ジャッカルの日

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【特集】『モンスターハンターワールド』のゆとり仕様50選

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 『モンスターハンターワールド』、ようやくネルギガンテ倒すところまで来ました。今作『MHW』、シリーズを1作目からそれなりにプレイしてきたおれでも「えっ、シリーズのお約束でもあったこんなトコまで変えてきたのん?」「こんな新要素あるのん?」といろいろ感動しましたよ。全体的に親切になっていて、「据え置きモンハンは“裸・ハンターナイフだけでリオレウスを倒せ”みたいなキチガイクエが当たり前だったくせに何いまさらユーザーフレンドリーぶってんだ」みたいな気になりますが、文字通りワールドワイドな全世界ウケを目指すためには当然ともいえる進化。「ソロでもストレスなく全然イケる」「コミュニケーションが苦手でも気軽に、短時間でマルチプレイできる」の2点に特化した作りはカプンコの本気を感じました。『モンハン』を未経験の人はもちろん、「昔プレイしたことあるけど、なんか合わなかった」という人にこそオススメしたいんですよ!

 なので「過去作からこんなに親切に変わっとるやん」という箇所を50個挙げるよ。『モンハン』をまったく知らない人のことはまるで想定していない内容です。

 

1.モンスターに与えたダメージが表示される
 システム的にいちばんの革命じゃないかと思われるのがコレ。今まではモンスターに攻撃しても「血しぶきの量」とか「手ごたえ」とかでダメージが通っているかどうかを判断するしかなかった。それはそれで「モンスターをデジタルのデータではなく、生命体として描く」ことに注力してる『モンハン』らしさではあったが、今回のダメージ数値化のおかげで、初心者が敵の硬い部位にやみくもに攻撃するような事態は少なくなった(はずである)。


2.砥石は常時携帯・無限使用可
 今作では「砥石」というアイテムは存在せず、ポーチに入れておかなくてもアイテム使用欄から使うことができる。消耗品ではなく、アクションの1種のような扱い。


3.肉焼きセットが無くても肉が焼ける
 砥石と同じく、「肉焼きセット」もいつでも使用可能。正確には「生肉」を持っていないと使えない。砥石の使用回数に∞と表示されているのに対し、肉焼きセットでは手持ちの生肉の数が表示される。(肉焼きセット自体の使用回数ではないです)


4.ペイントボール無くてもモンスターが表示される
 「ペイントボール」も不要になり、いったん目視したモンスターは常にマップに表示されるようになった。これは後述の導蟲の効果によるもの。


5.ピッケルも虫あみもいらない
鉱石の採掘も、虫取りも専用道具が不要に。ラク過ぎる。ついでに言うと植物やキノコの採取時間もかなり短くなった。


6.捕獲ネットで魚を捕まえられる
 常備アイテムの「捕獲ネット」で泳いでいる魚を捕獲可能に。もちろん従来通りの釣りも可能で、こちらも「釣りミミズ」などを持っていなくても釣りができるようになっている…のだが、実は『モンスターハンターポータブル3』以降から釣りエサはすでに不要になっている。

 

7.調合書がなくても成功率100%
 とにかく「アイテムポーチを圧迫しない」「クエストの前準備わずらわしさを省く」ための工夫があちこちになされている本作。もちろん「調合書」も不要。いつ、何の調合を行っても100%成功する。


8.こやし玉も閃光玉も「スリンガー」発射に
 今回のハンターが常備装備しているものの1つが「スリンガー」。現地で調達した小さなモノを発射することができる。「石ころ」や「はじけクルミ」を投擲して敵の気を引きつけたり、爆弾を起爆できたりできる。ランゴスタをバラバラにせずに倒すときにも重宝する。従来の「こやし玉」は「スリンガーこやし弾」、「閃光玉」は「スリンガー閃光弾」として登場。


9.クエスト出発後も装備変更・アイテムBOX利用ができる
 発売前からアピールされていた要素の1つで、ベースキャンプでいつでも装備の変更や消費アイテムの取り出しができる。「剣士じゃかなわねえ」と思ったらガンナーに変更できるし、捕獲クエストでうっかり落とし穴やシビレ罠を切らしてしまっても、諦めてリタイアするような事態は減る。


