エレキングとエースキラーの融合獣。相手の光線技を吸収し、増幅して撃ち返すというロマン溢れる能力を固有スキルで再現。相手からの必殺技ダメージを超ダウンさせると同時に、自らの必殺技攻撃力が超アップする。覚醒すると受ける必殺技ダメージをウルトラダウン&必殺技攻撃力がウルトラアップするようになり、自ら攻撃したときに防御力 中アップ+攻撃集中効果(2ターン)が付与される。
 覚醒によって使い勝手が大幅に上がる1匹。ガピヤ星人サデスやのエレキング(放電光線)、のピッコロと同じく、能動的に攻撃集中効果が発揮できるのはかなり便利。他の攻撃集中タンクと比べると2ターンのあいだ効果が続くのと、対必殺技性能の高さがサンダーキラーの強み。現状、攻撃集中タンクではもっとも優秀な1匹と言い切っていいだろう。自らの必殺技もそこそこ威力があり、相手の防御・回避を中ダウンさせる追加効果も汎用的で使いやすい。

 防御型タンクとしては命中・必殺技威力に優れる一方、防御力は微妙に心もとない。移動力 アップを継承させると攻撃集中効果を発揮しやすくなるが、その場合耐久面がさらに怪しくなる。サンダーキラー以外の味方にも防御力 中アップ(技)HP 中アップ(技)などを継承させてチーム全体の耐久を底上げしたいところ。

≪育成例≫

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 チームでも混成チームでも使えるようにした型で、高い移動力で相手を翻弄できる。優秀なバッファーであるナックル星人の固有スキルを発動すれば、1ターン目からこれくらいの防御力を得られる。

 

帝国機兵 レギオノイド ダダ・カスタマイズ /遠/ロボット/★★★(限定マーケット)/覚醒対応(優先度:C)
移動力:3 ・攻撃/必殺属性:雷/火 ・弱点:雷
・バッファー&ヒーラー ・汎用性:C ・襲撃/防衛適正:C/B

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 カラーリングがカ~ッコいい!(ゼットン星人) 『ジード』では最強クラスのウルトラ戦士・ゼロビヨンドに実質勝利するほどの戦闘力を見せてくれたが、『ウルバト』ではサポート向けの性能。移動力3の遠距離型、発動の容易なHP回復スキル、味方全体を強化できる必殺技…とスペックだけを見れば強そうなのだが、実際はかなり状況と味方を選ぶ曲者。特定の怪獣とのコンボで爆発的な性能を発揮するタイプと言える。
 固有スキルは自分以外の味方が攻撃された時、HPを固定量回復(最大で100)&SPを微アップ(+5)するもの。覚醒すると必殺技を受けた時も発動するようになり、SPアップ効果が小アップ(+10)に増量。また、もう1度アタックを受けるまでその味方の防御力が破滅的にアップする(この効果は各怪獣バトル中1回のみ発動)。つまりワンパンさえされなければダダカスの能力でHP回復、次の攻撃もほぼ確実に耐えられさらにHP回復と、かなりの耐久力を全怪獣が得られることになる。この固有スキル効果を最大に活かせるのは、相手にアタックされる機会の多い防御型タンクか反撃型アタッカーだろう。無数の敵が次々に湧き出る防衛イベントクエストで共に出撃させればかなりの活躍が見込める。

 欠点は通常スペックの貧弱さで、自身はどうバフを積んでも火力的には二番手以下にならざるを得ない。劇中描写との乖離は激しいが、HP、防御の全体バフ系を継承させてサポート役に徹するべきだろう。アリーナ防衛を含むオートプレイでは移動力の高さと耐久の低さが仇になり(覚醒すれば多少フォローできるが)、敵陣に突っ込んで行って最初に落とされることも少なくない。メガトン怪獣の特性を継承するか、アリーナ防衛以外では可能な限りブリーダーの手でうまく操縦してやりたい。性能を最大限に活かすなら複数体で運用するのも悪くない。2体以降チームに組み込めば、ダダカス自体が固有スキルの効果を得られないという弱点も解消される。

 

■ウルトラマンオーブダーク /遠/闇の巨人/★★★(限定マーケット)/覚醒対応(優先度:A)
・移動力:2 ・攻撃/必殺属性:無/闇 ・弱点:風
・アタッカー&タンク(回避) ・汎用性:A ・襲撃/防衛適正:A/A

