ジャッカルの日

世田谷の河童料理専門店「ジャッカル」店主の日記ブログ。

ウッシッシ帰さないぞ/『That'sイズミコ』

 11月25日の文学フリマ東京用の原稿をポチポチと。8月ごろにだいたいの方針が決まり「時間あるし余裕やろ」と思っていたが、いろいろな外的・内的要因(勃起障害など)が重なり1文字も書かないまま締め切りまで2週間となった。不思議ですよね。正直まだ方向性がまとまってないというか、3つくらいを並行してるので何も完成しない可能性もあり、その場合は「クッパ姫オンリーに人は来たのか!?」とか「解禁! さっそく大麻試してみた」とかやります。やりません。やりたいけど。やるかも。やる?

 


 

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 マンガ図書館Zに『That's!イズミコ』がシリーズ一そろいあったのでつい読んでしまった。最近「80年代あるある」みたいなオモコロの記事が流れてきていろいろ思うところがあったが、おれが思うに「80年代のオタク」と言えば『That's!イズミコ』である。オタクが読んでいた漫画、という意味でなく、概念として『イズミコ』は80年代のオタクと「イコール」という印象がある(あくまで個人的な考えですが)。なんというか、オタクのいいところと悪いところが全部詰まっている。

 ジャンルはSFコメディー…だろうか。いろんなメカを発明する天才・極楽院和泉子と、同じ大学に通う女子大生・ゆーこの2人が主人公で、陰で世界を支配する一族とバトルしたり、次元の狭間をたゆたう一族と邂逅したりするという、スケールの大きい『Dr.スランプ』みたいな話。いま読むとさすがに時代を感じるが、奇想天外なアイデアと「緻密、かつ雑」な絵柄に強烈に惹かれる読者も必ずやいると思う。奔放過ぎるイズミコのキャラ性もいまだ新鮮だなあ。

 

  よい顔。

 

ザッパのなやみ/『フレディvsジェイソン』

 秋アニメが盛り上がる一方で、秋アミゲはあまり話題になっていないように見える。寒さが身に染みるこの季節、体毛を網目状に紡いで空気層を作り体温を保つ奇習「アミゲ」がエコロジーの観点から観ても再評価すべきである、という研究結果がマサチューセッツ工科大学から出されればいいなあ、と私は思っています。
 今年はぜんぜんアニメを見ていなかったのだが、秋は『ジョジョの奇妙な冒険』『ゴブリンスレイヤー』『SSSS.GRIDMAN』といろいろ気になる作品があって、今のところどれも楽しく見ている。『ジョジョ』は濃ゆい顔の人たちがさわやかな声でしゃべっている時点で面白い。なんでそんなに睫毛パッチリなのにさわやかなんだよ。面白い。

 


 

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 おれは『エルム街の悪夢』シリーズを1回も観たことがなく、フレディ・クルーガーの人となりについては『Dead by Daylight』で得た知識くらいしかない。これは『スパロボ』の知識だけでダンクーガを語るようなもので大変恥ずかしいのではないか? とふと思ったので『フレディvsジェイソン』を観てみることにした。

  フレディは恐怖を糧にして存在している夢魔であり、彼を怖がってくれる人がいないと消滅してしまう。それを知ったエルム街の大人たちは、「事件についての記述をすべてなかったことにする」「フレディを目撃した人間はみんな精神病院送りにする」ことでフレディを亡き者にしようとしていた。これにブチ切れたフレディは伝説の殺人鬼・ジェイソンを蘇らせてバカガキどもをブッ殺し、若者らに恐怖を植え付けることでフレディ伝説復活さを企む。が、「相手を夢の世界に引きずり込んでから殺害する」という面倒くさい手順を踏まないといけないフレディと違い、ジェイソンは生身でバンバン殺していくため、フレディの狙っていた獲物も横取りされてしまう。ブチ切れたフレディ! ここに殺人鬼vs殺人鬼の激烈バトルが幕を開けたのであった…!

 『エイリアンvsプレデター』『貞子vs伽椰子』など、どっちが勝っても人類が得しない対決物の嚆矢といえる1作。コイツらが大暴れする時点でお祭りワッショイ感が出てしまうため、ホラーとは程遠い作風になっております。ジェイソンが堂々と人前に出過ぎで、お前そんなキャラちゃうやろという。ただ、圧倒的フィジカルを持つジェイソン、メンタル面からそれを崩そうとするフレディの文字通り血まみれの対決はうまく両者の顔を立てられていたんじゃないでしょうか。ハッパでも吸いながら見る分にはちょうどいい1作。

 

死さもなくば破滅/『ゴッド・アーム』

 牛丼屋がくさかった。
 肉や脂の臭いではなく、酸っぱい異臭がする。汚い豚骨ラーメン屋のような…というか、まあ純粋に風呂に入ってない人の臭いである。なんなんだ。客が臭いのか店が臭いのかもよくわからない。
 周りを見渡せば冴えない風貌が多いし(自分は棚に上げて)客のせいかもしれないが、何も注文せずに出ていくのも悪い気がするしなあ。とは言え臭いものは臭い。
 というわけで、その日はハナをごまかすために黒カレーを食べた。これがリスクマネジメントというやつである。あと後日、ていうか今日同じ牛丼屋に行ったらやっぱり臭かったのでチーズ豚丼にキムチ付けて食った。これも我ながらさすがのリスクマネジメントである。(佐崎さんは正社員になった経験がないので、リスクマネジメントをトンチの一種か何かだと思っています)