10.クエスト出発後も食事ができる
 これまで通り、拠点で食事をすることで能力を一時的にアップできる。食事はベースキャンプでも行えるため、うっかりメシ抜きでクエに出てしまっても安心。

 

11.キャンプが複数ある
 かように便利なベースキャンプだが、物語を進めたり、特定の依頼をこなしたりすることで、1つのマップに複数のベースキャンプを設置することができる。


12.狩り中でなければキャンプにいつでも帰還できる
 さらにさらに、モンスターと対峙している時でなければ、いつでもマップからファストトラベルでベースキャンプに帰還できる。これがまたほとんどロードを挟まず、本当にファスト。モドリ玉は緊急脱出時以外にはほとんど使わなくなった。


13.狩り中以外はスタミナが減らない
 スタミナが消費されるのは、モンスターとの対峙している時のみ。つまり探索、採集に専念しているときは残りスタミナをあまり気にせず常時ダッシュでOK。


14.マップとにかく広すぎ
キャンプが複数設置できることからもわかるとおり、1つ1つのマップがとにかく広い。数回クエストをこないた程度ではとても全貌をつかむことはできない。つーか広すぎ。縮め。


15.導蟲がガイドしてくれる
 そんなクッソ広いマップでも、先述の導蟲のおかげで完全に迷うことはすくない。目標をマーキングしておけば、キラキラ光る導蟲が先導してルートを提示してくれる。あ、言い忘れてたけど砥石や肉焼きセットと同じく、マップも常時装備の1種です。


16.坂を滑れる
 どのマップも高低差がそれなりにあり、これまで通りツタを登ったり段差を乗り越えたりして進むのだが、斜面になっている箇所もそこそこ多い。下に降りていくときは滑り台のように高速でヒャッホーと滑っていける。この状態から繰り出すジャンプ派生攻撃もある。


17.モブ動物が捕獲できる
前作までもいた、フィールドのあちこちに見え隠れしているけど、倒すことも捕まえることもできない背景でしかない生物たち(環境生物)を、先述の捕獲ネットで捕まえることができる。捕まえた分はポイントに換算できるほか、マイハウスに放して飼うこともできる。


18.環境利用闘法ッッッ
 環境生物の中には、踏みつぶすとガスを噴出する「シビレガスガエル」「ネムリガスガエル」、強烈な閃光を発する「閃光羽虫」とかもいる。採取できるアイテムではなく、その場で効果を発揮するギミック的な存在で、うまく利用すれば大型モンスターを状態異常にすることも可能。体力を回復してくれる「回復ミツムシ」はオトモアイルーもたびたび活用してくれる。植物にも「回復ツユクサ」「ドクカズラ」「綿胞子草」など似たようなものがある。


19.マップに採取・採掘位置が表示される
 フィールドの採取ポイント位置は固定で、一度採取すれば以降その場所がマップに表示されるようになる。採取し尽くしたあとも時間が経てば復活する。


20.「素材でアイテムポーチ満杯」という状況になりにくい
 モンスターから剥ぎ取った武具素材などは、その場でアイテムBOXに送られるシステム。つまり、アイテムポーチには「回復薬」「解毒薬」などの消耗品を入れておきさえすればいい(ボウガンや弓の弾、ビンはまた別枠)。


21.新モンスターがアホほど多い
 登場モンスターのうち半数が新規。新鮮。


22.モンスターの「痕跡」が重要
 モンスターの足跡、爪痕、地面に落ちた羽毛や粘液などの痕跡を調べることで、調査ポイント(『ポータブル2nd』のポッケポイント、『3』の資源ポイントみたいなもん)がもらえる。また、痕跡を発見していくことで導蟲がモンスターの居場所を感知してくれる仕組み。


23.モンスター図鑑を埋める楽しみ
 痕跡を発見して調査ポイントを溜めることで、モンスター図鑑の内容が充実していく。弱点属性、部位破壊情報、剥ぎ取り素材情報なども網羅されておりWikiいらず。


