ジャッカルの日

世田谷の河童料理専門店「ジャッカル」店主の日記ブログ。

オヤスミナサイ/『ゾンビな毎日』渡辺電機(株)

 最近、あまり本を読む時間が取れていない。1か月以上前に買った文庫本(アニゴジ映画のメカゴジラのやつ)、カバンに入れっぱなしでヨレ始めて来た。漫画ばっかり読んでるからか? と思ったが、漫画ですら積読がそこそこ増えてきている。なぜ? ゲームばかりしているから? と思ったが、ゲームをする時間はぜんぜん取れてない。スマホゲーすら満足にプレイできん。『チェインクロニクル』なんて5周年を迎えてるから腰を据えて遊びたいのだが…。じゃあ、いったい何に時間を取られているというのだろう? (「性器大作戦」という発表のアテのない原稿を書きながら)

 


 

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 渡辺電機(株)『ゾンビな毎日』、待望のコミックス発売。一時期、雨後のバケネコのように頻出したゾンビ漫画。すっかり1ジャンルとして定着したが、「ゾンビアポカリプスで文明が崩壊したあとも、なんだかんだ楽しくやっている」というアプローチはかなり特殊だと思う。本作は享年15歳のゾンビ女学生である原和田存美はらわたぞんび下足半美したたりはんみ江志木白美えじきしろみちゃんたちを中心に繰り広げられる学園ギャグ。先輩(ゾンビ)に憧れたり、ネコちゃん(ゾンビ)を誰が飼うかでひと悶着したり、お父さん(ゾンビ)や弟(ゾンビ)と釣りに出かけたり、人肉を喰らったりするさまが死に死にと描かれている。

 ゾンビ漫画『アイアムアヒーロー』の1巻では、主人公が「中川いさみの漫画は魔を払うんだよ」とか言って『クマのプー太郎』の単行本で魔よけの陣をえがいたりしてましたが、個人的には渡辺電機(株)先生の漫画も魔を払うパワーがあると思っております。ポップな画風と一見アンモラルなネタの裏に潜んだ圧倒的な正しさ(あるいは正しくなさ)…最高過ぎる。病気で寝込んでいた時に『(株)~かっこかぶ~』全4巻を無限に繰り返しで読んでいた時の体験は生涯忘れられない。ついでに言えばおれがはてなでブログ始めたのも電機先生の影響です。

 アメリカのプロデューサーにも読んでもらいたい、そして映像化されてほしい1冊『ゾンビな毎日』。明日も死んでみようかなという気にさせられるマストバイです。