 


 

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 桑田次郎『ゴッド・アーム』をKindle Unlimitedで読む。なんだかんだでよく利用しているアンリミ。最初は「『熱笑!花沢高校』読み終えたら解約していいや」と思っていたのだが、何かと読みたい本が途切れずに見つかる。わざとやっているのかと勘繰りたくなるぐらい検索しにくいけど。

 SFアクション巨編と謳っている『ゴッド・アーム』はいわゆるヒーロー物で、原作は梶原一騎。作画・原作ともに押しも押されもせぬビッグネームであることは間違いないが、梶原先生のSFマインドの無さのおかげで何とも珍妙な物語になっている。
 主人公はいつものカラテマンで、ナチスの科学者に撃たれて死ぬが「細胞100倍薬」で復活、ノーベル賞学者の父の手によって「ゴッド・アーム」として生まれ変わるものの、ナチスの脳を移植されて悪の手先となってしまう。この悪の手先になっている期間がやたら長いせいで、正義のヒーローとしての活躍があまり印象に残らない。なんやかんやあって、ゴッド・アームは生前の恋人が奏でるバイオリンの音を聴いている間だけ正気を取り戻せることが判明。むろんナチスは恋人を殺そうとするが、バイオリンの音をくり返し流し続けるラジカセを耳に取り付けることで、ようやくゴッド・アームは正義の味方となったのでした。キカイダーなら1話目で終わらせたようなこの設定を消化するのに、全5巻中の3巻を使っている。
 敵が繰り出してくるのは「ドリルが付いた戦車」「巨大化した動物」「ファイナル・ロボットなるコウモリみたいな鉄のカタマリ」といったどうにも絵にならない連中ばかりで、ナチスが実は宇宙人と手を組んでいたことが判明してからもイマイチ盛り上がらない。ようやく面白くなってくるのは最終巻の5巻からで、ゴッド・アームがここでやっと喋るようになる。それまでは一言たりとも言葉を発していない。彼の活躍の印象を弱める原因の1つと思える(喋らなかったのは恋人を悲しませたくないためとか、よくわからん理屈)。宇宙人は最終作戦として、邪悪な意思のパワーで上野の西郷さんや奈良の大仏を自由に操る暴挙に出る。ロケットのように台座から火を噴いて飛び回る西郷さんが目からビームを出して街を焼き払ったり、大仏が野球場を襲ったりするシーンは文句なしに面白く、なぜもっと早くこういうテンションの展開にならなかったのかと惜しまれるばかり。最後は宇宙人のボスをロケットに乗せて追放し(倒さんのかい)、ゴッド・アームも理由は忘れたが宇宙へ行ってめでたしめでたし。梶原が悪い。

 

ドクロンの踊り/『ロックマン11 運命の歯車!!』

 連休は実家へ帰る。フェーン現象のおかげで10月に入ってなおクッソ暑い北陸の地、礼装での法事は普通にキツかった。

 親戚一同で温泉宿で一泊。宿に着くなり「駐車場でクマの糞が見つかったので、早朝のお散歩はご遠慮ください」と不安しかない情報を告げられましたが、特に羆嵐のような展開にもならず、わけのわからないくらい酒を飲んで、美肌効果のあるナトリウム炭酸水素塩泉に浸かって寝た。翌朝、快眠・快便ののちスッキリ目覚めたが、宿には人の気配がなく、隣の部屋にいるはずの親戚らの姿も無かった。皆、朝風呂にでも入っているのだろうか。冷蔵庫に入ったままの赤割り(焼酎を赤ワインで割ったきちがいドリンク)の残りをクッと飲み干し、誰か親戚と出会わないかと、宿の長い廊下を歩く。廊下の壁には日本画が掛けられている。ぱっと見、30枚以上はある日本画だが、すべて同じ顔の女が描かれている。どの女もじっと真正面を見つめているが、1枚だけ豪華な額縁の絵がある。解説のプレートを読むと「バ美肉おじさん」と書かれており「よくわからんけど、これがそうなのか~」と感心。

 


 

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 『ロックマン11 運命の歯車!!』プレイ中。『9』『10』はファミコン風8ビットにスライディングもチャージショットもない初期操作感で発売されており、「面白いけど普通に進化したロックマンが見たいわ」と思ってたので、この『11』は楽しみだったんだよな~。先に行っておくと超満足。傑作。

 新システムとして、時間の流れを遅くする「スピードギア」と、ショットの威力を高める「パワーギア」が最初から使えるようになっている。これがホント絶妙で「使わなくてもギリギリクリアできるが常人は素直に使った方がラク」な程度。ボス戦なんかはそれが顕著で、『ロックマンX』で壁ジャンプさえマスターすればアイシー・ペンギーゴがザコになるように、ギアの存在さえ忘れなければわりと初見でもなんとかなりそうな(気になる)ボスも多い。なんだかんだでカプコンは面白い2Dアクションゲームを作れる今や数少ないメーカーとしての地位を保っているのだなあ。

 