24.モンスター同士のガチ対決!
複数のモンスターが出現クエストが非常に多い。とは言え、マップ自体が広いのでそうそうカチ会うことはないし、モンスター同士が出会った時は熾烈な縄張り争いが見られる。遠くから見物してもいいし、眼前の敵に目を奪われているスキにガンガン攻撃してもいい。モンスターごとの個性、生態が垣間見えてなかなか面白い。

25.疲れてきた

 半分まできました。


26.捕獲タイミングがわかる
 弱ったモンスターはマップ上でドクロマークが表示される。わかりやっす~。


27.部位破壊以外でもモンスターが傷つく
 同じ部位を攻撃していると、部位破壊報酬がもらえるような場所以外でも傷ついたり、皮膚がこすれるような描写がされている。芸が細かい。


28.キャラメイクがすごい
 髪型や顔立ち、肌・髪・眉・瞳の色、声はもちろん、目・口の位置や鼻の高さ、肌の年齢、表情などいろいろ細かく設定できる。「せっかく凝って設定したのに、実際のゲーム画面ではなんか違う」みたいな画像がツイッターでいろいろ流れてきましたが、実際そうです。


29.剣士防具とガンナー防具が兼用される
 これも『モンハン』のお約束を覆すシステム。剣士武器を装備している時は防御力、ガンナー武器の場合は耐性が自動的に強化されるようになっているらしい。作成時の二度手間が省けるし、メーカー側も剣士・ガンナー防具両方のデザインを起こさなくて済むためWin-Win。


30.スキルがポイント制じゃなくなった
 各防具にそれぞれスキルが設定されており、同じスキルのものを複数装備すれば効果が上がっていく、というわかりやすいシステムに。


31.護石が生産可能になった
 防具とは別に装備でき、スキルが付与されている「護石」。今作では他の武器。防具と同じく好きなものを作成可能。武器や防具のように素材を使って強化することも可能。もうお守りマラソンしなくてもいい!


32.装飾品はランダム入手に
 その代り、装備のスロットに装着してスキルを発揮する「装飾品」はランダム入手になった様子。マカ錬金もできるらしい。ちなみに本作では装飾品と装備のスロットは上級以降の解禁となる。


33.重ね着装備
 いわゆるおしゃれ装備。装備している防具の性能はそのままに、見た目だけを変化させる。課金コンテンツっぽい。

 

34.特殊装具の追加
 アイテムと同じように使用できる「特殊装具」が登場。ステルス状態になったり、気流に乗って滑空できるようになったり、地面に回復の効果のある発煙筒を置いたりできる。

 

35.龍封力って何?

 龍属性の武器には「龍封力」というステータスが追加された。古龍の力を弱めるだのなんだのと説明されていたが、よくわからん。


36.集会所クエはなくなった

 集会所はあるが、基本的に村で受けられるクエストと同じ内容。


37.キークエストという概念は無い

 ストーリーはあるが、次の目的がしっかり明示されているので、無闇やたらにクエを消化して緊急クエの発生を待たなくてもよくなった。


38.ギルドクエストとはちょい違う「調査クエスト」

 モンスターの痕跡を調べた時に、一定の確率で調査クエストが発生する。達成条件がランダムで変化し(受注人数やミス可能な回数、制限時間などがいろいろ変わる)、普通のクエストよりも報酬が多め。

 

39.武器のアクションも追加

 武器種じたいは増えていないが、アクション、派生がいろいろ細かく変わっております。


40.アナログスティックに道具やアクション、簡易チャットを振り分けられる

 8方向に回復薬だのサイン発信だの「グッジョブ!」だのを登録しておける。


41.状況ごとのチャット発言を登録しておける

 例えば、死んだら自動的に「ごめんなさい」と発言できる。ラク。


42.回復薬を飲んでる間も動ける

 ゴクゴク飲んでいる間に歩くことが可能。飲み終わったときの「シャキーン!」は無くなった。


43.狩猟笛の旋律が常に確認可能

 記憶力がカナブン程度の人でもカリピストに!