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 2020年のバレンタインイベントに出現、愛と善意を振りまいた1週間後に堂々マーケットに登場。自分をウルトラマンと思い込んでいる可哀想な一般宇宙生命体なので当然ウルトラマン(善悪)ではなく、闇の巨人にカテゴライズされる。
 固有スキルは3ターン目開始時にSPが満タンになり、必殺技攻撃力がウルトラアップするという効果。必殺技はアタック時に相手の回避率を超ダウンさせ、スキルの発動も封じるので並の相手ならまず確実に倒すことが可能。ただ射程は長めだが範囲は1マスのみで、必要SPが500もあるので1バトル中で撃てるのは1度きりと考えていい。
 パラメータはHP・回避が高めで、固有スキルで2ターンのあいだのみ回避と防御がウルトラアップするため、序盤であればタンク的運用も可能。必殺技が撃てるようになる3ターン目まで生き延びるのは容易だろう。固有スキルには、攻撃時のみ相手の反撃を封じる効果もある。相性的に有利なには現状たいした反撃持ちがいないものの、回避タンクの処理をドラゴリーやUキラーザウルスなどの反撃に任せていたブリーダーにとっては少々やっかいな相手となる。

 2021年のバレンタインイベントにも覚醒を引っ提げて登場。6ターン目にも必殺ウルトラアップ&SPが満タンになるほか、回避時に次フェイズ終了まで攻撃集中発動、かつ防御・回避が中アップするというシンプルながら強烈な効果を得た。もともと反撃封印のおかげで回避チームへの適性は高かったが、覚醒するとさらにやっかいさが増す。劇中イメージとはやや離れるが、2体以上の同時運用にも適した性能。ただ一言、強い。
 ギリギリまで耐えてから必殺技で大逆転という彼なりのヒーローへのこだわりを感じさせる能力で、必殺技の一芸特化型に見えて隙の無い性能。継承スキルで必殺技攻撃力 中アップ(技)を持つ数少ないユニットでもある。アリーナで2ターン以内に倒すことは相当困難だが、アンチ必殺の固有スキルを持つファイブキングやウルトラマンベリアルで対処する、テレスドンで必殺技自体を封じるなどの手段で対抗は可能。3ターン目直前を狙って気絶・混乱・石化を狙えればベスト。

≪育成例≫

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 アリーナ防衛ではなく、襲撃側での運用を念頭に置いた必殺特化型。ガード未所持のガタノゾーアなら、3ターン目にほぼ確実に瞬殺できるのでかなり助けられた。

 

最凶獣 ヘルベロス /遠/怪獣/★★★(限定マーケット)/覚醒対応(優先度:C)
・移動力:2 ・攻撃/必殺属性:闇/雷 ・弱点:光
・アタッカー ・汎用性:C ・襲撃/防衛適正:C/D

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 『タイガ』1話怪獣が最速登場(劇中でオークションにかけられていたのは対戦相手のゼガンのほうだったが)。鮮烈な赤と黒のカラーリング、全身に仕込まれた凶器など「わかりやすいカッコ良さ」に溢れており、立体で眺めれば眺めるほど魅力に気づく1匹。
 相手から攻撃・必殺を受けない限り、攻撃力が大アップする固有スキルを持つ。1ターン目は潜伏状態(相手に狙われない)になる効果も持っており、いきなり混戦状態で始まるステージ、複雑な地形のステージでは相手の足止め役になれる。

 覚醒後のスキル説明がわかりにくい1匹。「攻撃・必殺を受けるまで」だった攻撃バフが「攻撃を受けるまで」に変化し、命中率も大アップするようになった。さらにバトル中1回のみ、必殺技を使用後に次フェイズ終了まで潜伏できる。同じくバトル中1回のみ、相手のHPを0にした時に、自分が倒れるまで通常攻撃が闇属性の味方の攻撃を中アップできる。
 サンダーキラーやピッコロのように自発的に攻撃集中効果を発揮できるタンクがいるなら、高い攻撃力を維持しやすいだろう。また、通常攻撃が闇属性なのでダークロプスゼロの下でさらに能力を底上げ可能。命中、必殺技威力もじゅうぶんな数値で、アタッカーとして見れば申し分ない。とは言え、の闇属性遠距離アタッカーが欲しいなら、近距離ながら射程2にも攻撃できるUキラーザウルスという強烈なライバルがいる。近距離・遠距離の違い、必殺技の属性や潜伏効果、闇属性へのバフなどで差別化はできるが、純粋なパワーや汎用性では向こうに一歩劣る感は否めない。潜伏できるアタッカー自体は珍しく、闇チームへの貢献度も上がっているため、研究次第で評価が上がりそうな玄人向けの覚醒と言える。

 所持継承スキルはほぼ完成されている。やはり素の攻撃力に特化させたいので、耐性 暗闇(強)攻撃力 大アップで上書きしたい。

 

対怪獣ロボット キングジョー ストレイジカスタム /近/ロボット/★★★(限定マーケット)
・移動力:2 ・攻撃/必殺属性:無/雷 ・弱点:闇
・アタッカー ・汎用性:C ・襲撃/防衛適正:A/D

