ジャッカルの日

世田谷の河童料理専門店「ジャッカル」店主の日記ブログ。

怒涛! 殺しの浜/『メタルマックス2 スーパーコレクション』

 職場で風邪が流行っている。先日まで修羅場だったのだが、職場に詰めていた1人がインフルエンザだったことが発覚し、みな口には出さないが「ふざけんなよ」の気持ちがマスクの下の表情からうかがい知れます。
 他国からのお客様が来たので、ヴァイラス保持疑惑のある職場の連中も引き連れて居酒屋へ向かう。4日間だけの滞在だというので「日本食食ってけ! な?」と船盛だの熱燗だのを注文。客人は日本語ペラペラ過ぎるし箸使いも完璧だし、話題も冬の新アニメのことだったりするので本当に外国から来たのかすらも怪しい気がする。気安いのはいいんだが、もっとこうワールドワイドな話題があってもいいのではないかという。というか本当にこんな外国人がいるのだろうか。ひょっとしたら何かに化かされているんじゃないだろうか? はっと気が付くとそこは居酒屋ではなく、寒風吹きすさぶ河川敷。船盛だと思っていたものは履き捨てられたスリッパの上にタガメやザリガニが乗っているだけで、ビールはむじなのションベンであった。騙された~~!! というのも夢だったらしく、いつの間にかテーブルに突っ伏して寝てしまっていたようだ。「おいおい、飲み過ぎだよ」「そろそろ出ようか」「会計するよ」マスクを外した同僚らの顔を見ると、舌はだらりと垂れており、耳まで裂けた口の端からは涎がしたたり、頬から硬いヒゲがぴんと伸びていた。

 


 

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 趣味の原稿(目つき悪い女子)を書くため、久しぶりにブックオフに寄って資料集めなどをする日々。ほんと最近、ブックオフ行かなくなったな…普通の古書店にはたまに寄るんだけど。で、また漫画類で本棚が埋まりそうなのでいろいろ整理している。棚に『メタルマックス2 スーパーコレクション』の帯付き美品が突っ込んだままだったので読んでみた(これは別にブックオフで買ったわけではない)。

 アスキーコミックスから出ている『メタルマックス2』のアンソロジーコミックである。巻頭カラーはゲーム誌の広告などに載っていた「WANTED! 4コマ劇場」(こいでたく)。主人公とマリアがマドの町にたどり着くまでのエピソード「廃墟の標的」(山本貴嗣)はもう半公式と言ってよさそうなさすがの出来。「砂漠の空と地を駆ける鋼」(夏元雅人)は本アンソロジーの大半を占める長編で、どうやら掲載誌(スーファミ専門誌か?)が潰れてしまったため陽の目を見なかった作品らしい。メタルマックス2外伝といった趣で、テッドブロイラーを除けば登場人物はほぼオリジナル。終盤も終盤で新キャラが出てきたりするので「回収できるのかよ!」とハラハラした(笑)。

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 「街を守るモンスターにして、人間態にもなれるのじゃロリ」の水竜ちゃんなどは今でも通用する気がしますね。メタルマックスにしてはファンタジー味がやや強いが。ラストは短編「荒野の花嫁」(岡田敦志)、「メタルマックスの漫画化は結婚エンドにすればどんな状況からもオチが付くから便利だな」と思いました。