44.運搬は相変わらずめんどいが…

 上記の特殊装具の1つ「隠れ蓑の装束」を装着すればわりとラク。モンスターに攻撃を仕掛けるまでは見つかりにくくなる効果がある。


45.ボイスチャット可能

 やったことないけどね!


46.ログインボーナスの追加

 報酬が倍になるチケットを1日1枚もらえる。


47.緊急信号で手伝いを呼べる

 同じ集会所にいない人でも手軽に助けに来てくれる。クエスト途中でも募集できるのがメチャ便利で、マルチプレイが気軽にできるため陰キャでも安心。


48.PS Plusの加入が必須

 まあ、今までも『モンハン』の据え置きは通信課金がフツーだったので。


49.ワールドワイドなオンライン

 外国人の場合はチャットで相手が何を言ってるかさっぱりわからないので、たとえ罵倒されていても傷つかずに済む。


50.サークルが作れる

 なんかそういう機能があるらしいですよ。知らんけど。

 

 あと「キャラメイクでがんばって美人に作ったはずのキャラが意外とブサイク」「しかも顔と名前変更はあとからできない」「でもたまにカワいく見えるときがある」「受付嬢がムカつく」等も付け加えておきます。今後もアップデートでいろいろ追加されるそうなのでたのしみですね。以上です。

【特集】横綱を怒らせないモンゴル皇帝50選

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 2月売りの「コロコロコミック」に掲載されていた漫画『やりすぎ!!! イタズラくん』の内容が不適切であったとして、モンゴル大使館が発売元の小学館に抗議文を送るという一幕があった。きっかけは元横綱である朝青龍のツイートから。小学館はこれに対し謝罪したようだ。

 

 正直なところ「多少いじられたくらいで過剰反応し過ぎでは?」とは思う。けれども「じゃあ尊敬する人物の顔にチンチンを描かれても黙っていろというのか!」と言われたら反論しにくい。10何年前だかにあった「王シュレット問題」を持ち出すまでもなく、排泄器官を顔に近づけるのは悪意のあるなしに関わらず侮辱ととられても仕方ないかもしれない。

 

 ただ、『やりすぎ!!! イタズラくん』は、決して「チンギスハン=チンチン」で終わらせていたわけじゃないんだよ!

 改めて今号のストーリーを説明しよう。『やりすぎ!!! イタズラくん』はその名の通り、イタズラ大好きな“イタズラくん”とクラスメイトたちが繰り広げる“やり過ぎ”なイタズラ騒動を巡るコメディである。別冊コロコロから本誌コロコロへの出張となった今作は、イタズラくんのクラスが社会科のテストを受ける場面から始まる。イタズラくんはもちろんアホなのでテストは大の苦手なのだが、今回は秘策があった。「歴史偉人イタズラ描きノート」を作り、連想記憶術で単語やらなんやらを覚えてしまおうという訳だ。
 テスト当日、「モンゴルの皇帝 チ( )・( )ン」という問題が出る。この出題の仕方もチンチン誘いにしか見えないが、イタズラくんは「チャー・ハン」「チャーシュー・メン」「チリメン・ジャコ」「チワワ・ケン」「チバ・ケン」と悩んだ挙句(チリメンジャコは答えになってないぞ)、とりあえず「チン・チン」を提出する。
 うん。とりあえずの解答としては良い。「チ( )・( )ン」という穴埋めでチンチンが出てこない方がおかしい。あからさますぎてNGワード感はあるが、サワリ解答としては十分ではないか。
 で、このチンチンの次のページの解答として、「チエミ・ブルゾン」が出てくる。「モンゴルの人口何人いると思ってんの? 35億!」「そんなにはおら~~ん!」。程よい時事ネタと35億の回収っぷり。完璧な解答では? そんな感じでチンギスのみならず、ナポレオンだの足利義満だのをいじり倒したのだが当然ながらテストは0点でした、トホホ…という締めです。

 