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 人類の切り札にふさわしい必殺技特化のアタッカー。固有スキルはリーダー時に味方特空機のSPが毎ターン開始時に中アップするほか、そのターン中は必殺攻撃力が中アップ。さらに味方の特空機セブンガー()、特空機ウインダム()がアタックした時、ターン中は自らの必殺攻撃力が超アップする。ちなみに特空機セブンガー、特空機ウインダムとは【連携:特空機】を発動可能。必殺技の追加効果は相性の相手に対しダメージ超アップ、さらにバトル中1回のみ、もっとも防御(近)と(遠)の合計が高い相手に対しダメージ中アップの効果を発揮するというもの。レジェンドや防御型タンクに対して大ダメージが期待できるうえ、範囲もZ型の5マスと広い。ダメージ増効果は直接の対象以外にも発揮されるため、レジェンドをまとめて薙ぎ払える。

 固有スキルの条件上、基本的にリーダーで運用することになるがリーダースキル必殺技攻撃力 中アップ(近)は悪くない性能。継承スキルには必殺技攻撃力 大アップ、さらに待望の必殺技攻撃力 中アップ(混成:力速技)も揃っており、味方特空機や自らの固有スキルの効果も相まってとんでもない威力の必殺技を放つことが可能。例え防御型タンクにガードされようとも致命傷を与えることができるだろう。

 基本的に特空機チームでの運用が前提となるので(一応「キングジョー」に分類されるためキングジョースカーレット配下でも強化されるが、現状ではネタの域を出ないだろう)汎用性は高いとは言えないが、攻撃性能自体はかなりのもの。圧倒的火力はアリーナ襲撃、探査でも頼りになるだろう。

 特空機チームを組む場合は残り1枠が悩みどころ。セブンガー、ウインダムはタンク寄りの性能だが身代わり・攻撃集中を発動できず、キングジョーSCが最初に落ちると戦線がガタガタになってしまうので慎重な運用が求められる。ストレイジ隊長たるジャグラス ジャグラー(近距離バフを共用できる)、4号機の成れの果てであるデストルドス(力押しになりがちなチームを混乱で支援できる)との相性は決して悪くない…というか良好なほうだが、全体的なバランスを考えるなら身代わり持ちのスキューラ、タッコングで守りを固めるのが鉄板だろうか。

 

 

【レジェンド(★6)】

コイン怪獣 カネゴン(エイプリルフール) /遠/怪獣/★★★★★★(レジェンド)
・移動力:3 ・攻撃/必殺属性:無/地 ・弱点:雷
・バッファー ・汎用性:C ・襲撃/防衛適正:D/ E

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 元はエイプリルフールネタだったのだが、後に実際にレジェンドとして登場した。なんたる予定調和 ゲーム開始直後の新米ブリーダーには間違いなくオススメの1匹で、新人用の即決マーケットに常設しておいてもいいレベル。演出がすべてモノクロで表現されるという嬉しいオマケ付きだ(バトルだけでなく落札時やランクアップ時も!)、即決価格3520石はカネゴンが1日に食べる日本円の額にちなんだ値。また、カスタムマトリクスではゴールドだけでスキル6枠目解放が可能という特徴を持っている。

 なにげに相性以外では初のレジェンドとなる。従来のカネゴンと比べると命中・回避・必殺がアップしているが、まだまだアタッカーには届かない水準。ただ運は爆増しており、スキルでのバフ効果もあって実質的には全怪獣中トップクラスの運の良さを誇る。この数値ならかなりの頻度でクリティカルを発動できるだろう。 リーダースキル・継承スキルはカネゴン、または『ウルトラQ』怪獣を大幅にパワーアップさせるもので、もともと数値自体は控えめな彼らを一線級のパラメータに引きあげてくれる。固有スキルは入手経験値とゴールドが超アップ、さらにターン終了時に味方が2体以上いればHPがウルトラ回復するというもの。クエスト周回のお供としてはこの上ない性能であり、最低限の戦闘もこなせる頼もしい1匹と言える。

 同じレジェンドは1体までしかチームに入れられないため、カネゴン統一チームを作るならこいつをリーダーにして残りを★2のカネゴンで埋め尽くすことになる(ただゴールド稼ぎが目的なら、リーダーも★2カネゴンにしたほうが良い)。さすがにレジェンドの継承スキルを他のカネゴンたちにも継承するのは財布に厳しいが、入手しやすい攻撃力 中アップ(技)や伸びしろが比較的大きいHP 中アップ(技)スキルエッグの防御力 中アップ(技)などで補完してやるのは悪くない選択肢。

 

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