ジャッジメント・パイレーツ/『WORK×WORK』

 すでに丸く収まってる件に言及するのも何だが、クソマンガの人が怒られているのを見た。初手から話は変わるが「怒られを見た」「怒られを観測」みたいなインターネットの言い回し、自分を徹底した第三者の立場に置くことで共感的羞恥…とは違うか、「他人が怒られているのを見て辛く感じる」のを回避しようとする気持ちが働いているのかもしれないですね。
 話を戻すと、ご存知の方もいるだろうがビーティー先生はクソコラでも笑って済ませてくれたり、自分で作ってしまったり、「コラしやすいページです」とわざわざ貼ってくれたりと“寛容な方”というイメージだったので、なんで今さら…? と疑問だったのだが、どうも商品名がそのものズバリだったらしいし、あのシャツがパロディやギャグとして成立しているかと言われると微妙な位置だよな~、という気がしないでもないこともないです。改めて、アウトセーフのラインがどこにあるかは常に考えておかないといけないなあとおもいました(サザエボンTシャツをメルカリで売りながら)。

 


 


 今日発売のSwitchのRPG『WORK×WORK』を遊ぶ。

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 ドット絵風のキャラから「ああよくある“古き良き”系のアレね」と思われるかもしれないが、ロードがやや気になる点を除けばゲーム進行自体のテンポは良く、ほどよいやり込み要素もあって理想的なバランス。シナリオはスーファミ版『半熟英雄』の人が担当しているので、ノリは「まんま」です。ドリフ系。「バカ王子と大臣」というこれまた『半熟』なキャラが出てくるけど「大臣のほうがもっとバカ」という裏切り方をしてくれたりする。

 舞台は「勇者になって冒険できるテーマパーク」で、「主人公は客をダンジョンに案内して、気持ちよく勝ってもらえるために裏方で支えるアルバイト」というややヒネった設定です。バトルでは味方は全部AIで勝手に動き、主人公は攻撃できないが作戦変更やアイテム使用はできる、という、ありそうで意外に見たことが無いシステム。客の武器もこっちで買ってやらねばならず、しばしばブッ壊れる。消費アイテムも自腹。なぜこいつらのために貴重なバイト代を…という気になってくるあたり、現代社会をアレしたようなブラックさもあります。

 ノリは徹底的にバカバカしく、キャラはモンスターも含めてクセだらけ。特にモンスターのセンスは「あずきバー」だの「スギかふん」だの「暗黒神」(ただのタコ)だの、『MOTHER3』を彷彿させる。ただ、ストーリーもふざけ倒しているように見えて、しばしば不穏な雰囲気を漂わせている場面もあり、なかなか気になる。久々に「見た目で気になって、遊んでみたらアリアリ」な新規タイトルでしたよ。

 

黒バイ部隊出動す!/『漫画家残酷物語』

 総理にクソリプを送った罪で(「草々の草ァ!!」とか言ってた)台風を鎮めるため禊となることを課されたジャッカル佐崎さんは、両手両足を拘束されギャグボールをかまされた状態で沖縄へと送られた。「みてみて 沖縄の海よ きれ~い!」「まさに限りなく透明に近いブルーだ」ごきげん状態で南国の地へ降り立った刑事とジャッカル佐崎さんの前に、重機関銃を構えたヤクザが姿を現した!「めんそ~れ!!(ようこそ いらっしゃい)」

 それはそれとして地元のヤクザはやはり方言で出迎えてほしいものですね。富山県のヤクザが「まいどはや」とか微妙に間違った方言でおのぼりさんをデデレコデンとチューリップで迎撃する様をぜひ見てみたいものです。

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 新婚のアレで沖縄に行ったのが1年前という事実に気づき、もう1年も経ったのかという微衝撃。毎年行きてぇ…タコスミート食いてぇ…。タコスはすごい。ドリトスもすごい。ドリトスを食おう。

 


 

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  Kindle unlimited『漫画家残酷物語』読む。その名の通り、漫画家として、クリエイターとして生きようとする若人を襲う非常な現実、挫折、少しの希望について赤裸々に語るオムニバス。この「希望」を描いている点がある意味、非常な残酷でもある。

 本作を読んでいる間、どうしても唐沢なをき氏の秀逸なパロディにして本質を付いたゲボゲロ傑作『漫画家超残酷物語』を思い出さずにはいられない…というか、おれが先に触れたのはコッチなので思い出されるのも当然。なのだが、下世話と下ネタに満ちた唐沢氏の翻案を経て、本家『漫画家残酷物語』はとても美しい青春を描いているように見えたし、下世話な道化に徹することで本家を引き立てんとした唐沢氏の少々歪んだ愛情も余計に感じられてしまった。漫画家志望もそうでない人も今すぐ両方読め、としか言えないのであります。個人的にはクソアシスタントに原稿を破られた話が好きです。

 

【特集】『ニンジャスレイヤー』第4部未読者に推したい10忍

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 『ニンジャスレイヤー』第4部「エイジ・オブ・マッポーカリプス」はnote連載のエピソードも多く、ツイッターと比べるとリアルタイム更新で盛り上がるのがちょい難しかったりもする。とは言え、各エピソードの切れ味は第3部以前と比べても引けを取らないどころかスケールアップしているし、作品としても円熟味を増している。特に登場するニンジャの多様性は第3部以上だ。