 さて、なんで今回炎上が起きたのか。やはり「チン・チン」に配慮が欠けていた面があったかもしれない(チンギスの額部分にチンチンを描いて前髪がちょうとチン毛に見えるようになっていたり、チンチンに「本体」と書き加えてたりといったていねいな仕事ぶりも光る)。チンギスいじり自体は、ゴルジが「チエミ・ブルゾン」に対しては怒りを表明してないことからも問題ではないと思われる。小学館が謝罪してしまった以上、今回の話をそのまま単行本に載せるのは少々圧があるかと思われるので、不肖このおれが「モンゴルの皇帝 チ( )・( )ン」の解答として、朝青龍の機嫌を損ねないような例を50個ほど考えてみた。参考にしていただければ幸いである。


01.チャック・ウィルソン
02.チューチュー・トレイン
03.チキン・ラーメン
04.チーズ・オニオン
05.チャージマン・研!
06.チーター・マンⅡ
07.チャッカ・マン
08.地霊・ティターン
09.チュー・ヤン
10.チクタク・バンバン
11.チリ・コン・カン
12.チープ・シチズン
13.チャンピオンカレー発祥の地・石川県
14.チンペー・さん(谷村新司)
15.チューバッカ・大好きおじさん
16.チェリーコーク・大好きおじさん
17.チョップリフター・大好きおじさん
18.チュートリアルの途中で・「R3スティックで周囲を見渡せ」とか言ってくるおじさん
19.チップとデールの・大冒険
20.チャン・コーハン
21.チョイ・ボンゲと・キム・カッファン
22.チェダー・マン(イギリスのチェダー渓谷で発見された石器時代の人骨)
23.ちゃん・リン・シャン、ソフト・イン・ワン
24.チェーン・リアクション
25.チャットモンチー・トリビュートアルバム参加アーティストオーディション
26.チェブラーシカ・タウン
27.チャイニーズ・マフィアの首領ドン
28.チャラ男の・遺品
29.チルド・マン(ロックマン10のボスキャラ)
30.千葉麗子のインテグラル・ヨーガ―ココロとカラダのビューティレッスン
31.長州・事変
32.チャールス・トン
33.秩父・羊山公園
34.乳首・ビンビン
35.チンチン・オブ・ザ・チンチン
36.チンチン・ビッグバン
37.チンポに結んだ・思い出のリボン
38.チンチン大好き!・テレビ特捜部
39.チンチンとケツの穴が小さい腐れアンポンタン
40.チェチェンの武装勢力に対して・「たとえ便所に隠れていても息の根を止めてやる」とコメントしたプーチン
41.チェルノブ・戦う人間発電所
42.力・うどん
43.賃貸・マンション
44.知の・巨人
45.チベット・スナギツネの砂岡さん
46.チョップ・マン(原作『遊戯王』に出てきた凶悪犯。城之内が焼死させた)
47.チェス・デーモン(『遊戯王』OCGの、カード名にチェスの駒の名称を含む一連のモンスターのこと。スタンバイフェイズ時にライフコストを払う強制効果を持っている)
48.チンチンと器が本当に小さいイキり豚
49.チビ太の・おでん
50.ちびまる子・ちゃん

 

 以上です。

 

 

 おれ個人としては「あなた(モンゴルの成人)が尊敬している人物を、他人(日本の男子小学生)が尊重しなければならない理由は何?」という疑問が湧くのでゴルジはじめモンゴル人の方々の主張はまるでピンと来なかったし、品格の無さをさんざん指摘されてきた元横綱が「品格のない日本人!!」と大騒ぎしている自虐ギャグが普通に面白かった。ついでに言うと「私はあなたの尊敬する人物を茶化さないから、あなたも私の尊敬する人物を茶化すな!」という世界よりは「私はあなたの尊敬する人であろうとバリバリに茶化すから、あなたも好きにやっていいよ」という世界のほうが健全なんじゃないの?

