ジャッカルの日

世田谷の河童料理専門店「ジャッカル」店主の日記ブログ。

これが宇宙人だ/『GODZILLA 星を喰う者』

  文学フリマの原稿も終わり、仕事も忙しさの峠は越え、あとは木曜日まで死んだ目で出勤すれば『Fallout76』をアホほど遊べるわけか。やったね。ていうか先にあるイベントが楽しみ過ぎて「さっさと時間だけ過ぎ去ってくれ」という虚脱状態にある。ここ数日は睡眠にハマっています。睡眠最高。
 目覚めの間際に夢を見ては起き、二度寝して違う夢を見、起きて三度寝してまた違う夢を見るというフィーバー状態になることがままある。夢日記も充実すると思われたが、むちゃくちゃにエッチな夢を見て筆が止まっている。優先席を占拠しているおれの隣に座ったのは「抱かれながら日本一周!」という企画中の女芸人で…まあいいや。しかし夢日記に書いた夢、かなり後からでもわりかし鮮明に思い出せるので「記す」という行動は偉大だなあ。そう語り終え、静かに目を閉じた老人が遺した1冊のノート。そこには大小さまざまなチンポの落書きが…。

 


 

 『GODZILLA 星を喰う者』観てきた。ネタバレしないように感想を言えば、最初から最後まで宇宙人がわけのわかんねえ説教(内容はわかるけど、あまりに陳腐な御高説なのでなんで今更そんなことをドヤ顔で言えるのかがわかんねえ)かましてくる会話劇。1作目・2作目で活躍したロボットが動くのはラスト2分、ゴジラと怪獣のアクションは極少。作中でハッとするシーンが3つくらいあって、怪獣というよりはSFクリーチャー的なギドラによるホラーな演出の場面と、褐色の少女が服を脱ぐ場面と、その少女の双子の姉が服を脱ぐ場面。ピーナッツ丼。以上です。

 ただ個人的にはラストのある種美しい展開に「いいじゃん」と思ってしまったので、すべて許すことにした。もう1回、第1作目から観るかと言われれば観ないし、人に勧めるつもりは毛頭ないが、体験したことのないゴジラだったのは確かである。というか、怪獣好きにオススメするなら前日譚の小説『怪獣黙示録』『プロジェクト・メカゴジラ』の方を推す。映画のノベライズ『怪獣惑星』もあるらしいが、そっちは未読。

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 映画未体験の人は前日譚・ノベライズを読んでから映画を観たほうがいいんじゃないでしょうか。最初に映画観たときに「なんでプレステのイベントシーン見せられなきゃいけねーんだよ!」つって心の×ボタンを連打したくなるかもしれませんが、時間が経つとわりと慣れます。

 

 以下ネタバレ気味に。

  今作はギドラとモスラが出るっつー触れ込みだったんですが、2作目のメカゴジラがわりとトンデモない登場の仕方をしたので、正直期待値は低かった(ある意味高かった)。で、今回のギドラのソフビがラメ入りのジョークグッズにしか見えなかった時点で不安は確信に…。ていうかこのソフビ本当スゲぇな! パンフレット(買った)に載ってるデザイン画ともだいぶ印象違うじゃん! まあいちばんの特徴であるトゲトゲは安全面的に再現できなかったんだろうけどさ!

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  つーかゴジラとギドラの戦いが「噛みつくだけ」なのもスゴかったよな。それを見ている科学者が「噛みつかれているだけなのにゴジラが弱っている!」「体温が下がっている!」「メッチャ弱っている~!」って説明してくれるんだけど、そういうフォロー入れないとぜんぜん効いてるように見えないからだよな、アレ。

 ラスト、それまでさんざん「生きることが勝利、敗北は死」と諭されてきたハルオが「人には負け戦を選ぶ自由がある」と、それを敢行する。傍から見れば無謀な特攻が、最終的に怪獣と人類の末永い共存の道を遺す。やはりこの3部作は、ゴジラの映画ではなくハルオの映画であった。怪獣映画ではない。そこは確かに新しい試みだとは思うのだが、1本の映画として観るとさすがに冗長で、3本で1作として考えればさらに冗長だ。やっぱ小説版を楽しむべき作品じゃないのかなあ。あるいは2部に構成し直すか…テレビ13話シリーズにするか…ともかくなんらかの形でなんかしないとなんか惜しいな、となんか思いました。