 今回は「第4部どっから読めばいいかわからん」という人のために、個人的に好きな第4部のニンジャを10人をつらつらと挙げていく。note連載に登場するニンジャが多くなってしまったが、Twitter連載に比べてトンガったエピソードが多いのも関係しているかもしれない。

 

■アイアンアトラス

出演/「アイアン・アトラス」
所属/フリーランス

◆忍◆ ニンジャ名鑑#0101 【アイアンアトラス】 ◆殺◆

ネオサイタマに生きる粗暴なニンジャ。パチンコや競馬などの賭け事やガールズバーが好きで、力が強く、辛抱しない。

  ネオサイタマで自由気ままに生きるガキ大将ニンジャである。
 大柄で怪力、細かいことは気にしない脳筋パーソナリティの持ち主。まんまジャイアンとかガッツマン。あるいはキン肉マンビッグボディを頭悪くしたような感じ(さらに!?)。陰謀渦巻くネオサイタマで、特にどこの組織にも所属することなく、好き勝手に飲み歩いたり、パチンコに興じたり、ガールズバーに通ったり、カツアゲを返り討ちにして逆にカツアゲしたりしている。とは言えただのロクデナシではなく、義には篤いしイクサも相当強い。
 note限定「アイアン・アトラス」シリーズに登場しており、このシリーズは「無知能短編」と翻訳チームが称するほどのアレである。平凡なメガネ大学生のコミタ・アクモがネオサイタマでボッタクリにあったり、飲み過ぎてゲロ吐いたり、チンピラに拉致されたりと散々な目に会うも、ひょんなことで知り合ったアイアンアトラスが助けてくれてよかったネという「ドラえもんヤンマガ編」のような雰囲気に終始包まれている。忍殺の魅力の1つであるトンチキさを突き詰めた短編であり、この調子で52話くらい読みたいですね。


■アンブラ

出演/「ビフォア・ザ・ストーム・ゴーズ・アウェイ」
所属/フリーランス(ハデスニンジャ・クラン)

◆忍◆ ニンジャ名鑑#(未掲載)【アンブラ】 ◆殺◆


 シリーズ初のコギャルニンジャである(今後もたぶん出てこないであろうと思われる)。茶髪にサングラス、ジャージ姿で武器は木製バットと、コギャルというよりはヤンキーに近い。あまり勉強ができるようには見えない。

「つまりさ、マスターは……」
「ウチらハデスニンジャ・クランをシメてる大ボスって事ッしょ?」

「ああ……数千年前ね。恐竜とかいた時代だよね、確か」アンブラは頷いた。

 恐竜は数千年前にいたと思っている。

 影を操るジツを持つ「ハデスニンジャ・クラン」のソウルを宿しており、力が暴走しかけたところを同クランの元締め、シャドウウィーヴに救われる。シャドウウィーヴはかつてその中二病っぷりとティーンらしい繊細さが人気のニンジャだったが、第3部を経て大きく成長。今ではアンブラのマスターとして、彼女と共にクランの仲間を集めているようだ。「ちょっと陰のある師匠」と「今後の伸びしろが期待される新人(コギャル)」…これは層に届く。


■インシネレイト

出演/「ライフ・アフター・デス」
所属/ソウカイヤ(シックスゲイツの6人)

◆忍◆ ニンジャ名鑑#0044 【インシネレイト】 ◆殺◆

ソウカイ・シックスゲイツのニンジャ。カトン・ジツを操る。スクエアフレームの眼鏡をかけ、三つ揃えのスーツで爪先まで美意識を行き届かせている。そのインテリジェント・ヤクザ然とした外見に反し、極めて好戦的な男として知られる。

  インテリじみた外見に戦闘狂の内面を持つ狂犬ニンジャである。
 メガネにスーツでキメた伊達男。オールバックで尖った犬歯外見に反して凶暴かつ粗暴極まりなく、すべてを焼き尽くすカトン・ジツの使い手。
 ソウカイヤの精鋭「シックスゲイツ」に名を連ねるだけあって、玉石混交のカトン使いの中でもかなりの実力者。同じくシックスゲイツのガーラントやヴァニティのことを「オニイサン」「姉御」と呼んでいたり、強敵相手にはわりとボコボコにされていたり、(おそらく)最若メンバーのためか舎弟っぽさが抜け切れていない。本編登場前に更新されたニンジャ名鑑ではその外見が強調されていたため、ここまでチンピラだとは思いもよりませんでした。

 ちなみにメガネをかけているニンジャは少なく、劇中でも3~4人くらいしかいない。基本的にニンジャにメガネは必要ない(ニンジャになった時点で肉体の不調はよほどのことが無い限り回復する)ためで、わざわざメガネをかけているのは何らかの特殊機能が付いているか、単にオシャレのためである。こいつの場合は後者と思われるが、彼がそうしたパーソナリティを持つに至った経緯はわりと気になるところである。


■エヴァポレイター

出演/「フォ・フーム・ザ・ベル・トールズ」
所属/フリーランス?