 世の中には「茶化さない方が無難な領域」があることも確かだ。エロコンテンツほどではないにしろ、ギャグはゾーニングに気を配らざるを得ない。強烈なギャグ(エロ)はある種の人々を喜ばせると同時に、属性の違う人を傷つける可能性を秘めている。『ドキュメンタル3』をアッコにおまかせとかと同じ日曜昼枠で放映したら、春日のカレー辺りで抗議電話回線がパンクする。

 じゃあ今回の件、コロコロコミック編集部はゾーニングを見誤っていたのか? そうとも言い切れない気はするが、そもそも「チンギス=ハンはモンゴル国を代表する英雄」という認識、あまり日本では広がっていなかったのではないか。世界史・日本史問わず歴史に疎いおれなんかは「オルドと羊肉が大好きな蛮族おじさん」くらいの知識しかないし…他国視点から見たら厄介な侵略者だし…GOD悪人軍団だからヒットラーやドラキュラと同じ枠だし…小学生男子なら「名前と顔が面白いオッサン」くらいの印象しかないだろうし…南国アイスホッケー部でも「チンチンコスコスはーん!」みたいな扱いだったし…(面倒なので調べてないが、そんなセリフは多分無かった。無かったと思うが、あってもおかしくない)。

  何にしろ、今回の件でまた一段階「ネタにできる境界線」がくっきりしたわけなので、それは今後に取り入れていけばいいだけの話でしょう。コロコロには今後もチンチンとウンチの境界線をギリギリまで攻めていってもらいたい。「やりすぎのイタズラ」に対して「やりすぎのイタズラじゃないか!!」と激怒する人は、個人的には放っておけばよいと思います。

 

 

【特集】ゆめにっき2018

 夢日記を書き続けると狂うと言われているので、一時期続けてみたことがある。そもそも夢を見る間隔が不定期過ぎるし、習慣にすること自体が難しいので、なんとか狂わずに済みました。あと人活の一環として自然の恵み(アース・マナ)だけを体内に貯め込んでいたことも大きい。財閥の放つ波もマナが中和してくれる。マナの無い食事を取る連中は間接的に地球を汚しているも同然であり、すなわち財閥の手先だ。全員殺してやる。

 それはそれとして去年の年末から最近まで見たナニです。

 

1.うなぎ電車の夢

 皆でうなぎ電車に乗りに行く。うなぎ電車はゴムのように伸び縮みする素材で出来ており、発車時は先頭車両(当然、うなぎの頭の形をしている)の乗客が床に足をめり込ませ、しばらく走って加速をつける必要がある。

 列車内で食事。白エビの吸い物と天ぷらが出てくる。

 

 うなぎは出さないらしい。

 

2.サケイガプリの夢

 サケイガプリの改革を訴える、民進党のCMが不評だというので見てみた。「サケイガプリに1票!」のナレーションと共に鮭、イガグリ、よくわからんアイドルがファンタジックに踊って終わり。サケ、イガ、プリか~。アイドルが「プリンセス」の意味なのが分かりにくいなと思った。

 

 ズンドコベロンチョみたいな話ですね。

 

3.荒れる国会中継の夢

 国会の様子がニュースで流れる。荒れに荒れて思わず手が出る議員もいるなか、「一連托生の儀!」と議長が叫ぶと、みな隣の議員たちと向き合ってお互いと手のひらをくっつけ会い「一連托生!」と斉唱。これで場の混乱は収まった…と思いきや、野党議員が思いきりツバを吐きかけて再び大混乱。首相を押さえつけて上からツバを垂らし続ける女性議員も。テレビなのでツバはちゃんと雨や水玉のアニメーションで隠してあった。

 

 たまに政治関連の夢を見るのだが、いずれも見事なまでに浅いというか、風刺にもなってないところが「政治への関心の薄さ」を如実に表しているなあと思いました。

 

4.クソ時代劇の夢

 チープな時代劇を映画館で観ている。見せ場らしい大立ち回りの最中、侍の首がポンポンと飛ぶのだが、マネキンにしか見えない頭部が「ヒューン!」という音と共にロケットの如く発射されるという気の抜ける出来。明らかに同じシーンを使いまわしており、主人公が剣を振るうたび、まったく同じ角度とSEで首が飛んで行くのを見せられるため、館内に失笑が起き始める。
 敵の親分らしい野卑な大男が登場。「こんなこともあろうかと、三途の川の渡し賃を用意していたのよ!」と、一文銭をつなぎ合わせた手裏剣のような武器を持ちだす。それを見て館内は大爆笑。

