ジャッカルの日

世田谷の河童料理専門店「ジャッカル」店主の日記ブログ。

君にも天使が見えたかい!/『死都調布』

 PS Vitaが2019年で製造休止じゃと~~~~ッ!!!!?? ああ…往年の名ハードが…。こうして目をつぶればまぶたの裏に浮かぶ、PS Vitaの傑作ソフトたち…。いや。無いな。思い返せば「PS Vitaならではの名作」って、ハード登場時から今まで一切なかったわ。おれは『メタルマックスゼノ』のPS4版を予約したつもりがVita版が届いた経験があるから(自分が間違えていただけなのだが)、Vitaは携帯できる劣化PS4という認識しかねーんだよなー。そのくせソフトは別々に買わないといけないし。

 Vita、PSPと比べるとわかるんだけど『モンスターハンター』を前提にしたスペックなんだよな。基本的なキーの位置自体はPSPとほぼ同じながら、視点操作用の右スティックをしっかり追加、背面パッドを加えてL2・R2ボタンの代用に出来るようにし、タッチスクリーン&ジャイロ操作も可能で、3DSに可能なことはすべてパクった完璧なスペック! なのに「スマホゲーのほうが綺麗やん」みたいな風潮になってしまった上、『モンハン』本編も出ることはなく、最後までパッとしないままだった。「じゃあどうすればよかったのか代案出せや!」と言われると特に何も思いつかないし、人生だってそうだろうが! 馬鹿野郎。くたばれ!!1!!1111

 


 

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 『死都調布』読了。すごい本である。表紙の装丁からして只者では無い感が漂っている(著者名が無い。背表紙にはあるのに)。

 舞台はバイオレンス120%の退廃CITY、調布。殺人事件は日常茶飯事、無国籍感漂うヤベ~場所であると同時に、間違いなく「京王線沿線」の雰囲気をも残した調布なのだ。

 乾いているのかウェットなのか、緻密なのか粗いのか、今風なのか古風なのか、形容しがたい筆致で描かれるのは「死都調布」としか形容できない世界である。さっきから『死都調布』の良さをなんとかして伝えようと考えているのだが、ぜんぜん言葉が出てこない。まだ現実の調布の方が「深大寺温泉がサイコーですよ!」とか「いまだに駅前の本屋に桜玉吉コーナーがありますよ!」とか、魅力を伝えやすい。万人にオススメできるかというとそうでもない漫画だが、「何かすごいものを読んでしまった」という爪痕は残してくれると思う。あ~~~。セリフ回しもさりげないポーズの1つ1つも画になっているんだよ~。C-TOWNスタイルに浸りきってしまうんだよ。覚えとけ…。

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