◆忍◆ ニンジャ名鑑#0133 【エヴァポレイター】 ◆殺◆

女子高生収容所の見張り塔にいるニンジャ。ジツにより目からレーザーを発射し、脱走女子高生を容赦なく原子分解する。強力だがレーザーは連射が効かず、また予備動作としてある程度の長さのニンジャサインが必要になるので、そこを狙うとよい。

 ビームで女子高生を焼き払う女子高生収容所の主である。

 第4部の短編の中でも群を抜いたトンチキさでタイムラインを騒がせた「フォ・フーム・ザ・ベル・トールズ」の敵役で、「女子高生収容所」なる施設の警備を任されている。女子高生収容所とは、その名の通りセーラー服の女子高生が終わりなき労働に従事している暗黒非合法施設。その目的は「女子高生たちの女子高生性を無為に消費させること」であり、全国から拉致されてきた女子高生たちが、深い穴を掘って埋めたり、オリガミを折らせてそれを焼いたり等の無駄な労働を強いられているという。闇カネモチの道楽にしては度を越し過ぎだろ! まだ売春組織とか殺し合いのバトルロイヤルをさせるとかのほうが理解できるよ!
 そんな女子高生収容所で、エヴァポレイターは脱走する女子高生を目から放つレーザーで原子分解させる役目を与えられている。サイバネではなくジツの一種と思われるが、当然ながら「一撃死のレーザーを放つ」なんてのは規格外の強さである。ニンジャのイクサでは最初の1回だけアンブッシュ(不意討ち。アイサツ前の攻撃)が許されているが、光速、長距離、即死のレーザー光線によるアンブッシュを回避するなど、よほどのインチキ能力を持っていないと不可能だ。要人暗殺はもちろん、イクサでの後方支援としてもこれ以上はないほどに強力なジツと言える。
 で、こうも凄まじいジツを持つ彼が、なぜよりによって女子高生収容所で女子高生を相手にしているのかは謎である。よっぽど待遇がよかったのか…。あるいは女子高生にしか効かないビームだったのか。

 

■サキュバス

出演/「ポッシブル・ドミネイション」
所属/過冬(ワイズマン)

◆忍◆ ニンジャ名鑑#0087 【サキュバス】 ◆殺◆

過冬「ワイズマン」の一人。ハッカーニンジャであり、カラテ鍛錬も相当のもの。邪悪コード収集家。性別は男だが電子コトダマ空間においては旧時代の性的嗜好ライブラリを参照、男女問わず性的エクスプロイットな外見を取り、ハッキングの優位を得る。

 ネカマに特化したイケメンである。

 第四部第二シーズンの敵組織「過冬」の幹部・ワイズマンの1人にて強大な力を持つハッカーニンジャ。コトダマ空間(要は電脳ネットワーク上の概念世界)では、ハッキング対象の性的興味を刺激する姿に変身。伝説のウイルス「スケベ・ドミネイター」を相手に植え付け、スケベのことしか考えられなくなっている隙に情報を盗み出す。

 この字面の暴力としか言えないツイートは伝説級。
 ハッカー専門ではあるがカラテも相当に強く、ニンジャスレイヤーとの生身のイクサでも引けを取らなかった。ちなみに実在の姿は精悍な顔立ちの男性であり、「強いネカマ」としてヘッズの記憶に刻み込まれることになった。


■サブジュゲイター

出演/「エグゼクティブ・スプレンダー」
所属/ヨロシサン・インターナショナル

◆忍◆ ニンジャ名鑑#0105 【サブジュゲイター】 ◆殺◆

バイオケミカル暗黒メガコーポ、ヨロシサン・インターナショナルの力強きCEO、ヨロシ・サトルはニンジャである。ヨロシ遺伝子所持者のニューロンに干渉するヨロシ・ジツは近接距離下で絶対の支配力を持ち、バイオニンジャは彼に歯が立たない。

  暗黒企業をホワイトに生まれ変わらせた、かつての悪役である。
 第3部では暗黒目がコーポ・ヨロシサン製薬のバイオニンジャとして登場。いずれ自分がCEOにならんとする野望を秘めた、鼻持ちならないエリート意識と上昇志向を持つイヤな奴であった。ヨロシサンの上部にはその野心を見ぬかれた上でいいように扱われており、ブッダの手のひらで泳がされる哀れな男という印象も強かった。
 そんなサブちゃんだが、第4部では見事ヨロシサン・インターナショナルのCEOにまで登り詰めている。カイシャを経営しているニンジャの多くが理不尽な暴虐を社員や顧客に強いているのに対し、ヨロシサン・インターナショナルは超ホワイト企業! …というわけでもなかろうが、少なくともモータル・ニンジャ問わず部下はしっかり労わったうえで評価するし、地元住民と問題が起きれば菓子折りやドゲザ・パラシュート部隊で詫びを入れるし、暗黒メガコーポとは言え搾取するだけの邪悪な企業ではない。むろん、CEOを狙う不届き者がいれば自ら返り討ちにする。第4部で多くのニンジャが成長を遂げた中、彼がここまで株を上げるとは誰が予想しただろうか。同じく社長として奮闘している今のサワタリと対峙してもらいたいものだ。

 