 

 なぜ親分の武器で大爆笑が起きたのか、よくわからない。もともとは「三途の川の渡し賃として、六文銭を棺に入れる」という風習を基にしたアレなのだろうが、相手をぶっ殺したあとに「冥土行きの船賃だぜ」つって武器から6枚の銭をむしり取って死体に投げつけたりするんでしょ? ちょっとカッコよくない? まあ銭貨をつないだだけというのは単に鈍器でしかなさそうで、武器として有効かどうかは疑問。でも鎖帷子みたいに銭をジャラジャラ鎧に付けてる山賊のボス、ビジュアル的にもキャラ立ってるよね。

 

5.水犬の夢

 家族と水犬を買いに来た。水犬というのは透明なゲル状の生き物で、犬の顔の形をしている。プールなど水のある場所でしか生息できず、ぱっと見はクラゲに近い。
 水着に着替えてから、水犬のいるプールに入ってみる。いろいろ見て回った結果、チワワとコリーの水犬を飼うことにした。漫画チックに目を細めて、笑みを浮かべてくれる水犬たち。手のひらに乗せると、平べったいゼリーのようにペランとしている。どのタイミングでプールから出ればいいのだろう。そもそも、どうやって飼えばいいのだろう。

 

 なんとなく『アドベンチャー・タイム』を観ていた影響が見て取れる内容。

 

6.獄本獄中始末の夢

 友人のTom氏に獄本獄中始末(ごくもとごくちゅうしまつ)の『にぎやかな惑星』という本を借りる。外箱が貴重だというので、中身にビニールカバーをかけてもらう。作者の本名は獄本野づか。獄中連載していた短編集。

 

 ペンネームは明らかに嶽本野ばらのパクリで、表題は筒井康隆っぽい。

 

7.奪衣婆の夢

Q:奪衣婆がシコってくれたよ。何かな?
A:サンズリバー(せんずり婆)

 

 何コレ?

 

8.カエルの夢

 雨上がりの道を友人と歩き、駐車場へ向かう。後ろを歩いている女学生が「あっカエル!」と声をあげる。道端を見やると、確かにやや大きめなヒキガエルがいる。
 今日は友人が運転してくれるから、おれはさっき買ったクロワッサンでも食べよう、などと考えていると、パキッ、ベキッという小さな音。振り向くと、女学生の口の端からヒキガエルの脚がはみ出ている。またか。最近多いんだよな。助手席に座り、クロワッサンの袋を開ける。揚げられたヒキガエルのような形をしている。

 

 何が「またか、最近多いんだよな」なのかよくわからない。個人的には好きな雰囲気な夢。

 

9.マスコミから逃げる夢

 しばらくマスコミから逃れる必要が出てきたおれ(アイドル)に、父がアパートを用意してくれた。101号室と102号室が空いているから、しばらくここで暮らせと言う。このアパートは世間から隔絶した場所なので、見つかる心配はないとのこと。アパートの前まで来てみると、確かに奇妙なオーラを感じる。この辺りは単に寂れているとかではなく、安全確実に世間から身を隠せる「力」を持った場所なのだろう。
 さっそくアパートの部屋に入ろうとするが、鍵がかかっていて入れない。鍵をもらった記憶もない。父に連絡すると「忘れた」とのこと。仕方ないので、近所のケンタッキーに行く。ケンタッキーなのにやたらアイスクリームの品揃えが良く、1600円もする高級アイスも置いてある。

 

 なかなか魅力的な導入で始まり、なんのオチもつかないままフェードアウトする夢らしさ。

 

10.原稿催促の夢

 妻の原稿の進捗状況を訪ねる電話。そうとう切羽詰まっているらしい。「あとは主人公の髪の毛を塗るだけですから! 幅の広い筆でサッと塗れば終わりですから」「よかった、じゃあ早朝には間に合いますね!」と話して切る。妻は熟睡しており、夕方までは起きないだろう。

