ジャッカルの日

世田谷の河童料理専門店「ジャッカル」店主の日記ブログ。

ねぇじいや/『ウィンチェスターハウス アメリカで最も呪われた屋敷』

 妹に会いに下北沢へ。昼食は「般゜若」(ぱんにゃ)でカレーライス。松尾貴史がオーナーとのことで、店内はさぞかしキッチュだろうと思いきや、小物1つ1つにまで気の利いたよい雰囲気でした。ていうかなんでキッチュなんだっけ? あとなんで島倉千代子はチータなんだっけ? 「チータの由来」と「降水確率の定義」は調べて感心するたびに忘れている気がする。

 肝心のカレーのお味は上々だったが、さっぱり目のルーだったのでカツカレーにしなくてもよかったな。というかダイエット中なのに油断してカツカレーとか注文してしまうのはやめた方がいい。本当にそう思う。

 本当に。

 


 

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 映画の日だし『ウィンチェスターハウス アメリカで最も呪われた屋敷』観てきた。あのウィンチェスター銃で大金持ちになったサラ・ウィンチェスター夫人。巨万の富を得ながらも、夫と娘を早く亡くすという不幸に見舞われた彼女は「邸宅を無限に増築し続ける」という奇妙な行動をとるようになった。わが社の大株主がこんなアレなことをし続けるのはいかにもヤッベぇ~! と危惧したウィンチェスター社は、夫人の言動をアレするため精神科医を差し向ける。呪われしウィンチェスターハウスへと…。

 

 (以下ネタバレ)本作は実在のウィンチェスターハウスに協力を取り付けているようで、そのせいかムチャな内容ではない。『ソウ』最新作の監督作品、という惹句から期待されるグチャグチャのブリブリ感は無く、あくまで品の良い作品である。内臓とか出てきません。幽霊屋敷では死ぬのも2人だけ。ホラー描写は王道すぎる「デカい音でびっくらかし」ばかりだし、最終的には愛と勇気が勝つディーン・クーンツみたいな話だし。きっちり探索してフラグを立てていけば主人公の覚醒イベントが起きるゾ! 床をちゃんと調べてアイテム「13本の釘」を手に入れておかないとラスボス戦で詰むので要注意! みたいなRPGを想起しちゃったよ。その割にはビックリ構造のお化け屋敷、という題材もあまり有効に生かせていない。あのうずまき状の壁に囲まれた斜面の部屋みたいなのをもっと見たかったよ。

 と、文句ばかり言ってますが、おれが想像していたのとはなんか違ったというだけで、出来自体は悪くないと思う。序盤、ズタ袋を被った少年のシーンなどは本当に怖いし、登場人物も好感の持てるキャラばかりである。実は○○は○○だった、というビックリ展開も、物語を覆すドンデン返しとまではいかないがうまくできているのではないだろうか。まあおれは正直「ゲッゲッゲッゲ。貴様らはこの呪われた屋敷から二度と出られんのだ~。無理矢理出ようとすると腸が破れて死ぬのだ~」「ギャァァッァァァーーーッ!!!」「この部屋が貴様の右心室なのだ~」「ギャアアアアアァァーーーーッ!!!(死)」みたいなのを期待してたが、実話(ナマモノ)をネタによくぞここまでやってくれた、と見るか、もっとメチャクチャやってほしかった、と見るかは人それぞれかもしれない。