■タランテラ

出演/「アイアン・アトラス・ブラックアウト!」
所属/ツチグモ・ギャング

◆忍◆ ニンジャ名鑑#0102 【タランテラ】 ◆殺◆

ネオサイタマのフーディーギャング「ツチグモ・ギャング」の頭目のニンジャ。カタナを常に持ち歩き、殺人を容赦しない危険なニンジャ。

 耐久力以外に見るべき点がないチンピラである。

 チンピラ集団「ツチグモ・ギャング」のリーダー。黒いフード装束、メンポやアジトの装飾にあしらったクモの意匠、「~だヨ」「~でショ」など語尾がカタカナになる喋り方、タランチュラではなくわざわざ「タランテラ」を名乗るセンスなど、厨二っぽさが隠しきれていない。
 彼の魅力は恐ろし気な外見や言動に反してメチャクチャに弱いところにある。アイアンアトラスのライバル的な立場になるかと思われたが実力は雲泥の差で、2回対峙して2回とも何もできず一撃で倒された。また、敵対ギャングのニンジャ・テラートリガーには手も足も出ないまま2発でKOされてしまっている。対ニンジャのイクサで何もできないまま3連敗しているのはこの人くらいなもんである(普通1回負けた時点で爆発四散するため)。

 タランテラが考えるところの「残忍な所業」もその辺の一般人とたいして変わらなかったりするため、ヘッズからは「自分をニンジャと思い込んでいるただのチンピラなのでは?」とかわいそうな人扱いされていた。今後もポンコツライバルとして活躍してほしい。

 

■ツインテイルズ

出演/「クルセイド・ワラキア」
所属/フリーランス

◆忍◆ ニンジャ名鑑#0119 【ツインテイルズ】 ◆殺◆

フエの演奏で路銀を稼いでいた路上生活パンクス女に、ネコニンジャ・クランのソウルが憑依。しぶとく生き残り、現在はオー・オーと旅をしている。レッサー・ゼゲン・ジツを使う他、ネコと会話して操ることも。重度のハッパ愛好者で匂いがすごい。

 冗談みたいに属性過多のネコネコニンジャである。

 note限定公開の長編「クルセイド・ワラキア」に登場するパンクス女ニンジャ。重サイバネながらショタ属性の相棒、オー・オーと手を組み、吸血鬼ブラド・ニンジャの支配下にあるネオワラキアへとやって来たあげく、いろいろ大変な目に会う不憫キャラ。
 相手を魅惑するゼゲン・ジツの使い手であり、フエで猫を操る力を持つ。猫又を意識したと思われるデザイン、ハッパ中毒、語尾に「ニャー」を付けるスゴイ・アザトイ喋り方、体臭がキツい(獣臭)等、その属性は過多の一言。現時点でかなりのウキヨエ(ファンアート)が描かれている人気者。ファンアートのアーカイブ、ネオウキヨエ空間でも多様なツインテイルズが見られるよ。

 髪型はツインテール派が半分くらいと思われます。
 ちなみに第3部の時系列ですでにニンジャであり、猫爆弾で市役所の爆破を企んでいたがニンジャスレイヤーに阻止された模様。4部が3部から約10年後なので、「クルセイド・ワラキア」時点ではどう若く見積もっても20代後半と思われるが、それで「ニャー」とか言ってるのもカワイイだ。


■ベンガルタイガー

出演/「ドラゴン・ドージョー・リライズ:奮闘編」
所属/フリーランス

◆忍◆ ニンジャ名鑑#0084 【ベンガルタイガー】 ◆殺◆

キョート出身の粗暴なるニンジャ格闘家。カラテ群雄割拠時代となった月破砕後の世界で、ニンジャとのカラテ戦闘に勝ち続け、力をつけていく中で、己の力を過信するようになっていった。

 一見、粗暴ながらお人よしの面も見え隠れするカラテ求道者である。
 ユカノことドラゴン・ニンジャは、かつてからの悲願であった自らのドージョーを岡山県に復興する。地道な活動のおかげで住民からの支持も得られるようになり、入門者も少しずつ増え、ドラゴンニンジャ・クランの後進育成も順調かと思われた。が、善意のスポンサーが付いたことで「健康志向」推しや「通信カラテ」、派手なコマーシャル展開など、ドージョーの経営はいつしかおかしな方向に。かつて道場破りを挑むもユカノに敗北したベンガルタイガーはこの状況に激昂し、サツバツナイトことかつてのニンジャスレイヤー、フジキド=ケンジをセコンドにつけてユカノに再度カラテ勝負を挑む。
 リアルニンジャと打ち合えるだけあって、ベンガルタイガーは相当に強い。最初の登場ではいかにもな悪役だったが、殺しあいではなく試合形式に則ったカラテ道を追求しているようで、いわゆる「粗にして野だが卑ではない」タイプ。道場門下生とのカラテ勝負でも致命傷は与えないよう手加減していたり、ユカノのSNSにわざわざ動画コメントで挑戦状を叩きつけたり、女の子を泣かせてしまい意気消沈したりと、根は邪悪ではないことが伺える。フジキドに直接指導を受けた数少ないニンジャでもあり、再登場の際にはさらなる成長を遂げているであろう。

 

■ロングゲイト

出演/「ヨグヤカルタ・ナイトレイド」
所属/コウ・タイ・シュメイ社、サンズ・オブ・ケオス

◆忍◆ ニンジャ名鑑#0013 【ロングゲイト】 ◆殺◆

コウ・タイ・シュメイ社のエージェントとして世界を飛び回るニンジャ。カゼニンジャ・クランのソウル憑依者であり、ソニック・カラテの鍛錬を積んでいるほか、サツガイから短距離テレポート能力「マバタキ・ジツ」を与えられている。