 

 夢の中では漫画家の夫という立場らしい。文章に起こしてみると、胃がキリキリするだけの内容で悪夢の一種。

 

11.NASAっぽい職場の夢

 職場の皆で旅行に行くことになった。知らない女性に催促され「服だけは用意しておくように」と言われる。親戚の子供らが『モンスターファーム2』で盛り上がっている中、準備を進める。
 うちの職場はNASAのような大モニターがある広い一室で、なかなか科学的というか国際的な雰囲気。旅行に必要な小物をシートにまとめて提出しなければいけないが、おれの机は外国の人が使っている。なにしろ国際的だからしょうがないし、言葉も通じないのでおれにできることは何もないのだ。

 

 もうちょっと頑張れよ。というか夢の中の「おれ」、この職場で働いていないのでは?

 

12.疾走! アイアンキャスターの夢

 今日はキャスター付きの椅子に乗ってお出かけ。アスファルト舗装の道をガラガラと快適に進んで行くが、間違えて病院内に入り込んでしまう。大きな音を立てながら進むのが申し訳なかったので、椅子を持ち上げて歩くことにする。
 病院を出るとグラウンドが広がっていた。門に向かって歩いていくと「そこは整備したばかりだから横切るな」と怒られてしまう。
 門から外に出て、これでようやく椅子に乗ることができる。道路を横切った途端、香港語の威圧的なパネルをあちこちに付けた巨大トラックが突っ込んでくる。横幅が広い。タイヤも太い。

 避けられない。

 

 大学時代、雨の降る日にグラウンドを横切っていったらいきなり知らん人に「整備したばかりだから横切るな!」と怒られた経験があります。土砂降りなのに。普通に狂ってたんだと思う。

 

13.ゾンビ映画の夢

 ゾンビ映画を観ている。ゾンビたちは全身緑色の皮膚をした、ちょっとマンガチックな連中。ラストシーン、「ゾンビの頭部」と「爪だけが赤く染まっている手」とが組み合わさった、おぞましい蟹のようなクリーチャーが大量に出現。ゾンビ蟹の群れが海へと向かって行くのを眺めることしかできない主人公たち。

 

 頭と手が組み合わさって蟹に! というのはわりと想像しやすいビジュアルで、我ながらヨイと思います。こいつらの群れが海を目指すシーンは確かにぞわぞわするが、別に放っておいても構わない気がする。

 

14.温泉旅館の夢

 友人らと温泉旅館にやってきた。久しぶりに会う連中なのでテンションが上がる。

 宿に到着し、とりあえず1人で浴場へ向かうが、家庭風呂を一回り大きくした程度のショボい風呂だった。部屋に戻ってみるが誰もいない。部屋は複数取ってあるので、別の部屋にいるのかもしれない。
 旅館の中を探索してみたが、何に使うかもよくわからない地味な施設ばかり。やたら広いせいか、探索中に誰かと出会うようなこともなかった。
 部屋に戻るが、相変わらず誰もいない。というか、友人と一度も顔を合わせていない。本当におれは友人らと来たのだろうか。

 

 タチの悪いドッキリ。

 

15.女装してみたが受け入れられなかった夢

 女装がブームと聞いたので、近所の出会い系掲示板がある店に、自撮りの女装プリクラとツイッターアカウントを貼ってきた。わりと自信はあったのだが連絡はなかなか来ず、やっと来たDMは掲示板のある店のマスターからだった。

 「お~い、これ、女装ですよね?バレバレですよ(笑  まさかとは思うけど、バレないと思った…? 剥がしときますね~。あしからず」というナメくさった文章でゲロを吐きそうになる。しかも店長が、自分のTLから辿ったであろう人たちに絡み始め、わりと好意的にやりとりしてる。ツイッターすら奴に汚されてしまった。

 

 悲惨過ぎるな、これ。刑事事件に発展しかねない。この夢見てから起きたあと、夢だったことを本当に感謝しました。TLに店長がいないか確認しなおしたり。

 

 以上です。教訓とかは無いです。