 営業力、交渉力にニンジャスキルをつぎ込んだ邪悪サラリマンである。

 国際企業コウ・タイ・シュメイ社のエージェント。相手を接待すること自体が好きなようで、浮浪者にはお金を施し、貧しい子供達にはフルーツを与える。その気前の良さから「あれ? この人ニンジャとしてはかなり控えめで邪悪でないほうでは?」と思いかけてしまうが、取引先のニンジャには生娘20匹を渡している。相手が喜ぶものならなんでも与えてしまうのである。この「コミュニケーション能力は抜群なのに、他者への共感性が薄い」点がいかにもニンジャ的でゾクゾクする。

 彼は第4部第1シーズンの主要的組織、サンズ・オブ・ケオス(以下SOC)の一員。SOCのニンジャの特徴として、自前のジツ・カラテに加えて「サツガイ」なる人物から与えられたもう1つのジツを使いこなす点が挙げられる。 ロングゲイトの場合、自前の「ソニック・カラテ」とサツガイから与えられた「マバタキ・ジツ」を見事なコンボで使いこなしており、どちらも過去に登場したジツであることも相まって印象深い。SOCにはモータル社会に溶け込んで生活しているニンジャも多く、そういう面でもロングゲイトはSOCを代表するニンジャと言える。

 

 以上です。推しを集めたらチンピラじみたのが6人と半分以上になってしまったが、彼らのほとんどが今も生存中で元気に大暴れしている。ニンジャの魅力は刹那的にて享楽的、死ねば爆発四散してチリも残さぬ太くて短い生きざまにあると思うが(不老なのに)、第4部ではこうしたチンピラ連中にもちゃんと“居場所”が残されているのが良いですね。あと今回は漏れましたがブルハウンド=サンには強く生きてほしいですね。

 

ダイハードテイルズ

https://diehardtales.com/n/nd9ea95a7fd60

キングダム2068/『ドラガリアロスト』

 アプリ『デュエルリンクス』が『遊戯王5D's(ファイブディーズ)』編に突入した。これはバイクに乗りながらカードバトルをするという、どう考えても危ないというかメリットがよくわからない「ライディングデュエル」がウリのシリーズ。ちなみに『5D's』では通常のカードバトルはスタンディングデュエルという(座ってゲームする選択肢は無いのか)。ちなみになぜバイクに乗らなければいけないのか、劇中で説明されたことは一度もなかった。

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 普通に考えればカードゲーム+バイクというのはイカレポンチな発想だが、個人的にバイクという要素はどんなコンテンツにも合う万能調味料ではないかと思う。基本、世の中のあらゆるジャンルの創作物は、バイクを足しただけで面白くなると言ってよい。いくつか例を挙げてみよう。


・仮面ヒーロー物+バイク=『仮面ライダー』 →大人気!!
・『けいおん!』+バイク=『ばくおん!!』 →大人気!!
・モビルスーツ&戦艦+バイク=『Vガンダム』 →大人気!!
・変形ロボット+バイク=『機甲創世記モスピーダ』 →普通
・『七人の侍』+バイク=『ワイルド7』 →大人気!!
・『稲中』+バイク=『グリーンヒル』 →おれは好き

 

 いかがだろうか。8割方くらいはバイクという隠し味のおかげで魅力がさらに増しているとは言えないと言い切ることができない可能性も無いという気がしないでもないだろうかという感じではなかろうかという説もある、と聞いた。あと『Vガンダム』のバイク戦艦(アドラステア)とタイヤ(アインラッド)は1回くらいプラモ化してほしい。

 


 

 「任天堂+サイゲームス」という、理屈で言えば最強だけどなぜかワクワクしない組み合わせが生んだスマヒョゲーム『ドラガリアロスト』を始めまんた。

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 スライドで移動、タップで攻撃、ガチャでキャラや武器や装備カードを引いてパーティを強化しよう! という、きょうびドアホウでも理解できるわかりやすいシステム。個性はまるで感じないのだが、普通に遊びやすく、特にUI周りは非常に良い。クエストもサクっと連戦できるし、キャラの強化だの編成だの、わずらわしくなりがちな部分も快適。フルボイスの弊害か、新しいクエストに挑戦するたびに、数メガのダウンロードが挟まるのは何とかしてほしい気もするが。

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 あと、BGMにやたらボーカルが入っている。初期の設定で「ボーカルをOFFにしますか?」とわざわざ聞かれるくらいにボーカル三昧。タイトル画面でボーカル、編成画面でボーカル、クエストの中ボスでボーカル、大ボスでボーカル。多すぎる気がしないでもないが、中年ゲーマーは「ゲーム音楽に声が入っとるっぺや~!!」というだけで少し嬉しくなってしまうものなので、個人的には問題ない。

 とにかく奇をてらわず王道を攻めた作りで、完成度自体は高いと思う。ガチャもたいへん渋く、「摂ったるでぇ~ッ!」という運営の意気込みをビンビンに感じられる。システム、物語はいい意味・悪い意味で普通なので、要は「キャラクターを気に入ることができるかどうか」でハマり具合が変わってくるのではなかろうか。序盤のチュートリアルは相当長いが、一通りの要素が解放されたあとはそれなりにやることが多い。

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 妖精ちゃんは普通に可愛いのでしばらく続けてみようと思います。

 

悪魔ッ子/『学園七不思議』

 六本木ヒルズで来月からやるという藤子不二雄A展がわりと楽しみ。

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 ヒルズは今、森アーツのほうで週刊少年ジャンプ展もやっていて、これは今月いっぱいで終わるそうなのでいっぺん見ておきたいのだが、それはそれとして『ブラック商会変奇郎』の変奇郎の父親の名前は「変奇一郎」らしいですね。祖父の「変奇左エ門」が数段マシに思えるネーミングだな…と思ってたら、どうやらこの一家は苗字が「変」らしい。そっか、それなら話は別というか「奇一郎」ならだいぶオシャレに思えてきますね。トヨタの創業者とか特殊翻訳家みたいだし。そうなると変奇郎は「奇郎」なわけでだいぶヤバいな。ひょっとしたらフルネームは「変 変奇郎」の可能性もあるな。『狂人軍』のキチ吉みたいなネーミングで。

 


 

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 kindle unlimitedで漫画ばかり読んでるな、最近。なんだかんだで読みたいと思わせる作品はそれなりにあるので…。アニメ化もされた『学園七不思議』(つのだじろう)、主人公以外はほぼアシスタントの手による作品じゃないだろうか。モブは明らかにそうだし、コマ割りが少女漫画丸出しだし、それに引っ張られてか主人公もだいぶカワいく描かれている(ときがある)。ストーリーは、まあタイトルから察せられる通り、いろんな学園の七不思議を解明したり解明しなかったりするホラー漫画。2巻「青嵐学園編」は主人公として一条みずき、3巻「赤尾学園編」は二条みずほ、4巻「黄泉学園編」は三条みずえが狂言回しを務めるが、ぶっちゃけ同じ顔なので見分けがつかない。重要そうなキャラが簡単に死んだり行方不明になる、トンデモかつ痛快な展開は健在です。

 

町にお金が降って来た!/『カラテ地獄変牙』

 飲みに行ったり実家に帰ったり温泉に行ったりポケモンカード買ったりしたりで、ここ1カ月くらいの浪費がアレだったので、いらんゲームをや本を売ったり駿河屋にアレしたりして糊口をしのいでいた。あとは月2のオンラインブログサロンと週8のソープ通い、それと孤児院にランドセルを寄付する習慣を辞めなければ…。

 というかゲームはともかく、「いらん本を売る」という作業は年々難しくなってきている。電子書籍を買う機会が増えた、そもそも「いらん本」はこれまでもバンバン手放しているので「いる本」だけが本棚に残ってガンガンに煮詰まっている、エロいページをむしゃむしゃ食べる妖怪「春文爺」が住み着いてる等の理由が挙げられるが、本の場合はよっぽどの稀覯書ででもない限り持ってた方がマシだしね。20年前の「GON!」とかも持ってて良かったって未だに思うしね。オチはありません。

 


 

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 kindle unlimitedで『カラテ地獄変牙』読了。14巻一気に読んでしまった。未だに『カラテ地獄変』シリーズのつながりが理解できてないのだが、本作は最終回で「『ボディーガード牙』につづく」みたいな尻切れトンボで終わるのだが、『ボディーガード牙』なる作品は映画くらいしか無い。『続・カラテ地獄変 ボディーガード牙』がそれに当たるんですかね? あと『新カラテ地獄変』と『正編 カラテ地獄変』との関連は…?

 で、『カラテ地獄変牙』。孤児院で育った主人公の山本直人(ファミマガの編集長と同じ名前だな)、通称・牙直人は「人間の性、悪なり!」などと絶望しきった青春時代を過ごすが、カラテ大魔王の大東徹源…まあ要は大山倍達がモデルなのだが、この暴力キチガイに出会ったことで「俺にはカラテしかない!」と開眼。この大東さんにいいようにコキ使われ、ニューヨークのマフィアにつけ狙われたり、独裁国家のクーデターに協力させられたりと何度も死にそうな目に合うが、「どんな危険に出くわしてもカラテが救ってくれる! やっぱり先生はサイコーだぜ!」と最後までゾッコンであり、「お前は次にボディーガードをやれい!」と大東に言われて完となる。

 全編「地獄変」の名にふさわしいすさみっぷりで、「飛び出す目ン玉」と「ムチで打たれる女」が1巻に3回くらいの割合で出てくる。ダイトー・カラテの被害者はたいて高確率で目ン玉をえぐられて再起不能になるし、ハクいスケはムチで打たれてひどい目にあう。本編の残虐描写はこればっかりが何度も繰り返される。そんなにこのシーンがウケてたの?

 なんだかんだで面白く読めてしまうのだが、なんだかんだで「大山倍達アゲ」と「今度封切りされる映画(『地上最強のカラテ』)の宣伝」が全面に溢れていて良いと思いました。どうでもいいけど倍達が負けるマンガとかねぇのかな。力道山ですら負け試合は描かれてたんだけどな。あとマス・オーヤマコイン(仮想通貨)ってどうなったんでしょうか。